吹き抜けリビングにシーリングファンは必要?メリット・デメリットと賢い選択方法

新築を建てている最中の者です。リビングの吹き抜けにシーリングファン(ライト)を着けようか迷っています。部屋はキッチンダイニングリビング(約16帖)と和室(4.5帖)が繋がっており、リビングの6帖分が吹き抜けです。さらに、リビングイン階段もあり、2階からリビングを見渡すことができます。吹き抜けの天井の高さは約6mで、照明は天井になく、吹き抜けにつながる壁の四方にLEDライト4つ着ける予定です。家は高気密高断熱の仕様になります。このような状況で、吹き抜けにシーリングファン(ライト)を着けるか迷っています。迷っている理由は、メリット・夏冬の冷暖房使用時に空気を循環できる・天井に何もない状態なのでライトが着けば明るくなる・インテリアとして見映えが良いデメリット・配線、コンセント、天井補強工事が必要(約5万)・天井が高いので昇降機付きが必須(約5万)・シーリングファン(特に昇降機)の寿命が10~15年・寿命の度に交換が必要(約10万)・掃除等メンテナンスが難しくホコリがたまりやすい元々、住み始めてから決めるつもりでしたが、配線や天井補強工事の兼ね合いで難しいと言われ、急ぎの決断を迫られています。主人はそこまで寒くないだろうという考えで、コストとメンテナンス面を考えると反対しています。現在シーリングファンを付けている方(特に吹き抜け・リビングイン階段)のメリットデメリットや住宅に詳しい方、どうかご助言をお願い致します!!!!補足Q値→省エネ基準の住宅なので国の定める2.7以下に設定 C値→出していないとのことです配線・補強工事が高いというご指摘に関して、注文住宅でなく建売住宅だから、また着工済だからと思います。(上棟は11/1済)注文住宅メインの会社で売れ残った土地を建売販売しています。上物代は相場より高いかもしれません。場所は関東、土地は畑を造成した分譲地で第1種住居地域です。

吹き抜けリビングとシーリングファンのメリット・デメリットを徹底解説

6mの吹き抜けリビングにシーリングファンライトの設置をご検討中とのこと。高気密高断熱住宅で、リビングイン階段もある素敵な空間ですね。設置の是非は、メリットとデメリットをしっかり比較検討することが重要です。

メリット:快適性とデザイン性の向上

* 空調効率の向上:シーリングファンは、夏は涼しい空気を、冬は暖かい空気を部屋全体に循環させる効果があります。高気密高断熱住宅では、空気が滞留しやすいため、シーリングファンによる空気循環は冷暖房効率の向上に大きく貢献します。特に吹き抜けのあるリビングは、温度差が生じやすいので、効果を実感しやすいでしょう。
* 照明としての機能性:天井に照明がない場合、シーリングファンライトは、空間全体を明るく照らす重要な役割を果たします。LEDライト4つだけでは、吹き抜け部分の奥行きまで十分な明るさを確保できない可能性があります。シーリングファンライトは、間接照明としても効果を発揮し、より温かみのある空間を演出できます。
* デザイン性の向上:シーリングファンは、単なる照明器具ではなく、インテリアの一部として空間をスタイリッシュに演出します。吹き抜けリビングの開放感をさらに高め、洗練された空間を創り出せます。様々なデザインのシーリングファンがあるので、インテリアスタイルに合ったものを選ぶことができます。

デメリット:初期費用とランニングコスト

* 高額な初期費用:配線工事、コンセント設置、天井補強工事、そして昇降式シーリングファンの購入費用と、確かに初期投資は大きくなります。特に、6mの高さでは昇降式が必須となり、費用はかさみます。
* メンテナンスの手間と費用:高い位置にあるため、掃除やメンテナンスが困難です。定期的な清掃が必要で、ホコリが溜まりやすい点も考慮しなければなりません。また、10~15年程度の寿命を考慮すると、交換費用も大きな負担となります。
* 設置の制約:建売住宅で、既に工事が進んでいる段階では、配線や補強工事の難易度が高く、追加費用が発生する可能性があります。

賢い選択のためのチェックポイント

ご主人の懸念であるコストとメンテナンス面は、確かに無視できません。しかし、メリットである快適性向上とデザイン性も考慮する必要があります。 最終的な判断は、ご自身の優先順位と予算によって異なります。以下に、判断材料となるチェックポイントをまとめました。

1. 冷暖房費用の削減効果をシミュレーションする

高気密高断熱住宅とはいえ、吹き抜けは熱の逃げ道になりやすいです。シーリングファンによる冷暖房効率の向上効果を、専門業者に相談し、シミュレーションしてみましょう。 削減できる冷暖房費用が、シーリングファンの初期費用やランニングコストを上回る可能性があります。

2. 他の照明との組み合わせを考える

シーリングファンライトだけで十分な明るさを確保できるか、検討が必要です。壁のLEDライト4つと組み合わせることで、明るさを補うことも可能です。 シーリングファンライトはメイン照明としてではなく、補助照明として活用するという選択肢もあります。

3. メンテナンス性の高い機種を選ぶ

掃除がしやすいデザインや、羽根が取り外せる機種を選ぶことで、メンテナンスの手間を軽減できます。 また、定期的なメンテナンスを業者に依頼する費用も予算に含めておくべきです。

4. 予算と優先順位を明確にする

シーリングファンは、必ずしも必須ではありません。 快適性とデザイン性を重視するなら導入を検討し、コストを抑えたいなら、他の方法で快適性を確保することを考えましょう。例えば、より効率の良い冷暖房機器の導入や、断熱性の向上などが考えられます。

5. 専門家への相談

建築業者やインテリアコーディネーターなどに相談し、具体的な費用やメリット・デメリットを改めて確認しましょう。 特に、建売住宅の場合、工事の難易度や費用が注文住宅とは異なる可能性があります。

専門家の視点:インテリアデザイナーからのアドバイス

吹き抜けリビングは、空間デザインの自由度が高く、魅力的な空間ですが、シーリングファンの設置は、慎重な検討が必要です。 インテリアデザイナーの視点からすると、シーリングファンは空間のアクセントとなり、デザイン性を高める効果はありますが、設置場所やデザインによっては、逆に空間のバランスを崩す可能性もあります。

例えば、天井が高すぎる場合、シーリングファンが小さく見えてしまい、存在感が薄れてしまうことがあります。 逆に、大きすぎるシーリングファンは、圧迫感を与えてしまう可能性があります。 そのため、シーリングファンのサイズやデザインは、リビング全体の広さやインテリアスタイルと調和するものを選ぶことが重要です。

また、シーリングファンの羽根の色や素材も、空間全体の雰囲気に影響を与えます。 ブラウン系のインテリアであれば、木製の羽根のシーリングファンが自然な雰囲気を演出します。 一方、モダンなインテリアであれば、金属製の羽根のシーリングファンがスタイリッシュな雰囲気を演出します。

まとめ:ご自身のライフスタイルに合った選択を

吹き抜けリビングへのシーリングファン設置は、メリットとデメリットを比較検討し、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて判断することが重要です。 初期費用やランニングコストだけでなく、快適性やデザイン性、メンテナンス性なども考慮し、後悔のない選択をしてください。 専門家への相談を積極的に行い、最適な解決策を見つけることをお勧めします。

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