和室とダイニングキッチン(DK)の間仕切り:素材、デザイン、そして実際の住み心地

和室と他部屋(リビングなど)の間仕切りは どのようにされていますか? ふすま? 障子戸? (障子戸なら、障子紙かアクリル障子か。障子なら桟はどちらに見せるか) 賛否両論かもしれませんが、 実際に設置されている方の意見を参考にしたいです。 よろしくおねがいします。

和室とダイニングキッチン(DK)の間仕切りは、家の顔とも言える重要な空間デザインの要素です。 開放感、プライバシー、そしてデザイン性のバランスを考慮する必要があります。今回は、ふすま、障子戸(障子紙、アクリル障子)、それぞれのメリット・デメリット、そして桟の見せ方について、実際に設置されている方の意見も交えながら詳しく解説します。

間仕切りの種類と特徴

1. ふすま

伝統的な和室の象徴であるふすまは、落ち着いた雰囲気を演出します。 厚みのある素材で遮音性が高く、プライバシーをしっかり守りたい場合に最適です。 デザインも豊富で、和柄だけでなく、現代的なデザインのものも数多くあります。 ただし、開閉にスペースが必要で、完全に開放したい場合は少し不便かもしれません。

  • メリット:遮音性が高い、プライバシー保護に優れる、デザインのバリエーションが豊富
  • デメリット:開閉にスペースが必要、掃除がやや面倒、完全に開放しにくい

2. 障子戸

障子戸は、ふすまよりも軽く、光を通しやすく、開放的な空間を演出します。 素材には障子紙とアクリル障子があります。

2-1. 障子紙

伝統的な障子紙は、柔らかな光を拡散し、温かみのある空間を作ります。 しかし、耐久性が低く、破れやすいというデメリットがあります。 また、プライバシーの確保には不向きです。

  • メリット:柔らかな光を取り込む、和の雰囲気を高める
  • デメリット:耐久性が低い、破れやすい、プライバシー保護が難しい

2-2. アクリル障子

アクリル障子は、障子紙に比べて耐久性が高く、破れにくいのが特徴です。 透明度も高く、光をしっかりと取り込みながら、ある程度のプライバシーも確保できます。 デザイン性も高く、様々な柄のアクリル板が利用可能です。 掃除も簡単です。

  • メリット:耐久性が高い、破れにくい、掃除が簡単、デザインのバリエーションが豊富
  • デメリット:障子紙に比べて価格が高い、直射日光に長時間当たると変色する可能性がある

3. その他の間仕切り

ふすまや障子戸以外にも、様々な間仕切りがあります。例えば、

  • 引き戸:様々な素材、デザインがあり、自由に空間を調整できる。
  • カーテン:手軽に設置でき、雰囲気を変えやすい。遮光性や透け感を調整できるものも。
  • 建具:デザイン性が高く、空間に高級感をプラスできる。ただし、価格が高い傾向がある。

桟の見せ方

障子戸を選ぶ場合、桟(枠)の見せ方にもこだわりましょう。 一般的には、外側に桟を見せるとモダンな印象に、内側に桟を見せるとより伝統的な和の雰囲気になります。 部屋全体のデザインや好みに合わせて選択しましょう。

実際の設置例と住み心地

実際に和室とDKの間に障子戸を設置された方からの意見をご紹介します。

「アクリル障子を選んで正解でした! 光を取り込みつつ、DKの様子が和室から丸見えになることもなく、程よいプライバシーが保てています。 掃除もしやすいので、とても気に入っています。」

「ふすまは、遮音性が高く、夜間の子供の寝かしつけにも役立っています。 ただし、完全に開放したい時は少し不便ですね。」

このように、それぞれの素材やデザインによって、住み心地は大きく異なります。 ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、最適な間仕切りを選びましょう。

専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターの山田先生にアドバイスをいただきました。

「和室とDKの間仕切りを選ぶ際には、まず『どのような空間を作りたいか』を明確にすることが重要です。 開放的な空間を重視するのか、プライバシーを重視するのか、デザイン性を重視するのか… それぞれの優先順位を決め、それに合った素材やデザインを選ぶことで、満足度の高い空間を実現できます。 また、採光や通風なども考慮すると良いでしょう。」

まとめ

和室とDKの間仕切りは、素材、デザイン、そして桟の見せ方など、様々な要素を考慮する必要があります。 本記事で紹介した情報を参考に、ご自身のライフスタイルや好みに合った最適な間仕切りを選んで、快適で素敵な空間を創造してください。

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