増築の可能性と費用を抑えたリフォームプラン:鉄骨造二階建て住宅の改修

増築可能かどうか教えて下さい。一階が月極駐車場(地面はコンクリート)、二階が住居(鉄骨)という造りの家に住んでいます。広さは駐車場は約80坪、住居部分は40坪ほどです。これを一階部分をすべて住居スペースにして二階建て住居にしたいのですが、そのようなことは可能でしょうか?元々子供用に作った家でお風呂がなく(隣の古い母屋のお風呂に入っています)、物置部屋をキッチンにしたりとリフォームしているのですが動線がかなり悪く、建て替えか増築かで悩んでおります。建て替えするには資金面で苦しいためできれば安く済む方法を探しています。素人の考えなのでお恥ずかしいのですが、この文面だけでもしわかれば教えて下さい。補足不明な点が多い中回答ありがとうございます!権利書を見ました。種類:居宅 構:鉄骨造スレート葺 高床式平屋建と書かれていました。

現状の確認と増築の可能性

権利書に「高床式平屋建」と記載されていることから、お住まいは1階部分が基礎の上に高く建てられた構造であることが分かります。これは、増築の可能性を広げる重要なポイントです。しかし、増築が可能かどうかは、以下の点を調査する必要があります。

1. 地盤調査

80坪もの駐車場部分の増築を検討する際には、地盤の強度を専門業者に調査してもらうことが不可欠です。コンクリートの駐車場の下の地盤が、増築による重量に耐えられる強度があるかを確認する必要があります。地盤改良が必要な場合は、予想外の費用が発生する可能性があります。

2. 建築基準法の確認

増築によって建物の延床面積、高さ、容積率などが建築基準法に適合するかどうかを確認する必要があります。特に、隣地との距離や日照権、防火規制などについては、事前に確認が必要です。自治体の建築指導課に相談することで、必要な情報を取得できます。

3. 構造上の問題

既存の鉄骨造二階部分と増築部分の構造的な整合性も重要です。既存の建物と増築部分の接合部分の強度や耐震性などを専門の建築士に確認してもらう必要があります。既存の鉄骨構造が、増築による荷重に耐えられるかどうかを精査する必要があります。

費用を抑えたリフォームプラン

建て替えよりも費用を抑えるためには、増築ではなく、既存の空間を有効活用したリフォームを検討することも有効です。

1. 一階部分のリノベーション

現状の駐車場部分を住居スペースにする増築は、大規模な工事となり高額な費用がかかります。まずは、既存の二階部分と母屋との動線改善、浴室設置、キッチン改修といったリノベーションに焦点を当ててみましょう。

具体的な改修プラン例

* 動線改善:現在、動線が不便とのことですが、間仕切りの位置変更や扉の設置場所の変更、廊下幅の調整などによって、大幅に改善できる可能性があります。
* 浴室設置:二階部分に浴室を設置する計画を立てましょう。既存の配管状況や排水方法などを考慮し、適切な位置を選定します。
* キッチン改修:物置部屋をキッチンにリフォームする際に、収納スペースを確保し、使い勝手の良いキッチンを実現しましょう。
* 断熱・防音対策:高床式のため、断熱と防音対策をしっかり行うことで、快適な住空間を実現できます。

2. 外部空間の活用

駐車場の一部を、ウッドデッキやテラスなどの外部空間として活用するのも良いでしょう。開放的な空間を確保することで、居住空間の狭さを感じさせにくくする効果があります。

専門家への相談

増築やリフォームを検討する際には、建築士や設計士、施工業者など、複数の専門家に相談することが重要です。それぞれの専門家の意見を聞き、最適なプランを選択しましょう。

建築士への相談

建築士は、建築基準法や構造に関する専門知識を持っています。増築の可能性や費用、必要な手続きなどについて、的確なアドバイスを受けることができます。

設計士への相談

設計士は、デザインや空間設計の専門家です。希望する生活スタイルや予算に合わせて、最適な間取りやデザインを提案してくれます。

施工業者への相談

施工業者は、実際に工事を請け負う業者です。見積もりや工事期間、アフターサービスなどについて、具体的な情報を提供してくれます。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

まとめ

増築は高額な費用がかかる可能性があるため、まずは既存の空間を有効活用したリフォームを検討してみましょう。専門家の意見を聞きながら、最適なプランを選択し、快適な住空間を実現してください。 費用を抑えるためには、段階的なリフォームも有効です。例えば、まずは浴室とキッチンの改修を行い、その後、動線改善や断熱・防音対策を行うといった方法もあります。

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