和室の畳からフローリングへのリフォーム:手順と費用、注意点

和室の畳をフローリングにする場合、どんな工事をどんな手順でするのでしょうか?出来るだけ詳しく、分かりやすく教えて下さい。素人なので、専門用語があれば出来るだけ説明していただけると助かります。

この記事では、和室の畳をフローリングにリフォームする場合の手順、費用、そして注意点について、素人の方にも分かりやすく解説します。専門用語についても可能な限り丁寧に説明していきますので、安心して最後まで読んでください。

1. 事前準備:リフォーム計画と業者選び

1-1. 現状の確認とリフォーム計画

まず、リフォームする和室の現状を正確に把握することが重要です。畳の枚数、部屋の広さ、窓や壁の位置、既存の建具(ふすまや障子など)の状態などをしっかり確認しましょう。 写真やスケッチを撮っておくと、業者との打ち合わせがスムーズに進みます。 同時に、どのようなフローリングにしたいか、予算はどのくらいか、などを明確にしましょう。 例えば、フローリングの種類(無垢材、複合材など)、色、質感、予算などを具体的に決めておくと、業者とのコミュニケーションが円滑になります。

1-2. 複数の業者に見積もり依頼

複数のリフォーム業者に見積もりを依頼することが重要です。少なくとも3社以上から見積もりを取り、比較検討することで、適正価格を把握し、信頼できる業者を選ぶことができます。「いろのくに」では、信頼できる提携業者をご紹介することも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。見積もり依頼時には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • リフォームする部屋の広さ
  • 希望するフローリングの種類(材質、色、柄など)
  • 既存の建具の処理方法(撤去、再利用など)
  • 下地処理の方法
  • その他要望(例えば、断熱材の追加など)

2. 工事手順:畳撤去からフローリング施工まで

2-1. 畳の撤去

まず、既存の畳を丁寧に撤去します。畳は、畳表(表面)、畳床(芯材)、畳縁(ヘリ)の3層構造になっています。畳表と畳縁は廃棄しますが、畳床は再利用できる場合があります。業者によっては、畳床の再利用を提案してくれるかもしれません。

2-2. 下地処理

畳を撤去した後の床は、土間になっている場合が多いです。この土間の上に直接フローリングを施工することはできません。そのため、適切な下地処理が必要です。一般的な下地処理としては、以下の手順が挙げられます。

  • 根太(ねだ)の設置:床の高さを調整し、強度を高めるために、根太と呼ばれる木材を一定間隔で設置します。これは、フローリングの安定性を保つために非常に重要です。
  • 合板の張り:根太の上に、合板を張ります。合板は、フローリングの支持材として機能し、平坦な面を作ります。合板の種類や厚さによって、強度やコストが異なります。
  • 防湿シートの施工:合板の下に防湿シートを敷くことで、湿気による腐敗を防ぎます。特に、湿気の多い和室では、防湿シートの施工は必須です。
  • 断熱材の施工(オプション):床からの冷気を防ぐために、断熱材を追加することもできます。断熱材の種類は様々で、グラスウール、発泡ウレタンなどがあります。

2-3. フローリングの施工

下地処理が完了したら、いよいよフローリングの施工です。フローリングの種類によって施工方法は異なりますが、一般的には、専用の接着剤を使用して、合板の上にフローリングを張っていきます。 この際、隙間なく綺麗に張ることが重要です。 専門の職人が丁寧に施工することで、美しい仕上がりになります。

2-4. 巾木(はばき)の取り付け

フローリングの施工が完了したら、壁とフローリングの境目に巾木を取り付けます。巾木は、フローリングの保護や、部屋全体の美観を向上させる役割を果たします。

2-5. その他の仕上げ

必要に応じて、建具の交換や、壁・天井のクロス張り替えなども行います。 和室から洋室へのリフォームでは、これらの仕上げも重要になります。

3. 費用と期間

リフォーム費用は、部屋の広さ、使用するフローリングの種類、下地処理の状況、その他追加工事の有無などによって大きく異なります。 一般的な目安としては、畳の撤去からフローリング施工までで、1坪あたり5~10万円程度です。 工事期間は、部屋の広さにもよりますが、数日から1週間程度が一般的です。

4. 注意点

  • 専門業者への依頼:DIYでフローリングを施工することも可能ですが、専門知識や技術が必要になります。下地処理が不十分だと、後々問題が発生する可能性がありますので、専門業者に依頼することを強くお勧めします。
  • 予算の確保:リフォーム費用は、当初の見積もりよりも高くなる可能性があります。予め余裕を持った予算を確保しておきましょう。
  • 近隣への配慮:工事中は騒音や振動が発生します。近隣住民への配慮を忘れずに、工事期間や時間帯などを事前に相談しておきましょう。
  • 保証期間の確認:施工業者に保証期間を確認し、契約書に明記してもらいましょう。

5. 専門家のアドバイス

経験豊富なリフォーム業者に相談することで、より最適なプランを提案してもらうことができます。 「いろのくに」では、信頼できる提携業者をご紹介しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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