地震に強い賃貸マンションでの暮らし方:家具の固定と防災対策

地震に強い家作りってありますか? 実家が3月の震災で被災して全壊し、考えるようになりました。 部屋の片付けや断捨離、シンプルライフが流行っているのに、災害に強い家作りについては情報が少ないですよね。 そういうサイトや本ってないのでしょうか。 自分なりに調べましたが、情報が古く実家や1人暮らしの私の家には使えないものばかりでした。 シンプルライフや片付けなども震災に便乗して物を減らして被害を軽くしようと提唱する人が多いですが、物が少なくて低い家具しかない私の家でも被害があったので物を減らすだけで被害は絶対防げないと思っています。 むしろ棚がスカスカで中身があまり入っていないからこそ倒れて怪我しました。(揺れで家具がばんばん跳ねた) 賃貸住宅なので、接着剤で固定は無理です。料理もするし服もあるから、某漫画家みたいに机しかない部屋にするのも無理です。 賃貸の高層マンションに住んでいます。補足捨てるのが確かに一番ですが、図書館から借りた本を一時期的に保管するための物と、客が長期間泊まりに来た時に使う棚なのでこれだけは捨てるのが難しいです。

地震対策の重要性と誤解

近年、地震の発生頻度が高まっていることから、地震対策はもはや個人の努力だけでなく、社会全体で取り組むべき課題となっています。 「物が少ない方が安全」という考え方は、必ずしも正しくありません。 むしろ、棚が空っぽで軽い状態だと、地震の揺れによって簡単に転倒し、思わぬ怪我につながる危険性があります。 ご自身の経験からも、その危険性がよくわかりますね。 大切なのは「物の量」ではなく、「家具の固定と配置」です。

賃貸マンションでの地震対策:具体的な方法

賃貸マンションでは、壁に穴を開けたり、接着剤を使用したりすることが制限されているため、地震対策は工夫が必要です。 しかし、諦める必要はありません。 いくつか効果的な方法があります。

1. 家具転倒防止グッズの活用

市販されている家具転倒防止グッズは、賃貸でも安心して使える手軽な対策です。

  • 突っ張り棒:本棚や食器棚の上部に突っ張り棒を取り付けることで、転倒を防止できます。 様々な長さの突っ張り棒があるので、家具のサイズに合わせて選びましょう。 突っ張り棒は、地震の揺れを吸収する効果も期待できます。
  • 粘着マット:家具の脚の裏に粘着マットを貼ることで、滑りを防ぎ、転倒を防ぐ効果があります。 粘着力が強いものを選び、定期的に貼り直すことをおすすめします。
  • 家具固定ベルト:家具と壁を固定するベルトです。 壁に傷をつけずに使用できるタイプもあります。 特に、重い家具や背の高い家具には必須です。
  • 震度調整機能付き家具:近年、地震対策を施した家具も増えてきました。購入時には、震度調整機能などを確認してみましょう。

これらのグッズは、ホームセンターや100円ショップなどで手軽に購入できます。 ご自身の家具のサイズや重さ、設置場所などを考慮して、適切なグッズを選びましょう。

2. 家具の配置とレイアウトの見直し

家具の配置も地震対策に大きく影響します。

  • 重い家具は低い位置に:重い家具は、低い位置に配置し、安定性を高めることが重要です。 地震の際に倒れやすい高い位置には、軽いものを置くようにしましょう。
  • 通路を確保する:家具を配置する際には、通路を確保し、地震発生時にスムーズに避難できるよう配慮しましょう。 通路に物が散乱していると、避難が困難になります。
  • 食器棚の中身を工夫する:食器棚は、地震で倒れやすい家具の一つです。 食器を整理整頓し、重い食器は下の段に、軽い食器は上の段に配置することで、重心を低く保ち、転倒を防ぐことができます。 また、食器同士がぶつからないように、緩衝材などを活用するのも効果的です。

3. 普段からの備え

地震対策は、家具の固定だけではありません。 普段からできる備えも重要です。

  • 非常用持ち出し袋の準備:非常食、水、懐中電灯、ラジオ、救急箱などを用意しておきましょう。 定期的に点検し、賞味期限切れの食品などは交換しましょう。
  • 家具の固定状態の確認:定期的に家具の固定状態を確認し、緩んでいる場合は、すぐに補修しましょう。 特に、地震が多い地域にお住まいの方は、こまめな点検が重要です。
  • 家族との避難計画:家族で避難場所や避難経路を確認しておきましょう。 小さいお子様がいる家庭では、避難訓練を行うことも有効です。

4. 専門家への相談

どうしても不安な場合は、専門家(建築士や防災士など)に相談することも有効です。 専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な地震対策を行うことができます。

図書館の本と来客用棚の対策

図書館から借りた本と来客用棚は、捨てるのが難しいとのことですが、これらのアイテムについても地震対策が必要です。

  • 本棚の固定:本棚は、地震で簡単に倒れるため、しっかり固定することが重要です。 突っ張り棒や家具固定ベルトなどを活用しましょう。 また、本を詰め込みすぎず、余裕を持たせて収納することで、転倒しにくくなります。
  • 来客用棚の軽量化:来客用棚は、普段は使用頻度が低いので、必要最低限のものを収納するようにしましょう。 収納物を減らすことで、棚の重さを軽くし、転倒リスクを軽減できます。
  • 収納場所の工夫:来客用棚を壁際に設置し、転倒しても人に当たらないように工夫しましょう。 また、棚の後ろにクッション材を置くことで、転倒時の衝撃を吸収することができます。

まとめ:安心安全な住まいづくり

地震対策は、決して「防災グッズを揃えること」だけではありません。 家具の配置、収納方法、そして日々の備えなど、様々な要素が絡み合っています。 今回ご紹介した方法を参考に、ご自身の状況に合わせた地震対策を行い、安心安全な住まいづくりを目指しましょう。 賃貸マンションでも、適切な対策を行うことで、地震リスクを大幅に軽減することができます。

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