古家での防音対策:階下への音漏れを防ぐ効果的な方法

防音の方法 今一軒家にすんでいるのですが、私が2階におり、家族がちょうど下の部屋にいます。家が古いからか、私がいすに座るおと、足音がとても響き、なんとか方法はないかと考えています。 いすに座る音も、けして大きな音はたてていないのですが、真下の部屋ではかなり響きますし、階段を上り下りするのも相当響くようです。 この場合、私の部屋に音を吸収するマットを引いたほうが良いのでしょうか? それとも階段やその他の騒音を防ぐためにも、一階の部屋に防音の設備をしたほうがいいのでしょうか? どちらが効果的か、また費用をあまりかけずにできるか教えてください。 また良い製品があれば是非教えてください。

古民家特有の音の問題:原因と対策

古い一軒家では、建物の構造や経年劣化によって、音が伝わりやすくなっているケースが多いです。特に、床や壁の遮音性能が低いと、上の階の音は下の階に、そして隣室にも響きやすくなります。質問者様の場合、椅子に座る音や足音、階段の音などが階下に響いているとのことですので、床の防音対策が重要になります。

音の伝わり方と対策ポイント

音は、空気中を伝わる「空気伝搬音」と、構造物を伝わって伝わる「固体伝搬音」の2種類があります。

* 空気伝搬音:話し声やテレビの音など。吸音材で軽減できます。
* 固体伝搬音:足音や家具の移動音など。遮音材で軽減できます。

質問者様のケースでは、椅子に座る音や足音、階段の音は主に固体伝搬音です。そのため、音を吸収するだけでなく、音を遮断する対策も必要になります。

効果的な防音対策:費用を抑えた実践的な方法

費用を抑えつつ効果的な防音対策を行うには、以下の2つのアプローチを組み合わせることが重要です。

1. 2階(音源側)での対策:音を吸収し、発生源での振動を抑制

まずは、音の発生源である2階(質問者様の部屋)で対策を行うことが、費用対効果の面で優れています。

(1) 床への吸音・防振マットの設置

厚みのある吸音マットや防振マットを敷くことで、床への衝撃音を吸収し、階下への伝搬を軽減できます。

* おすすめ製品例:
* 厚手の防音カーペット(低反発ウレタン入りなど)
* 防音マット(ゴム製やEVA樹脂製など)
* 防振ゴム付きの椅子脚キャップ

  • 選び方のポイント:厚みのあるもの、高密度なものほど効果が高いです。マットの材質も重要で、ゴムやウレタン素材は振動吸収に優れています。また、カーペットの下にさらに防音マットを敷くことで、より効果を高めることができます。

(2) 階段への対策:踏み板への工夫

階段の音も問題とのことですので、階段の踏み板に防音対策を施すことも有効です。

  • カーペットを敷く:階段全体にカーペットを敷くことで、足音の衝撃を吸収します。厚手の防音カーペットがおすすめです。
  • 踏み板の裏に防振材を貼る:踏み板の裏側に、防振シートやゴムシートを貼ることで、振動を吸収します。ホームセンターなどで手軽に購入できます。

2. 1階(受音側)での対策:音を遮断し、音の伝わりを抑制

2階での対策に加え、1階(家族の部屋)でも対策を行うことで、より効果を高めることができます。ただし、費用は2階対策よりも高くなる可能性があります。

(1) 床への防音材の施工:専門業者への依頼が必要

1階天井への防音材施工は、専門業者に依頼する必要があります。費用は高くなりますが、最も効果的な方法です。

  • 遮音シートの設置:天井裏に遮音シートを張ることで、音を遮断します。
  • 吸音材の設置:天井裏に吸音材を設置することで、音を吸収します。

(2) 天井への吸音パネルの設置:DIYでも可能

天井に吸音パネルを設置することで、音の反響を減らし、音の大きさを軽減できます。DIYでも比較的簡単に設置できます。

  • 選び方のポイント:デザイン性も考慮し、部屋のインテリアに合うものを選びましょう。吸音効果の高い素材を選び、適切な設置方法で施工することが重要です。

専門家の意見:効果的な防音対策のポイント

防音工事の専門業者に相談することで、建物の構造や音の問題点に合わせた最適な対策を提案してもらえます。費用は高くなりますが、確実な効果を得たい場合は、専門家に相談することをおすすめします。

まとめ:費用を抑えた効果的な防音対策

古民家での防音対策は、音の発生源である2階での対策を優先し、必要に応じて1階でも対策を行うことが重要です。まずは、費用を抑えやすい2階での吸音マットや防振マットの設置、階段へのカーペット敷きなどから始めてみましょう。効果が不十分な場合は、徐々に1階での対策を追加していくことを検討してみてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)