団地和室のカビ対策:結露を防ぎ、快適な空間を手に入れる方法

家のカビ対策について。団地住まい、北東にある和室にカビが発生していました。(その他の部屋は大丈夫でした)2階の角部屋、北側が押入で外壁になり、東側が団地の廊下なのですがホールになってるため日は入りません。掃除はこまめにしていたし、寝室でしか使用しない部屋で暖房も使用していなかったので、たぶんここ最近の寒暖の差で一気に生えたのかと思います。普段換気は掃除機をかける時、リビングへの通路も兼ねている和室なので、その時に扉を開ける程度だったのが原因かと思います。一度全て掃除をしたんですが、今後のカビ対策をどうするべきか思案しております。すのこを敷いて、除湿剤を何ヵ所か設置、壁につけないように物をしまいました。あとはこまめに換気をしようかと思ってますが、変な作りで三枚襖なんですが一枚しか完全に開け放せません。それだとなかなか換気はしにくいかと思って、思いきってカーテンにしようかと思いますがどうでしょうか?それ以外にカビ(結露)対策があれば併せて教えてください。(因みにエアコンがついてない部屋で、除湿器が効果があるなら購入も検討しています)

北東向きの和室に発生したカビの原因と対策

北東向きの和室、特に日当たりが悪く、外壁に接する角部屋は結露が発生しやすく、カビの温床になりやすい環境です。ご指摘の通り、寒暖差もカビの発生を促進する要因となります。掃除の頻度や暖房の使用状況から、カビ発生の直接的な原因は換気の不足結露であると考えられます。三枚襖の一枚しか開けられない構造も換気を阻害している大きな要因でしょう。

1. 換気改善:襖からカーテンへの変更は有効

現状の三枚襖では十分な換気が難しいとのことですので、カーテンへの変更は有効な対策です。カーテンであれば、簡単に開閉でき、空気の循環を促せます。遮光性が高いカーテンは結露を促進する可能性があるので、通気性の良い、レースカーテンなどを併用することをおすすめします。

2. 除湿対策:除湿剤と除湿機の併用

すのこを使用し、除湿剤を設置されているのは良い対策です。しかし、和室の広さや湿気の程度によっては、除湿剤だけでは不十分な場合があります。除湿器の導入を強くおすすめします。除湿器は、空気中の水分を効率的に除去し、結露の発生を抑える効果があります。特に、梅雨時期や冬場など、湿気が高まる時期には効果を発揮します。

3. 断熱対策:窓の断熱フィルムやカーテン

窓からの冷気は結露の大きな原因となります。窓に断熱フィルムを貼ることで、窓ガラスの温度上昇を抑え、結露の発生を抑制できます。また、厚手のカーテンも断熱効果があり、冷気の侵入を防ぎます。

4. 壁面対策:通気性の確保

壁面に物が密着していると、湿気がこもりやすくカビが発生しやすくなります。壁から離して収納するだけでなく、壁と家具の間に隙間を作ることで通気を確保しましょう。

5. 定期的な清掃:カビの早期発見と除去

カビは一度発生すると、除去が難しくなります。定期的な清掃を行い、カビの早期発見と除去に努めましょう。掃除機だけでなく、カビ取り剤を使用し、徹底的に清掃することが重要です。特に、押し入れ内部や、窓枠、襖のレールなどの湿気が溜まりやすい場所は念入りに清掃してください。

6. その他の対策:湿度計の設置

室内の湿度を常に把握することで、適切な換気や除湿を行うことができます。湿度計を設置し、湿度が高い場合は、換気や除湿を強化しましょう。湿度計は、アナログ式でもデジタル式でも構いませんが、デジタル式の方が正確な数値が得られます。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から、さらに効果的な対策をいくつかご提案します。

* **換気扇の設置**: 現状の換気方法では不十分なため、壁に換気扇を設置することを検討しましょう。特に浴室乾燥機能付きの換気扇は、除湿効果も期待できます。
* **断熱材の追加**: 外壁からの冷気を遮断するために、壁内に断熱材を追加するリフォームを検討するのも有効な手段です。費用はかかりますが、長期的には結露対策として非常に効果的です。
* **建物の構造調査**: もし、建物の構造に問題があり、結露しやすい構造になっている可能性もあります。専門業者に建物調査を依頼し、根本的な原因を特定することも重要です。

実践的なステップ

1. **カーテンへの変更**: まず、襖をカーテンに変更し、換気を改善しましょう。通気性の良いカーテンを選びましょう。
2. **除湿器の購入**: 除湿器を購入し、室内の湿度管理を行いましょう。コンプレッサー式とデシカント式がありますが、梅雨時期など湿度の高い時期にはコンプレッサー式、冬場など低温下でも除湿効果が高いデシカント式がおすすめです。
3. **定期的な清掃**: 少なくとも月に一度は、和室全体を丁寧に清掃しましょう。カビを発見したら、すぐにカビ取り剤を使用し、除去しましょう。
4. **湿度計の設置**: 湿度計を設置し、室内の湿度を常にチェックしましょう。
5. **専門家への相談**: 状況が改善しない場合は、建築士や不動産会社などに相談し、専門家のアドバイスを受けましょう。

これらの対策を組み合わせることで、和室のカビ問題を効果的に解決できる可能性が高まります。

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