古くてカビ臭い部屋で快適に暮らす方法|インテリアと空気環境の改善

引っ越しする先の部屋が物凄くカビ臭いです。床や壁紙の張替は行っているようですが、建物自体が古く部屋の四隅に隙間があり、雨漏りもする感じで、既に壁紙が剥がれ、ちょっと覗いたらカビがびっしり生えてます…。色々な事情から引っ越し先の選択肢が無いので、そこに住まなくてはならないのですが、30分居ると頭痛が酷くなります。何とか楽になりたいので、少しでもカビ臭さを軽減できる方法をご存知の方おられましたら、回答のほど宜しくお願い致します。

カビ臭い部屋の現状と問題点

古くてカビ臭い部屋は、健康被害にも繋がる深刻な問題です。質問者様の場合、30分程度の滞在で頭痛が起きるほど深刻な状況です。これは、カビから発生する揮発性有機化合物(VOC)やカビの胞子が原因と考えられます。壁紙の張替えだけでは、根本的な解決には至らない可能性が高いです。雨漏りや隙間からの湿気侵入、そして既に発生しているカビは、継続的な対策が必要となります。

カビ臭さ軽減のための具体的な対策

カビ臭さ軽減のためには、原因となるカビの除去と、湿気対策、そして空気環境の改善が重要です。以下、具体的な対策をステップごとに説明します。

1. カビの除去と清掃

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徹底的なカビ除去:

壁紙の剥がれ部分だけでなく、目に見えない部分にもカビは潜んでいる可能性があります。まずは、剥がれた壁紙やカビの生えた部分を完全に除去します。この作業は、マスク、手袋、保護メガネを着用し、換気を十分に行った上で実施しましょう。専門業者に依頼するのも一つの手です。
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清掃と消毒:

カビを除去した後、漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)やカビ取り剤で徹底的に清掃し、消毒を行います。使用する薬剤の説明をよく読んで、適切な濃度と使用方法を守ってください。換気を十分に行い、肌への刺激に注意しましょう。
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乾燥:

清掃後、部屋を完全に乾燥させることが重要です。除湿機を使用したり、窓を開けて風通しを良くしたり、扇風機で空気を循環させたりしましょう。特に、四隅などの湿気がたまりやすい部分は念入りに乾燥させます。

2. 湿気対策

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雨漏りの修理:

雨漏りはカビ発生の大きな原因です。まずは、雨漏りの原因を特定し、修理することが最優先事項です。建物の管理会社や大家さんに連絡し、修理を依頼しましょう。
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隙間風対策:

部屋の四隅の隙間から湿気が侵入している可能性があります。隙間テープやパテなどで隙間を塞ぎ、湿気の侵入を防ぎます。
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換気:

常に換気を心がけましょう。窓を開けて自然換気を行うのが理想的ですが、雨漏りの状況によっては難しい場合もあります。その場合は、換気扇を効果的に使用しましょう。
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除湿機:

除湿機は、部屋の湿気を効果的に除去するのに役立ちます。特に梅雨時期や雨の日は、除湿機をフル稼働させることをおすすめします。コンプレッサー式とデシカント式の2種類がありますが、状況に応じて適切なタイプを選びましょう。

3. 空気環境の改善

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空気清浄機:

空気清浄機は、空気中のカビの胞子やVOCを除去するのに効果的です。HEPAフィルター搭載の空気清浄機を選ぶと、より効果的に除去できます。
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消臭剤:

カビ臭さを軽減するために、消臭剤を使用するのも有効です。ただし、一時的な対策に過ぎず、根本的な解決にはなりません。
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炭:

竹炭や備長炭などの炭は、空気中の湿気や臭いを吸収する効果があります。部屋に置いておくことで、多少なりともカビ臭さを軽減できる可能性があります。
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植物:

一部の植物には、空気中の有害物質を除去する効果があるとされています。観葉植物などを置くことで、空気環境の改善に役立つかもしれません。ただし、植物自体がカビの温床にならないよう、適切な管理が必要です。

4. インテリアによる工夫

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通気性の良い家具:

湿気をため込みやすい家具は避け、通気性の良い素材の家具を選びましょう。
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撥水加工のカーペット:

湿気を吸収しにくい撥水加工のカーペットを使用することで、カビの発生を防ぐことができます。
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防カビ・抗菌効果のある塗料:

壁や天井に防カビ・抗菌効果のある塗料を使用することで、カビの発生を防ぐことができます。

専門家の意見

深刻なカビ問題は、DIYで解決できない場合もあります。専門業者に相談することをお勧めします。

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不動産会社:

まずは、不動産会社に状況を説明し、対応を相談しましょう。
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建築業者:

雨漏りや建物の状態について、建築業者に相談し、適切な修理方法を検討しましょう。
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カビ専門業者:

カビの除去や消毒、原因究明を専門業者に依頼することで、より効果的な対策を行うことができます。

まとめ

古くてカビ臭い部屋での生活は、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。今回ご紹介した対策を参考に、快適な住環境を手に入れましょう。それでも改善が見られない場合は、専門家の力を借りることを検討してください。

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