古い家の電気トラブル解決ガイド:コンセントの不具合と修理費用

古い家で所々コンセントの穴に電気が来ていません。お風呂の脱衣所のコンセントの穴、リビングのコンセントの穴、キッチン照明(これはコンセントの穴ではなく、スイッチを押しても電気がつかなくなりました)など、電気がつかない問題が発生しています。なぜか寝室のコンセントは今のところ全部使えます。

質問1、これは何が原因でしょうか?(素人の知人は配電盤じゃないかとのことです)
質問2、修理する場合は誰にお願いすればいいでしょうか?または、自分でも直せますか?
質問3、このような電気工事はお金がかかると言われましたがいくらくらいかかりますか?
質問4、直す場合は全部屋に工事人さんが入りますか?(家がちらかっているので配電盤だけを変えるとかではだめでしょうか?)

よろしくお願い致します。補足ご回答ありがとうございます。怖くなったのでテスターを買ってきてコンセント穴にあてて調べたのですが、電気がつかない穴には電気が来ていませんでした。これはブレーカーごと替えるのでしょうか?配電盤だけ替えるのでしょうか?どちらを替えるにしてもパコッとはめ込んで終わりではないのでしょうか?やはり配線の確認など細かい時間がかかりそうな作業が必要ですか?無知ですみません。

1. コンセントや照明が動かない原因

古い家でのコンセントや照明の不具合は、いくつかの原因が考えられます。ご自身の確認で電気が来ていないことが判明したとのことですので、ブレーカーや配電盤の問題が最も疑われます。しかし、それ以外にも以下のような可能性があります。

  • ブレーカーのトリップ: 特定の回路のブレーカーが落ちている可能性があります。ブレーカーボックスを確認し、落ちているブレーカーがあれば元に戻してみてください。もし、すぐにまた落ちるようであれば、ショートなど電気系統の異常が考えられます。
  • 配線不良:経年劣化による配線の断線や接続不良、ネズミなどの齧害などが原因で、電気が供給されていない可能性があります。特に古い家では、配線が劣化しているケースが多いです。
  • スイッチやコンセントの故障:スイッチやコンセント自体が故障している可能性もあります。内部の接点が腐食したり、破損したりしている場合、電気が通らなくなります。
  • 配電盤の老朽化:配電盤自体が老朽化し、安全に電気を供給できなくなっている可能性があります。これは素人が判断するのは危険なので、専門家に依頼しましょう。
  • 漏電:漏電している可能性もあります。これは感電の危険性があるので、専門家に点検してもらう必要があります。

寝室のコンセントが正常に動作していることから、全ての配線が完全にダメになっている可能性は低いです。しかし、特定の回路に問題がある可能性が高いと考えられます。

2. 修理を依頼する相手とDIYの可能性

電気工事は素人では危険が伴うため、専門業者への依頼が強く推奨されます。電気工事士の資格を持つ業者に依頼することで、安全かつ確実に修理を行うことができます。

自分で直せるか?という点ですが、ブレーカーの確認や簡単なスイッチ交換であれば、ある程度の知識と工具があればDIYも可能かもしれません。しかし、配線工事や配電盤の交換は、感電や火災の危険性が高いため、絶対に自分で行わないでください。

誰にお願いすれば良いか?

電気工事は、電気工事士の資格を持つ業者に依頼しましょう。地域の電気工事会社や、インターネットで検索して評判の良い業者を見つけることができます。いくつかの業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

3. 電気工事にかかる費用

電気工事の費用は、作業内容や規模によって大きく異なります。

  • ブレーカー交換:数千円〜数万円
  • 配電盤交換:数万円〜数十万円
  • 配線修理:数千円〜数十万円(損傷の程度や範囲によって大きく変動)
  • コンセント・スイッチ交換:数千円〜1万円程度/箇所

上記はあくまで目安であり、実際にかかる費用は現場調査後に見積もりを提示してもらわなければ正確な金額はわかりません。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

4. 工事範囲と作業時間

工事の範囲は、問題の原因によって異なります。配電盤だけの交換で済む場合もあれば、配線工事が必要になる場合もあります。

  • 配電盤だけの交換:配電盤の交換であれば、配電盤がある場所へのアクセスのみで済みます。部屋全体を散らかす必要はありません。
  • 配線工事が必要な場合:配線工事が必要な場合は、問題のある箇所の配線経路にアクセスする必要があります。そのため、壁の中や床下などを調べる必要がある場合があり、作業範囲が広くなる可能性があります。しかし、必ずしも全ての部屋に工事人が入るわけではありません。問題のある回路に関連する箇所のみの作業となることが多いです。

ご自宅が散らかっていることが心配であれば、業者に事前に相談し、作業範囲や必要な時間、作業中の配慮について話し合っておきましょう。

専門家の視点:古い家の電気設備の注意点

古い家では、配線が劣化していたり、容量が不足していたりする可能性があります。そのため、新しい電化製品を使う際に、ブレーカーが落ちたり、配線が発熱したりするリスクがあります。定期的な点検や、必要に応じて配線工事を行うことが重要です。

また、古い家の電気設備は、現在の安全基準を満たしていない可能性があります。そのため、安全な電気環境を確保するために、専門業者による点検と修理を検討することをおすすめします。

まとめ:安全第一でプロに相談を

古い家の電気トラブルは、素人では対処が難しい場合が多く、危険が伴います。安全を確保するためにも、専門業者に相談し、適切な対応をしてもらうことが最も重要です。 費用はかかりますが、安全と安心を買うと思えば決して高い買い物ではありません。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な業者を選ぶことができます。 また、事前に業者としっかりとコミュニケーションを取り、作業範囲や費用、作業時間などを確認することで、安心して工事を進めることができます。

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