吹き抜けのある8畳間を明るく照らす照明選び:8畳用?12畳用?

1階の8畳間の照明についてですが、天井の半分が3階まで吹き抜けています。照明を購入する場合、8畳用ですか?それとも12畳用ですか?実は和風のペンダントライトを通販で買ったら、傘の上部が板で覆われていて、1階の天井と吹き抜けが暗くなってしまいました。そこで傘の天井から光がうっすらと漏れるタイプのものを検討しています。その場合、8畳用の照明だと、吹き抜けだと普通の部屋より、1階が暗くなりますか?インテリアや家電等の専門家の回答を希望します。

吹き抜けのあるリビングの照明選びは、通常の部屋とは異なる点に注意が必要です。天井高が高く、空間全体を明るく照らす必要があるため、照明器具の選び方やワット数、設置場所などが重要になります。今回は、8畳間で天井の半分が吹き抜けているという状況を踏まえ、照明選びについて解説します。

8畳用と12畳用、どちらを選べば良い?

結論から言うと、吹き抜けのある8畳間には、8畳用ではなく12畳用の照明を選ぶことをおすすめします。 8畳用の照明では、吹き抜け部分まで十分な光を届けることが難しく、1階部分が暗く感じられる可能性が高いです。

照明器具の畳数は、あくまで「その器具で十分に明るさを確保できる部屋の広さ」の目安です。吹き抜けがある場合、光が拡散しやすいため、同じワット数の照明でも、通常の部屋よりも暗く感じることがあります。さらに、今回のケースのように、照明器具の上部が完全に覆われていると、光が下向きにしか照射されず、吹き抜け部分に光が届きません。そのため、より広い範囲を照らせる12畳用を選ぶことで、空間全体を明るく、快適に演出できます。

吹き抜けを考慮した照明選びのポイント

吹き抜けのある空間を明るく照らすためには、以下の点を考慮した照明選びが重要です。

  • 光源の種類:LED電球は、消費電力が少なく、明るく、長寿命であるためおすすめです。また、色温度(光の色のニュアンス)も選択できるので、リラックスできる暖色系や、作業に集中しやすい白色系など、好みに合わせて選ぶことができます。
  • 照明器具の種類:ペンダントライトだけでなく、シーリングライトやスポットライトなどを組み合わせることで、より効果的に空間を照らすことができます。例えば、ペンダントライトで全体を明るく照らし、スポットライトでソファやテーブルなどをピンポイントで照らすといった方法が考えられます。今回の質問者様のように、天井から光が漏れるタイプのペンダントライトを選ぶのも良いでしょう。ただし、光が漏れる面積が大きければ大きいほど、より多くの光が拡散し、明るくなります。
  • 明るさ(ルーメン):照明器具のパッケージには、明るさを表すルーメン(lm)という単位が記載されています。12畳用を選ぶ場合でも、ルーメン値を確認し、吹き抜け部分まで十分な明るさを確保できるか確認しましょう。一般的に、8畳間で快適な明るさを得るには、約4000ルーメン以上の明るさが推奨されています。吹き抜けがある場合は、さらに明るさを確保することをお勧めします。
  • 光の色温度:リラックスしたいリビングルームには、暖色系の電球色(2700K~3000K)がおすすめです。一方、作業効率を高めたい場合は、昼白色(5000K)や昼光色(6500K)が適しています。吹き抜けのあるリビングでは、空間全体を明るく見せたいので、昼白色を選ぶのも良いでしょう。
  • デザイン:吹き抜けの空間デザインと調和する照明器具を選びましょう。和風のペンダントライトが好みであれば、傘の上部から光が漏れるタイプや、複数の光源を持つタイプを選ぶことで、より明るく、空間全体を照らすことができます。

専門家からのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点からアドバイスします。吹き抜けのあるリビングは、空間全体を明るく、開放的に見せることが重要です。そのため、照明器具選びは慎重に行う必要があります。単一の照明器具に頼るのではなく、複数の照明器具を組み合わせることで、より効果的なライティングを実現できます。例えば、メイン照明として12畳用のシーリングライトを使用し、補助照明として、間接照明やフロアスタンドなどを配置することで、空間全体に立体感と奥行きを与え、より魅力的な空間を演出できます。

また、照明器具の設置位置も重要です。吹き抜け部分にダウンライトを設置することで、空間全体を均一に明るく照らすことができます。ただし、ダウンライトは設置工事が必要となる場合が多いので、事前に確認が必要です。さらに、壁面に取り付けるブラケットライトなども、間接照明として効果的です。これらの照明を適切に配置することで、より洗練された空間を演出できます。

具体的な照明選びのステップ

1. 空間の測定:吹き抜け部分を含む天井の高さと、1階部分の広さを正確に測定します。 2. 必要な明るさの算出:8畳間で快適な明るさを確保するために必要なルーメン値を計算します。吹き抜けがある場合は、通常の部屋よりも高いルーメン値が必要となることを考慮しましょう。 3. 照明器具の選定:12畳用以上の照明器具を選び、光源の種類、色温度、デザインなどを考慮して、空間のデザインに合ったものを選びます。 4. 設置場所の検討:メイン照明に加え、補助照明として間接照明などを配置する場所を検討します。 5. 専門家への相談:不安な場合は、インテリアコーディネーターや照明専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

吹き抜けのある8畳間を明るく照らすには、8畳用ではなく、12畳用の照明を選ぶことが重要です。さらに、光源の種類、明るさ、色温度、デザイン、設置場所などを考慮し、複数の照明器具を組み合わせることで、より快適で魅力的な空間を演出できます。専門家のアドバイスを受けることも有効な手段です。

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