和室を洋室風にアレンジしたい、というお気持ち、よく分かります!畳の上にジョイントマットを敷くという試みもされていますが、障子や押入れの存在感が強く、なかなか洋風の雰囲気に近づけられない、とお悩みですね。特に、観音開きの押入れは和室特有の造りで、アレンジが難しい部分かもしれません。
今回は、障子と観音開きの押入れを活かしつつ、和室を洋室風にアレンジする方法をご紹介します。既存の建具を活かすことで、リフォーム費用を抑えつつ、理想の空間を実現できますよ。
Contents
1. 障子のアレンジ:和の要素を活かした洋風インテリア
障子は、和室の象徴的な存在ですが、適切なアレンジを加えることで、洋風インテリアにも溶け込ませることができます。完全に撤去してしまうのではなく、和の要素を活かしたアレンジを検討してみましょう。
- 障子の張り替え: 半透明のガラスフィルムや、すりガラス調のフィルムを貼ることで、光を通しつつ、和の雰囲気を軽減できます。柄付きのフィルムを選べば、より個性的な空間を演出できます。例えば、北欧風の柄や、シンプルな幾何学模様など、洋風のテイストに合うものを選びましょう。
- 障子の塗装: 障子の枠を白やベージュ、グレーなどの淡い色に塗装することで、より洋風な印象になります。枠の色を変えるだけで、驚くほど雰囲気が変わります。塗装はDIYでも可能ですので、コストを抑えたい方にもおすすめです。
- カーテンの活用: 障子の前にレースカーテンや、遮光カーテンを取り付けることで、和の雰囲気を隠すことができます。カーテンの色や素材を変えることで、様々な雰囲気を演出できます。例えば、ナチュラルなリネン素材のカーテンは、落ち着いた雰囲気を作り出し、明るい色のカーテンは、空間を明るく見せます。
- 障子の部分的な撤去: 障子の枠を残し、一部の障子を撤去して、代わりにガラスやミラーを設置するのも良い方法です。光を取り込み、空間を広く見せる効果があります。ただし、構造上の問題がないか、事前に確認が必要です。
2. 押入れの改造:収納を最大限に活かす工夫
観音開きの押入れは、洋室ではあまり見かけない構造ですが、工夫次第で魅力的な収納スペースに変身させることができます。
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- 扉の交換: 観音開きの扉を、洋風のデザインの引き戸や、クローゼット用の扉に交換することで、一気に洋風な印象になります。既製品の扉を取り付けることもできますし、オーダーメイドでオリジナルの扉を作ることも可能です。扉の色や素材を、部屋全体のインテリアに合わせて選びましょう。
- 内部の整理整頓: 押入れの中を整理整頓し、収納用品を統一することで、見た目も美しくなります。収納ボックスや棚などを活用し、洋服や小物などを綺麗に収納しましょう。透明な収納ボックスを使えば、中身が見えて取り出しやすくなります。
- 間仕切りとして活用: 押入れをクローゼットとして使うだけでなく、間仕切りとして活用することもできます。カーテンやパーテーションなどを設置することで、空間を区切り、より使い勝手の良い部屋になります。例えば、寝室とワークスペースを分けるなど、用途に合わせて使い分けができます。
- DIYで棚を設置: 押入れの中に棚を設置することで、収納力をアップさせることができます。DIYで棚を作ることで、コストを抑えつつ、自分好みの収納スペースを作ることができます。ホームセンターなどで木材や金具を購入し、簡単に作ることができます。
3. その他のインテリア工夫:全体的な雰囲気作り
障子と押入れのアレンジに加え、以下の工夫も効果的です。
- 床材の変更: 畳の上に敷いたジョイントマットだけでは、和室感が残る可能性があります。フローリングに張り替えるか、カーペットを敷くことで、より洋風な雰囲気になります。フローリングの色は、部屋全体の雰囲気に合わせて選びましょう。明るい色のフローリングは、空間を広く見せる効果があります。
- 家具の配置: 洋風のソファやテーブル、チェアなどを配置することで、より洋風な空間になります。家具の色や素材も重要です。例えば、木製の家具は、ナチュラルな雰囲気を作り出し、金属製の家具は、モダンな雰囲気を作り出します。家具の配置は、部屋の広さや使い勝手などを考慮して決めましょう。
- 照明の工夫: 洋風の照明器具を取り付けることで、より洋風な雰囲気になります。ペンダントライトやスタンドライト、間接照明などを活用することで、様々な雰囲気を演出できます。照明の色温度も重要です。暖色系の照明は、リラックスできる雰囲気を作り出し、白色系の照明は、作業に集中できる雰囲気を作り出します。
- 壁の色: 壁の色を変えることで、部屋全体の印象を大きく変えることができます。白やベージュ、グレーなどの淡い色は、空間を広く見せる効果があります。アクセントとして、一部の壁を濃い色に塗装するのも良いでしょう。ただし、色の組み合わせには注意が必要です。専門家に相談するのも良い方法です。
- グリーンの導入: 観葉植物などを置くことで、よりリラックスできる空間になります。植物の種類や大きさ、配置によって、様々な雰囲気を演出できます。植物は、空気清浄効果もあるため、健康にも良い影響を与えます。
4. 専門家の意見
インテリアコーディネーターの山田先生に、和室の洋風アレンジについてアドバイスをいただきました。
「和室を洋室風にアレンジする際には、既存の建具を活かすことが重要です。完全に撤去してしまうと、コストがかかるだけでなく、部屋の構造にも影響が出る可能性があります。今回のケースでは、障子や押入れを活かしつつ、色や素材、照明などを工夫することで、費用を抑えつつ、理想の空間を実現できるはずです。ただし、DIYに不安がある場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。」
まとめ
和室を洋室風にアレンジするには、障子や押入れをどのように扱うかが鍵となります。今回ご紹介した方法を参考に、少しずつアレンジを進めていきましょう。焦らず、自分らしい空間作りを目指してください。そして、完成した空間で、快適な生活を送ってください。