同棲解消後の費用負担、初期費用・家賃、法律的な問題点を解説

地方で同棲していた彼氏が都内の会社に勤めることになり一緒に上京し今は都内で一緒に住んでいます。今の家の初期費用は彼氏が用意しました。家賃は折半しています。しかし喧嘩が絶えなくなり先日別れ話となりました。すると彼は「生活費を置いて出ていけ。1人でこの部屋の家賃を払って生活することはできない。お前と一緒に暮らすからこの部屋を借りた。1人で住むならもっと安い賃料の部屋を借りていたのだからこの先の分をきっちり払え。出してやった初期費用も半分払え。」という内容を伝えて来ました。ちなみに東京にくるまえは私の借りていた家に彼氏が住んでいてその時は家賃をもらっていませんでした。その事を言うと「東京の半額以下の家賃だった。東京で初期費用も家具もほぼ自分が出したり食事代等も多目に出していたことで返したはずだ。」と言われました。確かに彼の収入とお金の使い方では今の家の家賃を払って行くのは厳しいとは思います。しかし私もこれから引越しする費用もありますし私にはそんな余裕はありません。彼はよく裁判という言葉を使うのですが、法律的に払わなくてはいけないのでしょうか。急いで書いているので文章がめちゃくちゃですみません。

同棲解消後の費用負担問題:法律的な観点から解説

お別れは辛いですが、まずは冷静に状況を整理しましょう。彼氏さんの主張は、大きく分けて「今後の家賃」と「初期費用」の2点です。それぞれ法律的な観点から見ていきましょう。

今後の家賃負担について

同棲中の家賃負担は、契約内容や合意によって異なります。今回のケースでは、家賃を折半していたとのこと。しかし、別れ話になった時点で、法的根拠に基づいて一方的に家賃負担を請求することは難しいでしょう。

同棲は、法律上は「事実婚」とは異なり、法的拘束力のある契約関係ではありません。したがって、彼氏さんが「一緒に暮らすからこの部屋を借りた」という理由だけで、あなたに家賃の全額または一部を請求することは、法的根拠が乏しいと言えます。

ただし、賃貸借契約の当事者が誰なのかが重要です。もし、あなたが賃貸借契約の当事者であれば、契約に基づいて家賃を支払う義務があります。彼氏さんが契約者で、あなたが同居人として住んでいた場合、家賃の支払義務は彼氏さんにあると言えます。

初期費用の負担について

初期費用(敷金、礼金、仲介手数料など)についても、法的根拠に基づいて請求することは難しいでしょう。同棲開始時に彼氏さんが全額負担したとしても、それはあくまで個人的な支出であり、あなたに返還義務が生じるわけではありません。

彼氏さんが「東京で初期費用も家具もほぼ自分が出したり食事代等も多目に出していたことで返したはずだ」と主張している点についても、明確な証拠がない限り、法的根拠としては弱いでしょう。過去の生活費の精算は、別途話し合いで解決する必要があります。

具体的な解決策とアドバイス

現状では、彼氏さんの主張は法的根拠が弱い可能性が高いですが、裁判沙汰になることを避けるためにも、冷静な対応が必要です。

1. 証拠の収集

家賃の支払い状況や、初期費用、生活費の負担状況などを記録した証拠を収集しましょう。銀行の明細書、家賃領収書、チャット履歴などが役立ちます。

2. 交渉による解決

まずは彼氏さんと話し合い、円満に解決を目指しましょう。弁護士などの専門家に相談し、法的観点からアドバイスをもらった上で交渉に臨むことで、より有利に進められる可能性があります。話し合いの際には、感情的にならず、冷静に事実を伝え、あなたの立場を明確に主張することが重要です。

3. 弁護士への相談

話し合いがうまくいかない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの権利を保護し、適切な解決策を提案してくれます。法律的な知識がない状態で彼氏さんと交渉するのはリスクが高いので、専門家の力を借りることが重要です。

4. 引越し費用と生活費の確保

引越し費用と生活費を確保するために、できる限りの節約を心がけましょう。アルバイトをしたり、親族や友人から援助を求めるのも一つの方法です。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、以下の様なメリットがあります。

* あなたの権利と義務を明確に理解できる
* 交渉の戦略を立てることができる
* 必要に応じて法的措置をとることができる

弁護士への相談は、費用がかかりますが、将来的なトラブルを回避し、精神的な負担を軽減する上で非常に有効です。

まとめ:冷静な対応と専門家の活用が重要

同棲解消後の費用問題は、感情的な対立になりがちですが、冷静な対応と専門家の活用が解決への近道です。証拠を収集し、話し合い、それでも解決しない場合は弁護士に相談しましょう。

重要なのは、あなたの権利を主張すること、そして感情に左右されず、客観的な視点を持つことです。

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