古くなった椅子をDIYでリメイク!ペンキ塗りで蘇らせる方法と注意点

イスを自分でリフォームしたい。リサイクルショップで買ったイスがあります。シミがあるので、ふと、ペンキを塗り直したら直せるのではないかと思いました。ホームセンターでペンキを買い、直ヌリしたらいいですか? 自分の部屋のベランダでしようと思っていますが、何かしいた方が良いですか?

古くなった椅子をペンキでリメイク!準備から塗装まで徹底解説

リサイクルショップで購入した椅子にシミがついてしまい、ペンキで塗り直してリフォームしたいと考えているんですね。DIYで椅子をリメイクするのは、愛着のある椅子を蘇らせるだけでなく、自分らしい空間づくりにも繋がります。しかし、ただペンキを塗るだけでは、仕上がりが美しくなかったり、長持ちしなかったりする可能性があります。そこで、今回は椅子をペンキでリメイクする際のポイントを、準備から塗装、仕上げまで詳しく解説します。

1. ペンキ選び:種類と色の選び方

ホームセンターには様々な種類のペンキが並んでいます。椅子に最適なペンキを選ぶには、以下の点を考慮しましょう。

  • 耐久性:椅子は座ったり、立ったりと、常に摩擦や衝撃を受けるため、耐久性の高いペンキを選びましょう。アクリル絵の具は手軽ですが、耐久性に劣ります。アクリルラッカー油性塗料がおすすめです。特に、屋外で使用する場合や、頻繁に使用する椅子には、耐水性・耐候性のあるものが最適です。
  • 種類:水性塗料と油性塗料があります。水性塗料は臭いが少なく、扱いやすい反面、耐久性が劣る場合があります。油性塗料は耐久性が高いですが、臭いが強く、取り扱いに注意が必要です。初心者には水性塗料が扱いやすいでしょう。
  • 色:お部屋のインテリアや、椅子の素材に合わせて色を選びましょう。ベージュの椅子であれば、同じベージュ系の色を選ぶことで、自然な仕上がりになります。また、少し明るめの色を選ぶことで、お部屋を明るく見せる効果も期待できます。色のサンプルを実際に見て、確認することをおすすめします。

2. 下地処理:綺麗に仕上げるための重要なステップ

ペンキを塗る前に、下地処理が非常に重要です。下地処理を丁寧に行うことで、ペンキの剥がれやムラを防ぎ、美しい仕上がりを実現できます。

  • 汚れ落とし:椅子についた汚れやホコリを、濡れ雑巾やブラシで丁寧に落としましょう。シミがある場合は、シミ抜き剤を使用するのも有効です。頑固な汚れは、サンドペーパーで研磨するのも効果的です。
  • ヤスリがけ:古いペンキやワックスが残っている場合は、サンドペーパーで研磨して、表面を滑らかにします。細かいサンドペーパー(#240~#400)を使用すると、より綺麗に仕上がります。研磨後は、布で丁寧に拭いて、ホコリを取り除きましょう。
  • プライマーの塗布:下地処理が終わったら、プライマー(下塗り剤)を塗布しましょう。プライマーは、ペンキの密着性を高め、仕上がりの美しさを向上させます。特に、木材や金属など、吸水性の高い素材には、プライマーを塗布することを強くおすすめします。

3. 塗装:ムラなく綺麗に塗るコツ

ペンキの塗装は、ムラなく綺麗に塗ることが重要です。以下のポイントを参考に、丁寧に塗装を行いましょう。

  • 換気:ペンキの臭いは人体に悪影響を及ぼす可能性があります。塗装中は、必ず換気を十分に行いましょう。ベランダでの作業は良い選択ですが、風向きに注意し、周囲にペンキが飛散しないように配慮してください。
  • 塗装方法:刷毛、ローラー、スプレーガンなど、様々な塗装方法があります。初心者には、刷毛が扱いやすいでしょう。ペンキを少量ずつ取り、薄く、均一に塗ることを心がけましょう。一度に厚塗りすると、タレやムラが発生する原因となります。数回に分けて、薄く重ね塗りするのがコツです。
  • 乾燥時間:ペンキの種類によって乾燥時間が異なります。ペンキの缶に記載されている乾燥時間を守り、完全に乾燥してから次の工程に進みましょう。乾燥が不十分な状態で重ね塗りすると、ペンキが剥がれる原因となります。

4. 仕上げ:保護と美しさの追求

塗装が終わったら、仕上げの作業を行いましょう。

  • トップコート:耐久性を高めるために、トップコート(仕上げ剤)を塗布することをおすすめします。トップコートは、ペンキの保護膜となり、傷や汚れから守ってくれます。また、光沢のあるトップコートを使用することで、より美しい仕上がりになります。
  • 乾燥:トップコートを塗布後も、完全に乾燥させることが重要です。乾燥時間は、トップコートの種類によって異なりますので、製品の指示に従ってください。

5. 専門家への相談:難しい場合はプロに依頼

自分でペンキ塗りをすることに不安がある場合、または、複雑なデザインや修理が必要な場合は、プロの家具修理業者に依頼することを検討しましょう。専門家であれば、より美しく、耐久性のある仕上がりを実現できます。

ベランダでの作業における注意点

ベランダでの作業は、換気や天候に注意が必要です。

  • 天候:雨天や強風時は、塗装作業を避けてください。ペンキが乾燥する前に雨に濡れると、仕上がりが悪くなる可能性があります。また、強風でペンキが飛散し、周囲に迷惑がかかる可能性もあります。
  • 養生:作業前に、ベランダの床や周囲に養生シートを敷いて、ペンキが飛散しないように保護しましょう。また、椅子以外の物にもペンキが付着しないように注意が必要です。
  • 廃棄物処理:ペンキの缶や、使用済みの刷毛などは、適切に廃棄しましょう。自治体の指示に従って、処分してください。

まとめ:DIYで椅子をリメイク!自分らしい空間を創造しよう

DIYで椅子をペンキでリメイクすることは、費用を抑えながら、自分らしい空間を創造できる素晴らしい方法です。しかし、準備から塗装、仕上げまで、丁寧な作業が必要です。この記事で紹介したポイントを参考に、安全に、そして美しく椅子をリメイクしてください。

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