和室の畳の沈み込み対策!フリーラックによるへこみを解消する方法

フリーラック(5段)で畳が沈んでしまうのですが対処方を教えてください。和室でフリーラックを使っているのですが、デスクパソコンやプリンター等少々重さのある物を乗せていたせいで、畳にフリーラックの足の跡が減り込んでしまいました。インテリアフェルトで試してみたのですが、重さでフェルトが潰れて変わらず畳が沈んでしまいます。減り込みを何とかしたいのですが、どうすれば良いでしょうか。ご意見・アドバイスをよろしくお願いします。

畳の沈み込みの原因とフリーラックの選び方

和室でフリーラックを使用する際に畳が沈んでしまう原因は、主に以下の2点です。

  • フリーラックの重量と設置場所のバランス:フリーラック自体が重く、そこにパソコンやプリンターなどの重量物を載せると、畳への負担が大きくなります。特に、畳の強度が低い場所や、古い畳の場合、沈み込みやすいです。
  • フリーラックの脚部の形状と素材:脚部の面積が小さく、点で荷重がかかるタイプのフリーラックは、畳への負担が集中しやすく、沈み込みの原因となります。また、脚部の素材が硬い場合も、畳へのダメージが大きくなります。

対策として、まずはフリーラックの選び方を見直すことが重要です。

  • 脚部の面積が広いフリーラックを選ぶ:脚部の面積が広いと、荷重が分散され、畳への負担を軽減できます。できれば、幅広の脚キャスター付きで重量を分散できるタイプを選ぶのがおすすめです。キャスター付きの場合は、床への傷防止のため、キャスターにフェルトなどを貼ることを忘れずに。
  • 重量に耐えられる丈夫なフリーラックを選ぶ:耐荷重を確認し、収納する物の総重量よりも余裕のあるものを選びましょう。安価なフリーラックは耐荷重が低い場合があるので注意が必要です。
  • 素材に配慮する:木製や金属製のフリーラックは、重量があるため畳への負担が大きくなります。軽量な素材のフリーラックを選ぶか、あるいは、重量を分散できる工夫を施す必要があります。

畳の沈み込みを解消するための具体的な対策

既に畳が沈んでしまっている場合は、以下の対策を試してみましょう。

1. 沈み込み部分の補修

畳のへこみが軽度であれば、以下の方法で補修できます。

  • 湿布で水分補給:畳表に霧吹きで軽く水を吹きかけ、湿らせたタオルを数時間置いて、畳の繊維を膨張させます。ただし、やりすぎるとカビの原因になるので注意が必要です。効果がない場合は、次の方法を試しましょう。
  • 畳の修復キットを使用:ホームセンターなどで販売されている畳の修復キットを使用します。これらは、へこんだ部分を押し上げて修復するものです。説明書をよく読んでから使用しましょう。
  • 専門業者に依頼:へこみが大きい場合や、自分で修復するのが難しい場合は、畳の専門業者に依頼しましょう。専門業者であれば、適切な修復方法を提案してくれます。

2. フリーラックの設置方法を見直す

フリーラックの設置方法を見直すことで、畳への負担を軽減できます。

  • 硬質素材の敷物を敷く硬質ゴムシート厚手の硬質プラスチック板などをフリーラックの下に敷くことで、荷重を分散し、畳への負担を軽減できます。ただし、床に傷がつかないよう、シートと床の間にフェルトなどを挟むことをお勧めします。 この方法は、フェルトだけでは効果がなかったという質問者様にとって有効な手段です。
  • 分散荷重のための工夫:フリーラックの脚部に追加の支えを作ることで、荷重を分散できます。例えば、脚の間に小さな木材などを挟んで、接地面積を広げる方法があります。ただし、フリーラックの構造によっては、不安定になる可能性があるので注意が必要です。
  • 重量物の配置を見直す:重いものは、フリーラックの下部に配置し、上部には軽いものを配置することで、バランスを調整できます。また、収納する物の総重量を減らすことも重要です。

3. 畳替えを検討する

畳のへこみが深刻な場合は、畳替えを検討する必要があります。畳替えは、費用はかかりますが、和室の雰囲気を大きく変えることができ、快適な空間を取り戻すことができます。

  • 畳の種類を選ぶ:畳には様々な種類があり、耐久性や価格が異なります。専門業者に相談して、最適な畳を選びましょう。耐久性の高い畳を選ぶことで、将来的な沈み込みを防ぐことができます。
  • 予算と相談:畳替えには費用がかかります。予算に合わせて、適切な方法を選びましょう。部分的な交換も可能です。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、和室にフリーラックを設置する際のポイントをいくつかご紹介します。 「和室にフリーラックを設置する際は、畳への負担を軽減することが非常に重要です。そのため、フリーラックの選び方や設置方法を慎重に検討する必要があります。特に、重量物を収納する場合は、耐荷重の高いフリーラックを選び、硬質素材の敷物を敷くなど、畳への負担を軽減するための工夫が必要です。もし、既に畳が沈んでしまっている場合は、専門業者に相談し、適切な修復方法を検討することをお勧めします。」

まとめ:畳と仲良く暮らすための工夫

和室の畳は、日本の伝統的な空間を演出する大切な要素です。フリーラックを使用する際には、畳への負担を考慮し、適切な対策を行うことで、長く美しい和室を保つことができます。この記事で紹介した方法を参考に、快適な和室空間を実現してください。

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