和室の床の間、タンスを置いても大丈夫?仏壇がない場合の活用法

床の間にたんすをおいてもよいですか?和室で本来、仏壇をおく場所ですが部屋を広く使いたいため(木の部分で一段高くなっているところ)タンスを置こうと思います。仏壇はありません。仏壇以外のものを置いても良いですか?よろしくお願いいたします。

床の間にタンスを置くことへの疑問と、和室の有効活用

和室の床の間は、古くから仏壇を置く場所として大切にされてきました。しかし、現代のライフスタイルでは、仏壇を置かない家庭も増え、床の間の活用方法に悩む方も多いのではないでしょうか。今回は、仏壇がない場合の床の間にタンスを置くことについて、詳しく解説します。

床の間にタンスを置くことのメリットとデメリット

まず、床の間にタンスを置くことのメリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット

* 収納スペースの確保:床の間は、通常よりも少し高くなっているため、タンスを置くことで、デッドスペースを有効活用できます。特に、和室が狭く収納が少ない場合、大きなメリットとなります。
* 空間の統一感:適切なデザインのタンスを選べば、和室全体のインテリアデザインに統一感を出すことができます。例えば、木製のタンスは、和室の雰囲気に自然と溶け込みます。
* 視覚的な効果:タンスを置くことで、床の間の空間が整理され、部屋が広く見える効果も期待できます。ただし、タンスのサイズやデザインによっては逆効果になる場合もあるので注意が必要です。

デメリット

* 伝統的な雰囲気の損失:床の間は、日本の伝統的な空間であり、そこにタンスを置くことで、本来の趣が損なわれる可能性があります。
* タンスのサイズ選びの難しさ:床の間のサイズに合ったタンスを選ぶ必要があります。大きすぎると圧迫感を与え、小さすぎるとバランスが悪くなります。
* 湿気の問題:床の間は、湿気がたまりやすい場所です。タンスの中に湿気がこもると、衣類などがカビてしまう可能性があります。対策として、除湿剤を使用したり、通気性の良いタンスを選ぶことが重要です。

床の間にタンスを置く際のポイント

床の間にタンスを置くことを決めた場合、いくつかのポイントに注意しましょう。

タンスのデザインと素材

和室の雰囲気を壊さないよう、木の素材でできたシンプルなデザインのタンスを選ぶのがおすすめです。色合いは、床の間や畳の色と調和するものを選びましょう。例えば、ダークブラウンブラウンのタンスは、多くの和室に馴染みます。

タンスのサイズと配置

タンスのサイズは、床の間のサイズに合わせて選びましょう。大きすぎると圧迫感を与え、小さすぎるとバランスが悪くなります。床の間のサイズを正確に測り、タンスのサイズを事前に確認することが重要です。配置は、床の間の中央に置くのが一般的ですが、スペースに合わせて調整しましょう。

湿気対策

床の間は湿気がたまりやすい場所です。タンスの中に湿気がこもると、衣類などがカビてしまう可能性があります。除湿剤を使用したり、通気性の良いタンスを選ぶことが重要です。また、定期的にタンスの扉を開けて、換気を行うことも効果的です。

その他インテリアとの調和

タンスだけでなく、他のインテリアとの調和も重要です。タンスの色やデザインは、壁や畳の色、障子や襖の色など、周囲のインテリアと調和するように選びましょう。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田先生に、床の間にタンスを置くことについて意見を伺いました。

「床の間にタンスを置くことは、決して悪いことではありません。しかし、和室全体のバランスを考慮することが大切です。タンスのデザインやサイズ、配置を適切に選ぶことで、和室をより快適で美しい空間にすることができます。もし迷う場合は、専門家の意見を聞いてみるのも良いでしょう。」

まとめ:和室の床間を賢く活用しよう

床の間にタンスを置くことは、収納スペースを増やし、空間を有効活用できる有効な手段です。しかし、デメリットや注意点も理解した上で、和室全体のバランスを考慮し、適切なタンスを選び、配置することが重要です。この記事が、皆様の和室のインテリア計画のお役に立てれば幸いです。

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