地震後の90代のおじいちゃんへの対応:繰り返される質問と死の言及への対処法

90代のおじいちゃんについてです。11日の地震で私の地域は直後から停電していました。電車通勤の親は帰ってこれるわけがなく、近くに住んでるおじいちゃんを弟と一生懸命探して家に連れてきて一緒に過ごしました。コンビニに食料を買いにいったり、懐中電灯や電池や毛布をかき集めたり、親と連絡をとったり、大地震といつまで続くのかわからない停電なんて初めてでとにかく必死。頼るより私がしっかりしないと、という気持ちでいっぱいでした。体質的に緊張すると手足が冷え、弱音を吐いたら泣き出しそうな状態でした。そんな時暗闇の中、おじいちゃんに「お父さんとお母さん帰って来れないの?」と言われたので「電車が動いてないから帰れないって」と返すと「えぇ!そりゃ大変だ」と言うのですが、またすぐに「お父さんとお母さん帰って来れないの?」と続くのです。何度も同じことを数分置きに言われるのでイライラしてしまいました。停電中は弟が上手くフォローしてくれたのですが、停電が直ってホッとしたら頭痛や気持ち悪さが寝不足のせいで襲ってきて自分の部屋で休むと、「2人が働いて疲れてるのに俺一人何もせず座っていて申し訳ない、帰りたい」と言い始めました。弟と一緒に「まだ余震も数分置きにくるし、心配だからこの家にいて欲しい。家族なんだから気にする必要ないんだよ」と伝えても「俺なんかもう生きていない方がいい」と言います。そしてなかなか言うことを聞いてくれなくなります。「いい加減にしてよ!心配だから家にいて欲しいの!黙ってよ!」と叫びたくなりました。そんな自分が情けないです…おじいちゃんのことはとっても大好きなので。同じ質問を繰り返し、最終的には死にたいと言うお年寄りにどう対処したらいいのでしょうか?よい方法を教えて下さい

地震と停電による高齢者の不安:認知機能と精神状態への影響

90代のおじいさまは、地震とそれに伴う停電という非常事態の中で、強い不安や混乱を経験されたと考えられます。高齢者、特に認知機能の低下が見られる方は、突発的な出来事や環境の変化に敏感に反応し、精神的なストレスを受けやすい傾向があります。繰り返される「お父さんとお母さんは?」という質問は、不安定な状況下での認知機能の低下や、状況把握の困難さを示唆している可能性があります。また、「生きている方がいい」という発言は、深刻な絶望感や無力感を表していると考えられます。

高齢者のケア:具体的な対処法とコミュニケーションのポイント

このような状況下では、まず落ち着いて対応することが重要です。ご自身も大変な状況の中、おじいさまへの対応に追われ、ストレスが蓄積していることは想像に難くありません。まずは、ご自身の心身のケアを優先し、必要であれば家族や友人、専門機関に相談することをお勧めします。

1. 繰り返される質問への対応

同じ質問を繰り返すのは、認知機能の低下や不安によるもので、おじいさまの意思表示ではありません。イライラする気持ちは理解できますが、「お父さんとお母さんは電車が動いていないから、もう少しで帰ってくるよ」と優しく、そして何度も繰り返して説明してあげましょう。焦らず、ゆっくりとしたトーンで、簡潔な言葉で伝えることが大切です。 言葉だけでなく、手を握ったり、優しく肩を叩いたりするなどの身体的な接触も、安心感を与える効果があります。

2. 死の言及への対応

「生きている方がいい」という発言は、深刻な状況を示唆しています。しかし、「そんなこと言わないで」と否定するのではなく、「大変だったね。怖かったね。」と共感することが重要です。おじいさまの気持ちを理解し、受け止める姿勢を示すことで、安心感を与えられます。 さらに、具体的な行動を促すことで、前向きな気持ちに導くことができます。「一緒にテレビを見ようか」「温かいお茶を飲もうか」など、具体的な提案をすることで、おじいさまの気持ちを落ち着かせ、現実の世界に戻す手助けができます。

3. 環境調整による安心感の提供

停電後、落ち着いて過ごせる環境を整えることも大切です。明るく、温かい空間を作ることで、おじいさまの不安を軽減することができます。懐中電灯やろうそくの灯りを活用したり、毛布などを用意して暖かく過ごせるように配慮しましょう。また、なじみのある写真や思い出の品を近くに置いておくことで、安心感を与えることができます。

4. 専門機関への相談

状況が改善しない場合、またはご自身だけで対応が困難な場合は、専門機関への相談を検討しましょう。地域包括支援センターや高齢者相談窓口、精神科医などに相談することで、適切なアドバイスやサポートを受けることができます。 特に、認知症の疑いがある場合は、専門医による診察を受けることが重要です。

地震後の生活:高齢者と家族の心のケア

地震などの災害時は、高齢者だけでなく、家族も大きなストレスを抱えます。ご自身も心身ともに疲れている状態ですので、無理をせず、家族や友人、専門機関の力を借りることを躊躇しないでください。

家族間のコミュニケーション

家族間でのオープンなコミュニケーションも重要です。弟さんとの連携は既に取れていますが、互いの負担を共有し、協力し合う体制を築きましょう。お互いの気持ちを理解し、支え合うことで、困難な状況を乗り越えることができます。

セルフケアの重要性

ご自身のケアも忘れずに行いましょう。十分な睡眠を取り、バランスの良い食事を摂り、適度な運動をすることで、心身の健康を維持することができます。必要に応じて、休息を取ることも大切です。

まとめ:高齢者の不安への共感と具体的な支援

90代のおじいさまへの対応は、大変な状況下でのことですが、おじいさまの不安を理解し、共感することが最も重要です。繰り返される質問には丁寧に答え、死の言及には寄り添い、具体的な行動を促すことで、おじいさまの安心感を高めることができます。そして、ご自身も無理をせず、家族や専門機関の力を借りながら、乗り越えていきましょう。

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