和室にフローリング調カーペット!防音・防カビシートの必要性と選び方

引越しで和室の部屋に、フローリング調のカーペットを敷こうと思うのですが、下に防音、防カビ用のシートみたいなのを敷いた方が良いですか?ちなみに畳は新品です。

新居への引越し、おめでとうございます!和室にフローリング調カーペットを敷くというのは、現代的な雰囲気を取り入れつつ、快適な空間を作るための素敵なアイデアですね。畳が新品とのことですので、より長く綺麗に保つための工夫も大切です。そこで、防音・防カビシートの必要性について、詳しく解説していきます。

防音・防カビシートは本当に必要?メリット・デメリットを徹底解説

結論から言うと、新品の畳であっても、防音・防カビシートを敷くことをおすすめします。 メリットとデメリットを比較することで、その理由がより明確になるでしょう。

防音・防カビシートのメリット

  • 防音効果:フローリング調カーペットは、畳に比べて音が響きやすい傾向があります。防音シートを敷くことで、足音や生活音を軽減し、階下への騒音トラブルを防ぐことができます。特にマンションやアパートにお住まいの方は、防音対策は必須と言えるでしょう。
  • 防カビ・防ダニ効果:畳は湿気の影響を受けやすい素材です。防カビ・防ダニシートは、湿気やカビの発生を抑制し、ダニの繁殖を防ぐ効果があります。新品の畳でも、湿気がこもりやすい環境ではカビが発生する可能性がありますので、予防策として有効です。
  • 畳の保護:フローリング調カーペットと畳の間にシートを挟むことで、畳への摩擦や傷つきを防ぎます。カーペットを剥がす際に畳が傷むのを防ぎ、畳の寿命を長く保つ効果も期待できます。
  • 保温効果:一部の防音・防カビシートには、保温効果のあるものもあります。冬場の床からの冷え込みを軽減し、より快適な空間を実現できます。
  • クッション性:シートによって異なりますが、クッション性のあるものを使用することで、カーペットの上を歩く際の感触がより快適になります。

防音・防カビシートのデメリット

  • コスト:シートを購入する費用がかかります。ただし、畳の寿命を延ばすことや騒音トラブルを防ぐことを考えれば、長期的な視点で見ればコストパフォーマンスは高いと言えます。
  • 施工の手間:シートを敷く作業が必要になります。しかし、一般的な防音・防カビシートは、簡単に敷設できます。
  • 厚み:シートを敷くことで、床の高さが少し高くなります。カーペットの厚みと合わせて、ドアの開閉などに支障がないか確認が必要です。

防音・防カビシートの選び方:素材と機能に注目!

防音・防カビシートには様々な種類があります。素材や機能を比較し、自分のニーズに合ったものを選びましょう。

素材による違い

  • 発泡ポリエチレン:軽量でクッション性があり、価格も比較的安価です。防音効果はそれほど高くありませんが、防カビ効果は期待できます。
  • ウレタン:発泡ポリエチレンよりも防音効果が高く、クッション性も優れています。価格はやや高めです。
  • EVA樹脂:軽量で耐久性があり、防音・防カビ効果もバランスが良いです。価格も比較的リーズナブルです。

機能による違い

  • 防音性能:デシベル(dB)で表示されている場合が多いです。数値が高いほど防音効果が高いです。
  • 防カビ性能:抗菌・防カビ加工が施されているものを選びましょう。
  • 防ダニ性能:ダニを寄せ付けない加工が施されているものもあります。
  • 保温性能:冬場も快適に過ごしたい場合は、保温効果のあるものを選びましょう。

専門家からのアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田さんに、和室へのフローリング調カーペット敷設についてアドバイスをいただきました。

「新品の畳を長く綺麗に保つためには、防音・防カビシートの使用は非常に有効です。特に、湿気の多い日本の気候では、カビの発生を防ぐことが重要です。シートを選ぶ際は、畳の色味との調和も考慮し、お部屋全体の雰囲気を損なわないようにしましょう。また、カーペットの色味とのバランスも大切です。ブラウン系の畳であれば、ベージュやブラウン系のシートが自然な仕上がりになります。」

具体的な施工手順と注意点

防音・防カビシートの施工は、比較的簡単に行えます。しかし、いくつか注意すべき点があります。

  1. 畳の掃除:まずは、畳の表面を丁寧に掃除機で掃除します。汚れやゴミを取り除くことで、シートの密着性を高めます。
  2. シートのカット:カーペットのサイズに合わせて、シートをカッターなどでカットします。必要に応じて、ハサミを使用しても構いません。
  3. シートの敷設:カットしたシートを畳の上に敷き詰めます。空気の層ができないように、しっかりと密着させます。
  4. カーペットの敷設:シートの上にフローリング調カーペットを敷き詰めます。
  5. 仕上げ:カーペットの端をしっかりと固定し、ズレないようにします。

注意点:シートの厚みによっては、ドアの開閉や家具の配置に支障が出る可能性があります。事前に確認しておきましょう。また、シートの種類によっては、接着剤を使用する必要があるものもあります。説明書をよく読んでから作業を行いましょう。

まとめ:快適な和室空間を実現するために

和室にフローリング調カーペットを敷く際には、防音・防カビシートを敷くことで、快適な空間を長く保つことができます。 本記事で紹介した選び方や施工手順を参考に、最適なシートを選んで、素敵な和室空間を実現してください。

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