地震被害を受けたマンションの引渡し:キャンセルと手付金返還の可能性

東京在住です。3月18日引渡し予定のマンションに地震の影響で色々な歪みやヒビが出来ました。 2ヵ月後に補修して引き渡すとのこと。。。今から、キャンセルは出来るでしょうか?また、手付金は戻って来るでしょうか? 3月11日の震災で、引渡しが1週間後に迫っていたマンションに多数、クラックなどができました。 細かなクラックだけなら、まだ諦めて補修後の引渡しに黙って応じたいのですが、角部屋で高層マンションのの3階部分だからかなりの重量がかかったということで、角部分の窓枠のビスが全て飛び、かなりの強度があるはずの窓枠が小さく波打って曲がっていました。 購入時の説明では、震度7までは大丈夫とのことでしたが、今回の震度5強ですでに窓枠が曲がってしまうということは。。。 現在、車で10分くらいの高層マンションに住んでいるのですが、色んな方に聞いても、窓枠が曲がったマンションはまだ聞いた事がありません。 意外に弱いマンションだったのかも、と入居するのも不安になって来ました。 何とか、手付金も戻って来るような交渉は出来ないでしょうか? よろしくお願い致します。

地震被害によるマンション引渡しのキャンセルと手付金返還について

地震によるマンションの損傷で、引渡しのキャンセルと手付金返還を検討されているとのこと、大変お辛い状況ですね。まずは冷静に状況を整理し、対応策を考えていきましょう。 震度5強で窓枠が歪むほどの被害は、通常想定される範囲を超えている可能性が高いです。 購入時の説明と実際の状況の乖離、そして今後の居住の不安についても、正当な懸念と言えるでしょう。

キャンセル可能性の検討

マンションの売買契約は、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)という制度に基づいています。これは、売主は引き渡す物件に瑕疵(欠陥)がないことを保証する責任を負うというものです。今回の地震被害は、この瑕疵担保責任に該当する可能性があります。

重要なのは、損傷の程度とそれが居住に及ぼす影響です。窓枠の歪みだけでなく、他の部分にも深刻な損傷がないか、専門家による調査が必要でしょう。 建築士や不動産鑑定士に依頼し、損傷の程度と安全性を評価してもらうことを強くお勧めします。 その調査結果を基に、売主との交渉を進めることが重要です。

もし、専門家の調査で居住に支障をきたす重大な瑕疵が認められれば、契約解除(キャンセル)が可能になる可能性が高いです。 ただし、契約書の内容をよく確認する必要があります。契約書に「地震による損害は除外する」といった特約がないか確認し、その解釈についても専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

手付金返還の可能性

手付金返還についても、契約内容と損傷の程度によって判断が変わります。

* 契約解除が認められた場合:一般的に、手付金は買い主側に返還されます。ただし、契約書に「違約金として手付金を没収する」といった特約がある場合は、その特約に従う必要があります。
* 契約解除が認められない場合:手付金が返還される可能性は低くなります。しかし、損害賠償請求などを検討できる場合があります。

具体的な交渉ステップ

1. **専門家への調査依頼:** 建築士や不動産鑑定士に依頼し、損傷状況の調査と報告書を作成してもらいます。この報告書は、後の交渉において重要な証拠となります。
2. **売主との交渉:** 調査結果を基に、売主と交渉を行います。 契約解除と手付金返還を求める旨を伝え、冷静かつ明確に主張しましょう。 弁護士に相談し、法的措置を検討することも視野に入れておくべきです。
3. **書面でのやり取り:** 口頭での交渉だけでなく、重要な事項は必ず書面で記録に残しましょう。 メールや書面でのやり取りは、証拠として残すことができます。
4. **必要に応じて法的措置:** 交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談し、法的措置(訴訟など)を検討する必要があります。

インテリア選びと地震対策

今回の経験を踏まえ、今後のインテリア選びにおいても地震対策を考慮することが重要です。

地震に強い家具選び

* **固定できる家具は必ず固定する:** 本棚や食器棚などは、壁に固定することで転倒を防ぎます。
* **低重心で安定感のある家具を選ぶ:** 高さが高く、不安定な家具は避けるべきです。
* **転倒防止器具を活用する:** 市販の転倒防止器具を使用することで、家具の転倒リスクを軽減できます。
* **耐震性のある素材を選ぶ:** 地震に強い素材(例えば、無垢材など)を使用している家具を選ぶのも一つの方法です。

インテリアデザインと地震対策の両立

地震対策を考慮しながらも、理想のインテリアを実現することは可能です。例えば、壁面収納を工夫することで、収納スペースを確保しつつ、地震対策も強化できます。 また、家具の配置を工夫することで、通路を確保し、地震発生時の避難を容易にすることもできます。

専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターや建築士に相談することで、地震対策とデザイン性を両立したインテリアを実現できます。専門家のアドバイスを受けることで、より安全で快適な住空間を手に入れることができるでしょう。

まとめ

地震被害によるマンションの引渡しに関して、キャンセルと手付金返還は、専門家の調査結果と契約内容によって判断されます。冷静に状況を分析し、適切な対応を取ることで、最善の結果を得られるよう努めましょう。 また、今回の経験を活かし、今後のインテリア選びにおいても地震対策を考慮することで、安全で快適な住まいを実現してください。

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