増築か新築か? 築20年弱の義両親宅隣接地に建てる家の最適解を探る

増築か新築か悩んでいます。築20年弱の義両親宅の駐車場スペース(長方形15坪ほど)に1階ガレージ2階LDKとし、義両親宅の2階と繋げる増築にするか(母屋2階には4部屋空部屋があるので)、繋げずに、1階ガレージ2、3階住居の3階建にするか。15坪の3階建だと狭いので坪単価も高くなるだろうと思い前者の案のほうがいいのかなぁとも思っていますが、10年後、20年後と経った後、母屋が古くなったり義両親が亡くなった場合など増築した部分を繋げていると、母屋を取り壊すわけにもいかないだろうなぁとも思ってきました。もし繋げずに新築で建てた場合は20年後とかには母屋のみ取り壊したりできるだろうし。。費用の面でもいろいろかわりますよね?増築した場合と敷地内に新築の場合では固定資産税も変わりますか?すみません、わからないことばかりで。。

増築と新築、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較

ご質問ありがとうございます。築20年弱の義両親宅に隣接する15坪の土地に、新たな住居を建てるか、増築するかでお悩みとのことですね。長期的な視点も踏まえ、増築と新築、それぞれのメリット・デメリットを比較検討していきましょう。

増築のメリット

* コスト削減: 新築に比べて建築費用を抑えられる可能性が高いです。特に、既存の基礎や水道・電気などのインフラを共用できるため、大幅なコストダウンが期待できます。15坪という限られた土地面積では、坪単価の高騰も懸念されますので、この点は大きなメリットとなります。
* 義両親との生活の連携: 2階を繋げることで、義両親との生活の連携がスムーズになります。お互いのサポートもしやすく、安心感が得られます。特に、高齢の義両親と同居する場合には、大きなメリットと言えるでしょう。
* 工期短縮: 新築に比べて工期が短縮される傾向があります。

増築のデメリット

* 将来の自由度が低い: 母屋と増築部分を繋げてしまうと、将来的に母屋を取り壊したり、増築部分のリフォームを自由に実施することが難しくなります。義両親の状況変化やライフスタイルの変化に対応しづらくなる可能性があります。
* 母屋の老朽化リスク: 母屋が老朽化すると、増築部分にも影響が及ぶ可能性があります。修繕費用が嵩む可能性も考慮する必要があります。
* デザインの制限: 既存の建物との調和を考慮する必要があり、デザインの自由度が制限される可能性があります。

新築のメリット

* 将来の自由度が高い: 母屋とは独立した建物となるため、将来的に母屋を取り壊したり、建て替えたり、自由にリフォームできます。ライフスタイルの変化にも柔軟に対応可能です。
* 最新の設備・デザイン: 最新の設備やデザインを取り入れることができます。快適性や省エネルギー性も高めることができます。
* 資産価値の維持: 新築であるため、資産価値の維持が期待できます。

新築のデメリット

* 高コスト: 増築に比べて建築費用が高くなります。土地の取得費用や、基礎工事、上下水道、電気工事など、全て新しく行う必要があります。15坪の3階建てとなると、坪単価の高騰も考慮しなければなりません。
* 工期が長い: 増築に比べて工期が長くなります。
* 義両親との距離感: 完全に独立した建物となるため、義両親との距離感が生まれる可能性があります。

費用と固定資産税について

増築と新築では、建築費用だけでなく、固定資産税にも違いが生じます。増築の場合は、増築部分の評価額が固定資産税の課税対象となります。新築の場合は、新築建物の評価額が課税対象となります。具体的な金額は、建物の規模や構造、土地の評価額などによって異なりますので、税務署や不動産会社に相談することをお勧めします。

建築費用については、それぞれのプランで詳細な見積もりを取り、比較検討することが重要です。複数の建築会社に依頼し、比較することで、最適なプランを見つけることができます。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、このケースは非常に難しい選択です。将来的なリスクと、現在の利便性をどのようにバランスさせるかが重要です。

もし、義両親との同居を重視し、短期的なコスト削減を優先するなら増築が考えられます。しかし、長期的な視点、特に10年後、20年後のことを考えると、新築の方が柔軟性が高く、リスクが少ないと言えるでしょう。

15坪という限られた土地面積では、3階建ての新築は確かに狭く、坪単価も高くなる可能性があります。しかし、将来的な自由度やリスクを考慮すると、新築を選択する価値は十分にあると考えられます。

具体的なアドバイス

1. 複数の建築会社に相談する: 増築と新築、それぞれのプランについて、複数の建築会社から見積もりを取り、費用や工期、デザインなどを比較検討しましょう。
2. 将来のライフプランを明確にする: 10年後、20年後、そしてさらに先の将来を見据え、ご自身のライフプランを明確にしましょう。義両親の健康状態や、ご自身の家族構成の変化なども考慮することが重要です。
3. 土地の有効活用を検討する: 15坪という限られた土地面積を有効活用するため、建築プランだけでなく、庭や駐車場などの配置についても検討しましょう。
4. 専門家(建築士、不動産会社など)に相談する: 専門家の意見を聞き、最適なプランを選択しましょう。固定資産税についても、税理士に相談することをお勧めします。

まとめ

増築か新築かの選択は、費用や工期だけでなく、将来的なライフプランやリスク管理を考慮した上で決定する必要があります。複数の専門家からの意見を聞き、ご自身の状況に最適なプランを選択してください。 じっくり時間をかけて検討し、後悔のない選択をしてください。

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