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吹き抜けリビングの天井高5.3m:落ち着かない?その疑問を解決します
新築マイホームのリビングに吹き抜けを計画されているとのこと、おめでとうございます! リビングの広さ12畳、吹き抜け部分4.5m×4.0m、天井高5.3mという設計、開放感があり魅力的ですね。しかし、「天井高が高すぎると落ち着かない」というご懸念、ごもっともです。 本記事では、5.3mという天井高が落ち着かない空間になるかどうかの判断基準、そして落ち着きのある空間を実現するための具体的な解決策を、設計の専門家の視点も交えてご提案します。
吹き抜けリビングのメリット・デメリット
まず、吹き抜けリビングのメリットとデメリットを整理しましょう。
メリット
- 開放感と広々とした空間:天井が高いことで、視覚的に空間が広がり、圧迫感が軽減されます。家族みんながゆったりと過ごせる開放的な空間が実現します。
- 採光効果の向上:高い天井から自然光が差し込み、明るく開放的な空間になります。電気代の節約にも繋がります。
- 通風効果の向上:高い天井は、空気の循環を促し、自然な換気を促進します。夏場の暑さ対策にも有効です。
- デザイン性の高さ:吹き抜けは、インテリアデザインのアクセントとなり、個性的で魅力的な空間を演出します。こだわりのインテリアを際立たせることができます。
デメリット
- 空調効率の低下:広い空間を暖冷房するには多くのエネルギーが必要となり、光熱費が高くなる可能性があります。適切な断熱材や空調システムの選定が重要です。
- 音の反響:高い天井では音が反響しやすく、生活音が気になる場合があります。吸音材などを活用することで軽減できます。
- プライバシーの低下:2階からリビングが見渡せるため、プライバシーに配慮した設計が必要です。間仕切りやカーテンなどを活用しましょう。
- 掃除の大変さ:高い天井や照明器具の掃除は、通常よりも手間がかかります。
- コスト増加:吹き抜けの設計・施工には、通常の天井よりも費用がかかります。
5.3mの天井高は落ち着かない?落ち着きを演出する工夫
5.3mという天井高は、確かに一般的な住宅のリビングよりも高いです。しかし、「落ち着かない」かどうかは、天井高だけでなく、以下の要素も大きく影響します。
空間全体のバランス
* 床材・壁材の素材感:木目調の床材や、温かみのある色の壁材を使用することで、落ち着きのある空間を演出できます。アイボリーやベージュなどの淡い色調は、広々とした空間を優しく包み込みます。
* 家具の配置:大きすぎない家具を選び、配置を工夫することで、空間のバランスを整え、圧迫感を軽減できます。ソファやローテーブルなどを配置し、くつろげる空間を作ることが大切です。
* 照明計画:間接照明を効果的に使用することで、柔らかな光で空間を包み込み、リラックスできる雰囲気を作ることができます。ダウンライトだけでなく、フロアスタンドやペンダントライトなどを組み合わせるのも良いでしょう。
* グリーンの導入:観葉植物などを配置することで、空間になごやかな雰囲気を与え、落ち着きを演出できます。
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視覚的な工夫
* 天井のデザイン:天井に梁やアクセントクロスなどを施すことで、視覚的な高さを調整し、圧迫感を軽減できます。
* カーテンやブラインド:大きな窓がある場合は、カーテンやブラインドで高さを調整することで、落ち着きのある空間を演出できます。
* 壁面収納:壁面収納を設置することで、空間を整理整頓し、視覚的な落ち着きを与えます。
専門家のアドバイス:設計士の視点
設計士の立場から見ると、5.3mの天井高は、空間の広さや他の要素とのバランス次第で、落ち着かない空間になることも、逆に開放的で居心地の良い空間になることもあります。重要なのは、全体のデザインバランスです。 例えば、天井高を活かした開放的な空間と、家具や照明で構成された落ち着きのある空間を、うまくゾーニングすることで、両立させることが可能です。
具体的な解決策:空間を「区切る」
ご自宅のLDKが23畳で、リビングが12畳とのことですので、吹き抜け部分以外の空間をどのようにデザインするかが重要です。吹き抜け部分とダイニング・キッチン部分を視覚的に区切ることで、落ち着きのある空間を作ることができます。
* 間接照明の活用:吹き抜け部分にはダウンライトなどを、ダイニング・キッチン部分にはペンダントライトや間接照明を効果的に配置することで、空間を分けることができます。
* 異なる床材を使用する:吹き抜け部分とダイニング・キッチン部分で異なる床材を使用することで、空間を視覚的に区切ることができます。
* 家具の配置:ソファやダイニングテーブルの配置を工夫することで、空間を自然と分けることができます。
* パーテーションやスクリーン:視線を遮るパーテーションやスクリーンを設置することで、吹き抜け部分とダイニング・キッチン部分を区切ることができます。
まとめ:落ち着きと開放感を両立させる
5.3mの吹き抜けリビングは、適切な工夫によって、開放感と落ち着きを両立させることができます。 上記のアドバイスを参考に、ご自身の好みに合った空間デザインを検討してみてください。 必要であれば、設計士やインテリアコーディネーターに相談してみるのも良いでしょう。 ご自身の理想の住まいを実現できるよう、応援しています!