和室のリフォームで失敗しない壁紙選び|コストを抑えつつ、上品な空間を演出

和室の壁紙って? 自宅をリフォームしますが、畳の部屋は漆喰ですが、リフォーム後は普通に壁紙を貼ろうと思います。コスト的な理由です。和室の壁紙って、どんなものを選べばいいのでしょうか? あるいはタイルとかのほうがいいのか、板貼りがいいのか? コストはかけたく無いです。

和室リフォームにおける壁紙、タイル、板張りそれぞれのメリット・デメリット

和室のリフォームで、畳の上に直接壁紙を貼るというのは、コストを抑える上で有効な手段です。しかし、素材選びを間違えると、せっかくのリフォームが台無しになる可能性も。そこで、壁紙、タイル、板張りの3つの選択肢について、それぞれメリット・デメリットを比較検討してみましょう。

壁紙の場合

  • メリット:コストが最も安い。種類が豊富で、デザインや質感の選択肢が多い。施工が比較的容易で、工期が短い。
  • デメリット:耐久性が低い。傷つきやすく、汚れも目立ちやすい。湿気の影響を受けやすい。

特に和室の場合、湿気対策が重要です。安価な壁紙を選ぶと、湿気によるカビや変色のリスクが高まります。そのため、防カビ・防湿加工が施された壁紙を選ぶことを強くおすすめします。また、和室の雰囲気に合う、落ち着いた色合いや柄の壁紙を選ぶことが大切です。例えば、ベージュやアイボリー、淡い緑色などは、和室に馴染みやすい色です。柄も、控えめなストライプや草花柄などがおすすめです。

タイルの場合

  • メリット:耐久性が高い。水に強く、汚れも落としやすい。メンテナンスが容易。
  • デメリット:コストが高い。施工が複雑で、工期が長い。冷たい印象になりやすい。

タイルは、耐久性やメンテナンスの容易さから、浴室やキッチンなど水回りによく使われます。和室に使う場合は、和風のデザインのタイルを選ぶことで、モダンな和室を演出できます。しかし、コストが高く、施工も複雑なため、予算に余裕がない場合は現実的ではありません。また、タイルは冷たい印象になりやすいので、床暖房との併用を検討する必要があるかもしれません。

板張りの場合

  • メリット:高級感があり、温かみのある空間を演出できる。耐久性が高い。保温性・断熱性が高い。
  • デメリット:コストが高い。施工が複雑で、工期が長い。メンテナンスに手間がかかる場合がある。

板張りも、タイルと同様にコストが高く、施工も複雑です。しかし、天然木を使用することで、高級感と温かみのある空間を演出できます。和室に合う木材としては、杉や桧などが人気です。ただし、天然木はメンテナンスに手間がかかるため、定期的なメンテナンスが必要です。

コストを抑えつつ、和室に最適な壁紙を選ぶための3つのポイント

コストを抑えたい場合、壁紙が最も現実的な選択肢です。しかし、安価な壁紙を選んで失敗しないためには、以下の3つのポイントに注意しましょう。

1. 防カビ・防湿機能付きの壁紙を選ぶ

和室は湿気がこもりやすい場所です。そのため、防カビ・防湿機能付きの壁紙を選ぶことが非常に重要です。これらの機能が備わった壁紙は、カビや変色を防ぎ、長持ちさせることができます。価格はやや高くなりますが、長期的なコストパフォーマンスを考えると、十分に投資価値があります。

2. 和室の雰囲気に合う色と柄を選ぶ

壁紙の色と柄は、和室全体の雰囲気を大きく左右します。ベージュやアイボリー、淡い緑色などの落ち着いた色合いを選ぶと、和室に自然と馴染みます。柄も、控えめなストライプや草花柄など、和のテイストを取り入れたデザインがおすすめです。派手な色や柄は、かえって和室の雰囲気を壊してしまう可能性があります。

3. 施工業者とよく相談する

壁紙選びに迷った場合は、施工業者に相談しましょう。プロの意見を聞くことで、予算や好みに合った最適な壁紙を選ぶことができます。また、施工業者によっては、壁紙のサンプルを自宅に持ち帰って検討できるサービスを提供している場合もあります。

専門家(インテリアコーディネーター)の視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、和室のリフォームにおいて壁紙選びは非常に重要です。コストを抑えたいというご要望は理解できますが、安価な壁紙を選ぶことで、後々後悔する可能性もあります。

例えば、湿気対策が不十分な壁紙を選んでしまうと、カビが発生し、健康被害やリフォーム費用増加につながる可能性があります。また、デザインが部屋の雰囲気と合わなければ、せっかくのリフォームが台無しになってしまいます。

そのため、初期費用を抑えることに固執するのではなく、長期的な視点でコストパフォーマンスの高い壁紙を選ぶことが重要です。防カビ・防湿機能付きの壁紙を選ぶことや、プロの意見を参考にしながら、慎重に検討することをお勧めします。

まとめ

和室のリフォームで壁紙を選ぶ際には、コストだけでなく、耐久性、デザイン、機能性などを総合的に考慮することが大切です。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたにぴったりの壁紙を見つけて、快適で美しい和室を実現してください。

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