古民家再生 vs. 新築? 2500万円の予算で理想の住まいを実現する

新築か大改築か?迷っています。今住んでいる家は、90年ぐらいたっている古い家です。馬屋や紙すき部屋があったという話です。そんな家を、部屋に直して住んできました。田舎は結構こういう家があると思います。今までも、何度も建て直す話があったのですが、祖父の反対で、このまま住んできました。しかし、祖父を2年前に亡くし、家の傷みも目立ってきたので建て直しの話が、再浮上してきました。家は昔の庄屋や金持ちの家ではないですが、まあ、昔ながらの家らしく広く、柱も黒くくすんでいい感じに思うのです。今、新築したらもちろんこんな面積の家は建てられませんし、固定資産税が、今年間8000円らしいのですが、20万円ぐらいになるのではないかというのです。私は私が結婚する前に親が建ててくれた敷地内の離れに嫁と子供2人と住んでいます。そこで今度母屋は、自分が大半であと親の援助で建てるのですが、私の給料は安いですし、大半ローンですので固定資産税も気になります。そこで次の質問があります。

①新築より大規模改築がちょっと安いだけなら新築したほうがいいですか。
②大規模改築なら固定資産税はあがりませんか?面積は変えません。
③他人に言わせると、改築はやめろ、大工を儲けさせるだけだといいますが、そんなもんでしょうか。
④べた基礎にして、耐震もやるつもりでいますが、現代の耐震強度までいけますか?

新しい家はあったかいと聞きますし、設備もいいのであこがれますが、あまり小さい家も親戚なども集まる本家なのでとも思います。古民家再生的にやるとおしゃれかなとも思うのですが。改築の方、新築の方いろんな方から幅広い意見が聞きたいですのよろしくお願いします。2500万ぐらい改築にかけてもいいと思っているのですが・・・。

古民家再生と新築、どちらを選ぶべきか?費用とメリット・デメリットを徹底比較

90年以上の歴史を持つ古民家の改築を検討されているとのこと、大変素晴らしいですね。歴史と情緒を感じさせる、かけがえのない資産をお持ちです。しかし、老朽化による修繕費用や耐震性の問題、そして固定資産税の増加など、様々な課題も存在します。2500万円という予算の中で、新築と大規模改築、どちらが最適な選択なのか、じっくり検討していきましょう。

①新築より大規模改築がちょっと安いだけなら新築したほうがいいですか?

結論から言うと、改築費用が新築費用と僅差であれば、新築を選択する方が賢明な場合が多いです。

改築は、既存の構造を活かすため、予想外の事態が発生しやすい点に注意が必要です。例えば、解体作業中に unforeseenな腐食やシロアリ被害が見つかり、追加費用が発生する可能性があります。また、古い建材の撤去・処分費用も無視できません。新築であれば、最初から最新の技術と材料を使用できるため、長期的なコストパフォーマンスの面で優れている可能性が高いです。

ただし、現在の古民家の広さや立地条件、そして何より「歴史的価値」をどの程度重視するのかによって判断は変わります。広大な敷地と歴史的建造物を活かした古民家再生は、新築では得られない魅力と資産価値を生み出す可能性を秘めています。

②大規模改築なら固定資産税はあがりませんか?面積は変えません。

面積を変えない大規模改築の場合でも、固定資産税は上昇する可能性があります

固定資産税は、建物の構造や築年数、そして評価額によって決定されます。大規模改築によって建物の評価額が上昇すれば、固定資産税も増加します。ただし、改築によって耐震性や省エネルギー性能が向上した場合、評価額の上昇幅は抑えられる可能性もあります。税務署への確認が必要です。

③他人に言わせると、改築はやめろ、大工を儲けさせるだけだといいますが、そんなもんでしょうか?

「改築はやめろ、大工を儲けさせるだけだ」という意見は、必ずしも間違っているとは言えません。改築は、新築に比べて工事が複雑で、予想外のトラブルが発生しやすいことから、費用が膨らむ可能性が高いです。しかし、これは適切な業者選びと綿密な計画によって回避できます。

信頼できる建築業者を選び、事前に詳細な見積もりを取り、工事の進捗状況をきちんと確認することが重要です。また、契約内容をしっかりと確認し、不明な点は質問するなど、消費者としての権利をしっかりと行使しましょう。

④べた基礎にして、耐震もやるつもりでいますが、現代の耐震強度までいけますか?

べた基礎と適切な耐震補強工事を行うことで、現代の耐震基準を満たすことは可能です。しかし、既存の建物の構造や地盤の状態によっては、限界がある場合もあります。

専門の建築士や構造設計士に相談し、建物の現状を正確に把握した上で、最適な耐震補強計画を立てることが重要です。安易な改修工事はかえって危険を招く可能性もあるため、専門家の意見を重視しましょう。

古民家再生のメリット・デメリット

古民家再生は、新築にはない魅力的なメリットと、同時に克服すべきデメリットがあります。

メリット

* 歴史的・文化的価値の継承:代々受け継がれてきた歴史と文化を未来へ繋げることができます。
* 個性的な空間:新築では得られない、独特の雰囲気と空間を創り出すことができます。
* 環境への配慮:既存の建材を再利用することで、環境負荷を低減できます。
* 土地の有効活用:既存の土地を有効活用し、土地取得費用を節約できます。
* 愛着のある空間:思い出が詰まった空間を再生することで、深い愛着を持つことができます。

デメリット

* 予想外の費用増加:老朽化や unforeseenな問題が発生し、費用が大幅に増加する可能性があります。
* 工事期間の長期化:新築に比べて工事期間が長くなる可能性があります。
* 専門知識が必要:古民家の改修には、専門的な知識と技術が必要です。
* 維持管理コスト:古民家は、新築に比べて維持管理に費用がかかる場合があります。

新築のメリット・デメリット

新築は、古民家再生とは異なるメリット・デメリットがあります。

メリット

* 最新の設備:最新の設備を導入し、快適な住空間を実現できます。
* 省エネルギー性能:高気密・高断熱住宅など、省エネルギー性能の高い住宅を建設できます。
* 耐震性:最新の耐震基準を満たした安全な住宅を建設できます。
* メンテナンスの容易さ:新築住宅は、古民家と比べてメンテナンスが容易です。
* 自由な設計:自分の理想通りの間取りやデザインの住宅を建設できます。

デメリット

* 高額な費用:新築は、改築に比べて費用が高額になります。
* 土地の確保:土地の確保が必要になります。
* 環境負荷:新築は、環境負荷が大きくなる可能性があります。

2500万円の予算で実現可能なプラン

2500万円という予算では、新築か古民家再生か、どちらの選択肢も現実的です。しかし、どちらを選ぶかによって、実現できるプランは大きく異なります。

* 新築の場合:コンパクトな住宅になる可能性が高いです。土地の購入費用や建築費用、諸費用などを考慮すると、広さは制限されるでしょう。
* 古民家再生の場合:既存の建物の規模や状態によって、実現できる範囲が大きく異なります。大規模な改修が必要な場合は、予算オーバーの可能性もあります。

専門家への相談が不可欠

最終的な判断は、建築士や不動産業者、税理士などの専門家と相談して決定することをお勧めします。彼らは、あなたの予算や希望、そして建物の状態を考慮した上で、最適なプランを提案してくれます。複数の専門家に相談し、複数の意見を比較検討することで、より良い決断ができるでしょう。

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