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古くなった絨毯の除去方法
長年敷き詰められていた絨毯の除去は、想像以上に大変な作業です。無理に剥がそうとしてフローリングを傷つけてしまう可能性もあります。まずは安全に、そして効率的に絨毯を除去する方法を学びましょう。
1. 絨毯の種類と接着剤の種類を見極める
絨毯の剥がし方は、絨毯の種類や、床への接着方法によって大きく異なります。
* 接着剤の種類:接着剤の種類は、主に「ゴム系接着剤」「水性接着剤」「油性接着剤」の3種類があります。ゴム系接着剤は粘着力が強く、剥がすのが困難です。水性接着剤は比較的剥がしやすいですが、乾燥すると硬化します。油性接着剤は、ゴム系接着剤と同様に粘着力が強く、剥がすのが困難です。
* 絨毯の種類:ウールやナイロンなど、素材によって剥がれやすさが異なります。また、裏地の素材も影響します。
絨毯の裏側を確認し、接着剤の種類を推測してみましょう。接着剤の種類が分かれば、適切な剥がし方を選ぶことができます。
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2. 必要な道具を準備する
絨毯を剥がす際には、以下の道具があると便利です。
- ヘラ(金属製とプラスチック製両方用意すると安心です。プラスチック製はフローリングを傷つけにくいですが、金属製は頑固な接着剤に効果的です)
- ハンマー(ヘラを叩く際に使用します)
- スクレーパー(細かい部分の接着剤を剥がす際に使用します)
- バケツ(水を入れるために使用します)
- ゴム手袋(接着剤が付着するのを防ぎます)
- 保護メガネ(接着剤の飛散を防ぎます)
- マスク(接着剤の臭いを防ぎます)
- 掃除機(剥がした後のゴミを掃除するために使用します)
- ワックス剥離剤(頑固な接着剤に使用します。必ず換気を十分に行って使用してください)
- ドライヤー(接着剤を柔らかくするために使用します)
3. 絨毯の剥がしかた
- 端から剥がす:絨毯の一角をヘラで丁寧に剥がします。一気に剥がそうとせず、少しずつ剥がしていくことが重要です。接着剤が固まっている場合は、ドライヤーで温めて柔らかくしてから剥がすと効果的です。
- ヘラを垂直に差し込む:ヘラを絨毯と床の間に垂直に差し込み、ゆっくりと剥がしていきます。無理に剥がすとフローリングが傷つく可能性があります。
- 接着剤の除去:絨毯を剥がした後、残った接着剤をスクレーパーやワックス剥離剤を使って丁寧に除去します。ワックス剥離剤を使用する際は、必ず換気を十分に行ってください。
- 掃除機で清掃:最後に掃除機で残ったゴミやホコリを丁寧に吸い取ります。
4. 業者に依頼する場合
自分で剥がすのが困難な場合、または時間がない場合は、業者に依頼することを検討しましょう。
業者選びのポイント
* 見積もりを複数社から取る:複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討しましょう。
* 口コミや評判を確認する:インターネットなどで業者の口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
* 経験豊富な業者を選ぶ:絨毯の剥がし方やフローリングの施工に経験豊富な業者を選ぶことが重要です。
* 保証内容を確認する:施工後の保証内容を確認し、万が一の問題が発生した場合でも安心できるようにしましょう。
リフォーム業者への依頼
絨毯の剥がしとフローリングの施工を同時に行う場合は、リフォーム業者が最適です。リフォーム業者は、絨毯の剥がしからフローリングの施工、そして仕上げまでを一貫して行うことができます。
フローリングリフォームについて
絨毯を除去した後、いよいよフローリングリフォームです。フローリングの種類は多様なので、ライフスタイルや予算に合わせて最適なものを選びましょう。
フローリングの種類
- 無垢フローリング:天然木を使用しており、高級感があり、温かみのある空間を演出します。反面、価格が高く、メンテナンスが必要になります。
- 複合フローリング:表面に天然木を使用し、芯材に合板やMDFを使用しています。無垢フローリングに比べて価格が安く、メンテナンスも容易です。
- シートフローリング:シート状のフローリングで、DIYでも施工可能です。価格が安く、手軽にリフォームできます。
フローリングリフォームの費用
フローリングリフォームの費用は、使用するフローリングの種類、施工面積、工事内容によって大きく異なります。相場は㎡あたり1万円~3万円程度ですが、高価な無垢材や特殊な施工が必要な場合は、さらに高額になります。
まとめ
絨毯の除去は、慎重な作業が必要です。無理に剥がすとフローリングを傷つけてしまう可能性があるので、上記のポイントを参考に、安全に作業を進めましょう。業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取り、信頼できる業者を選びましょう。フローリングリフォームは、住空間の雰囲気を大きく変えるチャンスです。理想の空間を実現するため、じっくりと検討しましょう。