古い繊維壁の上への塗装と、カビ臭対策|AURO漆喰風塗料と繊維壁の比較

AURO(アウロ)という漆喰風塗料という商品を見つけました。これを古い繊維壁の上に直接塗るとどうなりますか?空気をキレイにする効果があるとのことでカビ臭い裏の部屋にイイかなと思ったのですが、漆喰風ということは普通の漆喰とは違うと思いますが、どんな違いがあるのでしょうか?自宅のカビ臭い裏の部屋の壁に塗るものを探しています。本当は、漆喰がいちばんよいのですが、もともとの壁が、昔、昭和の時代のアパートなどに使われていた、金糸のようなものが混ざっている(よく体にもついてしまったアレです、ザラザラしていて、むきだしの土壁のように見えます)壁で、たぶん、繊維壁というものだと思います。左官屋さんから、繊維壁の上には、繊維壁しか直接塗れないと教えてもらい、直接、上から塗りこめるのが、いちばん簡単なので、そうしたいのですが、繊維壁って、必ず金糸が混ざっていますよね?なぜなのかはわかりませんが、アレ嫌いです。でも、それしかないのなら、いちばんマシな繊維壁を探して、塗りこめようと思います。下に紙をはって、その上から塗るものは、できれば使いたくないです。なるべくシンプルにしたいので・・・とりあえずAUROのサンプルを購入して、試してみるしかないかなと。もし他に、ウチの壁に合いそうな素材があれば、ぜひ教えてください。以前、古い漆喰を塗りなおした時は、紙みたいに壁全体が剥がれてきていたので、そのまま、剥がして、土がむき出しになった状態で、普通の漆喰を塗っていきました。その時、繊維壁の材料も使い、余ったものを、一部、裏の部屋に塗ったので、その部屋の壁の素材は繊維壁だと思います。繊維壁と、AUROのどちらがよいのか迷います。ホタテの貝殻のものは、下地が必要なので、候補からは外しています。見た目は、AUROのほうが好みですが・・・繊維壁だとどうしても昭和の日本家屋風になってしまう気がします。いちばんよい方法は何かなと悩み中です。

古い繊維壁とAURO漆喰風塗料、そしてカビ対策

カビ臭い部屋の壁の改修、そして素材選びでお悩みとのこと。昭和時代の繊維壁、AURO漆喰風塗料、そして本物の漆喰…様々な選択肢があり、迷うのも無理はありません。一つずつ丁寧に見ていきましょう。

繊維壁の現状と課題

ご自宅の壁は、昭和時代に多く使われた繊維壁のようです。金糸状の繊維が混ざり、ザラザラとした質感…これはアスベスト含有の可能性も考慮しなければなりません。アスベストは人体に有害な物質です。もしアスベストが含まれている場合は、専門業者に調査・除去を依頼することが必須です。安易なDIYは危険です。

繊維壁は、下地処理なしで直接塗れる利点がある反面、吸湿性が高く、カビの発生しやすい素材でもあります。また、経年劣化により、剥がれやすくなっている可能性も高いです。そのため、直接AUROを塗布しても、下地との密着性が悪く、剥がれやカビの再発につながる可能性があります。

AURO漆喰風塗料の特徴と注意点

AUROは自然素材を活かした塗料で、通気性や調湿性に優れ、空気をきれいにする効果が期待できます。カビ臭対策にも有効な選択肢と言えるでしょう。しかし、漆喰とは異なる素材であることを理解しておく必要があります。漆喰は消石灰を主成分とする天然素材ですが、AUROは漆喰を模倣した塗料です。そのため、漆喰のような高い耐久性や防カビ効果を必ずしも期待できません。

繊維壁の上への直接塗布は、下地処理をせずに塗布すると、密着性が低く、剥がれやすい可能性があります。下地処理は必須です。既存の繊維壁の状況を良く確認し、必要に応じて下地処理剤を使用することで、AUROの塗料の密着性を高め、剥がれを防ぐことができます。

漆喰との比較

本物の漆喰は、高い耐久性と防カビ・抗菌効果を誇る優れた素材です。しかし、繊維壁の上への直接塗布は難しいでしょう。下地処理として、既存の繊維壁を剥がす、または特殊な下地材を使用する必要があり、費用と手間がかかります。

最適な方法の提案

現状を踏まえ、最適な方法を提案します。

1. **アスベスト調査:** まず、専門業者にアスベストの有無を調査してもらうことが最優先です。アスベストが含まれている場合は、適切な除去作業が必要です。

2. **下地処理:** アスベストがないことが確認されたら、繊維壁の状況を詳細に確認します。剥がれやすい部分があれば、除去し、下地処理剤を塗布します。シーラーの使用が効果的です。これは、塗料の吸い込みを抑え、密着性を高める役割を果たします。

3. **塗料選択:** 下地処理後、AURO漆喰風塗料を使用するか、より耐久性のある、カビに強い塗料を選択するかを検討します。AUROは自然素材で安心ですが、耐久性や防カビ効果は他の塗料に劣る可能性があります。専門店で相談し、適切な塗料を選びましょう。

4. **施工:** 専門業者に依頼するか、DIYで施工するかを決定します。DIYの場合は、手順を正確に守り、適切な道具を使用することが重要です。

具体的なアドバイス

* **専門家への相談:** 壁の状況、アスベストの有無、最適な塗料や施工方法について、専門業者(左官屋さん、塗装屋さんなど)に相談しましょう。費用はかかりますが、安全で確実な施工を行うためには不可欠です。
* **サンプルテスト:** AUROのサンプルを購入して、実際に塗ってみて、色や質感を確認しましょう。
* **通気性確保:** カビの発生を防ぐためには、壁の通気性を確保することも重要です。換気扇の設置や、定期的な換気を心がけましょう。
* **防カビ剤:** 塗料と一緒に、防カビ剤を併用することも効果的です。

まとめ

古い繊維壁の上への塗装は、下地処理が非常に重要です。アスベストの有無の確認、適切な下地処理、そして塗料選びを慎重に行いましょう。AURO漆喰風塗料は魅力的な選択肢ですが、必ずしも最適な解決策とは限りません。専門家の意見を聞きながら、安全で効果的なカビ対策を実現してください。

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