Contents
照明器具から「プツプツ」音がする原因
築3年の住宅で、和室と寝室のシーリングライトから「プツ」「プツプツ」「カッカッ」といった音が聞こえるとのこと。これは、以下の2つの原因が考えられます。
1. 照明器具の熱膨張
照明器具、特にLEDではない蛍光灯タイプのシーリングライトは、点灯時に発熱します。この熱によって照明器具自体が膨張し、周囲の素材と接触することで「プツプツ」という音が発生することがあります。特に、夏場など気温が高い時期に発生しやすい傾向があります。
2. 引っかけシーリングの取り付け不良
天井に取り付けられている引っかけシーリング(ローゼット)と、天井の下地木材との間に隙間が空いていたり、取り付けが不完全な場合、熱膨張によって接触部分が伸縮し、「プツプツ」または「カッカッ」という音が発生します。これは、照明器具の熱だけでなく、室温の変化によっても発生する可能性があります。
「プツプツ」音の解決策
まずは、原因を特定することが重要です。以下の手順で確認してみましょう。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
1. 照明器具の確認
* 点灯直後と長時間点灯後の音の大きさを比較する:熱膨張が原因であれば、点灯時間が長くなるほど音が大きくなります。
* 照明器具を手で軽く押さえてみる:音が軽減する場合は、照明器具自体の膨張が原因の可能性が高いです。
* 照明器具の型式を確認する:メーカーや型式を把握することで、類似事例や対策方法を調べやすくなります。
2. 引っかけシーリングの確認
* シーリングライトを取り外して、引っかけシーリングと天井の隙間を確認する:隙間が大きい場合は、取り付け不良が原因の可能性が高いです。※電気工事士の資格がない場合は、感電の危険があるので、絶対に自分で作業しないでください。
* 天井の材質を確認する:石膏ボードなどの場合、下地木材との間に隙間が生じやすい傾向があります。
販売会社への相談と対応
エコポイントを利用して照明器具を設置してもらった場合、販売会社に相談するのが最善です。築3年と比較的新しい住宅であれば、施工不良の可能性も考えられます。販売会社に状況を説明し、修理または交換を依頼しましょう。
対応をスムーズに進めるために、以下の情報を準備しておきましょう。
* 住宅の建築年月日
* 照明器具のメーカーと型番
* 音の発生状況(頻度、時間帯など)
* 写真や動画(証拠として役立ちます)
販売会社が対応を拒否する場合、住宅瑕疵担保責任保険を利用できる可能性があります。保険会社に相談してみましょう。
LED照明への交換
LED照明は蛍光灯に比べて発熱量が少なく、熱膨張による音の発生リスクを軽減できます。しかし、LED照明に交換しても、引っかけシーリングの取り付け不良が原因の場合は、音が完全に消えるとは限りません。
LED照明への交換は、音の問題解決の一助となりますが、根本的な解決策とはならない場合もあることを理解しておきましょう。
その他の解決策
販売会社への相談やLED照明への交換以外に、以下の解決策も検討できます。
* ペンダントライトやシャンデリアへの交換:天井に密着しないタイプの照明器具は、熱膨張による音の発生リスクを軽減できます。ただし、電気工事が必要となる場合があります。
* 電気工事店への依頼:引っかけシーリングの取り付け状態を確認してもらい、必要に応じて付け直しを依頼しましょう。
専門家の意見
電気工事士などの専門家に相談することで、的確な原因特定と適切な解決策を得ることができます。特に、自分で作業を行う場合は感電などの危険性があるため、専門家への依頼が安全です。
まとめ
照明器具から「プツプツ」音がする原因は、照明器具の熱膨張と引っかけシーリングの取り付け不良の2つが考えられます。まずは、販売会社に相談し、修理または交換を依頼しましょう。それでも解決しない場合は、LED照明への交換、ペンダントライトやシャンデリアへの交換、電気工事店への依頼などを検討してみてください。安全に作業を行うため、電気工事に関する作業は専門家へ依頼することをお勧めします。