和室の結露とカビ対策:家族5人での生活における具体的な解決策

結露とかび 和室(6畳)で、家族5人で寝ていますが、その部屋の結露がひどく、毎朝雑巾で拭いているのですが、窓と障子の間の木枠にカビが生えてしまいました。子どもがまだ小さいので、部屋を除湿機やエアコンをかけてまでは乾燥させたくありません。ちなみに、窓は断熱2重サッシ、24時間喚起もついてますが、この結露。昼間は働いているので、窓を開けての喚起も難しく、すでに生えてしまっている木枠のカビも日に日に増えているような気がします。どなたかいい方法ありませんか?教えてください。

深刻な和室の結露問題とカビ発生:原因と対策

6畳の和室に家族5人で寝泊まりされているとのこと、大変な状況ですね。断熱2重サッシや24時間換気システムを採用されているにも関わらず結露が発生し、カビまで繁殖しているのは、室内の湿度が高すぎること、そして換気が不十分であることが大きな原因と考えられます。小さなお子さんを抱えているため、除湿機やエアコンの使用を控えたいというご事情も理解できます。そこで、お子さんの健康にも配慮した、具体的な対策をいくつかご提案させていただきます。

結露とカビを防ぐための具体的な対策

1. 換気方法の見直し:24時間換気システムの確認と補助換気

24時間換気システムは設置されていますが、その換気量が適切かどうかを確認することが重要です。フィルターの目詰まりや、システム自体の故障によって換気能力が低下している可能性があります。まずは、システムの点検・清掃を行い、必要であれば業者に修理を依頼しましょう。

さらに、24時間換気だけでは不十分な場合、窓を開けての換気を積極的に行いましょう。昼間は難しいとのことですが、朝と夕方の短時間でも窓を開けて換気をすると効果があります。特に、朝は窓ガラスについた結露を拭き取る前に換気することで、室内の湿度を下げることができます。 換気する際は、風通しの良い時間帯を選び、窓を2箇所以上開けて空気の流れを作るようにしましょう。

2. 寝具の工夫:通気性の良い寝具の選択

家族5人で寝ていると、寝具からの湿気も無視できません。布団やマットレスは、通気性の良い素材を選び、こまめな布団干しを行いましょう。除湿シートを使用するのも有効です。湿気を吸収し、乾燥を促進する効果があります。

3. 室内湿度管理:除湿剤や吸湿材の活用

除湿機やエアコンの使用を避けたいとのことですが、除湿剤や吸湿材を活用することで、室内の湿度をある程度コントロールできます。市販されている除湿剤や、珪藻土の吸湿マットなどを活用してみましょう。特に、押入れやクローゼットなどの収納スペースに置くことで、衣類のカビ防止にも繋がります。ただし、これらの方法はあくまで補助的な手段であり、根本的な解決にはなりません。

4. カビ対策:すでに発生したカビの除去と予防

すでにカビが発生している木枠は、まずはブラシなどでカビを取り除きましょう。その後、市販のカビ取り剤を使用し、丁寧に清掃します。ただし、小さなお子さんやペットがいる場合は、安全性の高い商品を選び、換気を十分に行いながら作業することが大切です。カビ取り後は、防カビ剤を塗布して再発防止に努めましょう。

5. 断熱性の向上:窓の断熱対策の強化

断熱2重サッシとはいえ、窓からの熱の逃げ込みや結露は避けられません。窓際に断熱カーテンや断熱シートを取り付けることで、さらに断熱効果を高めることができます。これにより、室温の低下を防ぎ、結露の発生を抑制する効果が期待できます。

6. 家具の配置:家具の配置を見直す

家具の配置によっては、空気の循環が悪くなり、結露が悪化することがあります。壁際に家具を詰め込みすぎず、空気の通り道を確保しましょう。

7. 専門家への相談:状況によっては専門家の意見を聞く

改善が見られない場合は、建築業者や専門家(例えば、住宅診断士など)に相談することをお勧めします。原因を特定し、より適切な対策を提案してもらえます。

専門家の視点:住宅診断士からのアドバイス

住宅診断士の視点から見ると、今回のケースは、換気不足と室内の湿度上昇が主な原因と考えられます。24時間換気システムが機能しているかどうかの確認、そして、家族5人が寝ていることによる湿気発生量の多さを考慮した対策が必要になります。 断熱性能の高い窓を採用されているとはいえ、窓枠部分の断熱性能が低い可能性も考えられます。窓枠の気密性を高めるリフォームも検討の余地があります。

まとめ:継続的な対策が重要

結露とカビ対策は、一度で解決するものではなく、継続的な努力が必要です。今回ご紹介した対策を、状況に合わせて組み合わせて実践することで、和室の結露とカビ問題を改善できるはずです。お子さんの健康のためにも、快適な住環境を保つよう努めましょう。

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