和室の塗り壁のお手入れ方法|埃や砂の掃除に効果的な方法と予防策

和室の壁ですが・・和室の塗り壁(ざらざらの砂みたいな)に埃がいっぱいついて困っています。特に家具の後ろとか、部屋の角とかです。掃除機で吸い取るのですが、いまひとつきれいになりません。ぞうきんで拭くと、砂がいっぱい落ちてきます。このような壁はどうやってお手入れされてますか?良い知恵があれば教えてください。

和室の塗り壁、特に砂壁や土壁は独特の風合いが魅力ですが、埃や汚れがつきやすく、掃除が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。掃除機では吸い取れない、ぞうきんでは砂が落ちてしまう…そんなお悩みをお持ちの方のために、今回は和室の塗り壁のお手入れ方法について、具体的な手順やコツ、予防策を詳しく解説します。

和室の塗り壁の種類と特徴

まず、和室の塗り壁の種類を把握することが、適切なお手入れ方法を選ぶ上で重要です。代表的な塗り壁の種類とその特徴は以下の通りです。

  • 砂壁:砂を混ぜて仕上げた壁で、ざらざらとした独特の風合いが特徴。通気性・調湿性に優れていますが、埃や汚れがつきやすく、掃除が難しい面もあります。
  • 土壁:土を主成分とした壁で、自然素材ならではの温かみと、優れた調湿効果が魅力です。砂壁と同様に、埃や汚れがつきやすく、掃除には注意が必要です。
  • 漆喰壁:消石灰を主成分とした壁で、抗菌・防カビ効果に優れ、調湿性も高いです。比較的汚れがつきにくく、お手入れも比較的容易です。
  • 珪藻土壁:珪藻土を主成分とした壁で、高い吸放湿性と調湿効果が特徴です。汚れがつきにくく、お手入れも比較的簡単です。

上記以外にも、様々な種類の塗り壁が存在します。ご自宅の壁がどの種類なのかを確認することで、より適切なお手入れ方法を選択できます。壁材の種類がわからない場合は、建築会社やリフォーム業者に相談してみるのも良いでしょう。

和室の塗り壁の掃除方法

和室の塗り壁の掃除は、壁の種類や汚れの程度に合わせて方法を変える必要があります。ここでは、一般的な砂壁や土壁を想定した掃除方法を説明します。

1. 掃除機で埃を吸い取る

まずは、掃除機を使って壁の埃を吸い取ります。ノズルを壁に優しく当て、ゆっくりと動かすことが重要です。強く擦ると壁を傷める可能性があります。ブラシノズルを使うと、より効果的に埃を取り除くことができます。

2. 柔らかいハケで埃を落とす

掃除機だけでは取りきれない埃は、柔らかいハケを使って落とします。獣毛のハケがおすすめです。優しくブラッシングすることで、壁を傷めずに埃を取り除くことができます。柄の長いハケを使うと、高い場所も楽に掃除できます。

3. 濡れ雑巾で拭く(注意が必要)

どうしても落ちない汚れがある場合は、絞った濡れ雑巾で拭いてみましょう。ただし、水拭きは壁を傷める可能性があるため、少量の水で絞り、軽く拭くようにしてください。また、拭いた後はすぐに乾いた布で拭き取ることが大切です。水拭きをする場合は、目立たない場所で試してから行うことをお勧めします。

4. 専門業者への依頼

上記の方法でも汚れが落ちない場合、または壁の状態が心配な場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。専門業者は適切な洗浄方法を選び、壁を傷めることなく綺麗に掃除してくれます。

汚れを防ぐための予防策

和室の塗り壁の汚れを防ぐためには、日頃からのお手入れが重要です。以下の予防策を実践することで、掃除の手間を軽減することができます。

  • 定期的な掃除:こまめな掃除を心がけることで、汚れが蓄積するのを防ぎます。週に一度程度の掃除を習慣化しましょう。
  • 家具の配置:家具を壁にぴったり付けずに、壁と家具の間に隙間を作ることで、埃が溜まりにくくなります。定期的に家具の位置を変えて、空気の循環を促すのも効果的です。
  • 空気清浄機:空気清浄機を使用することで、空気中の埃を減らし、壁への埃の付着を防ぐことができます。
  • 換気:こまめな換気をすることで、湿気や埃を排出することができます。特に、梅雨時期や冬場はしっかり換気をしましょう。
  • 窓の掃除:窓に埃が溜まっていると、それが壁に付着する原因になります。窓もこまめに掃除しましょう。

専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターの山田花子さんによると、「和室の塗り壁のお手入れは、素材を理解することが大切です。素材に合った掃除方法を選ぶことで、壁を傷めることなく、長く美しい状態を保つことができます。迷った場合は、専門業者に相談することをお勧めします。」とのことです。

まとめ

和室の塗り壁のお手入れは、壁の種類や汚れの程度に合わせて適切な方法を選ぶことが重要です。掃除機、ハケ、濡れ雑巾などを使い分け、こまめな掃除と予防策を心がけることで、美しい和室を保ちましょう。それでも汚れが気になる場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

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