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遮音性とデザイン性を両立したLDKの床選び
古いマンションのリノベーションで、階下への配慮とデザイン性を両立したLDKの床選びは非常に重要です。白っぽいフローリングが好みではないとのことですが、遮音性に優れた素材を選び、アイボリーなどの白に近い落ち着いた色味を選ぶことで、上品で清潔感のある空間を実現できます。
遮音性に優れた床材
遮音性に優れた床材としては、以下のものが挙げられます。
- 複合フローリング:合板の上に、表面材(木目調など)とクッション層が一体化された構造で、遮音性が高いものが多く、価格も比較的リーズナブルです。クッション層の厚さによって遮音性能が変わるので、しっかり確認しましょう。
- 無垢フローリング:天然木の温もりと高級感を味わえる反面、遮音性は複合フローリングに劣ります。しかし、厚みのある無垢材を選ぶことで、ある程度の遮音効果は期待できます。また、下地に遮音シートを敷くことで、さらに遮音性を高めることができます。
- クッションフロア:比較的安価で、デザインのバリエーションも豊富です。近年は、リアルな木目調や石目調など、高級感のあるデザインも増えています。遮音性も高く、マンションリフォームでよく使われています。
- コルクタイル:天然コルクを使用しており、高い遮音性と保温性、そして足触りの良さも魅力です。独特の風合いがあり、ナチュラルな雰囲気を演出したい方におすすめです。ただし、傷つきやすいという点には注意が必要です。
これらの素材を選ぶ際には、LL値(軽量衝撃音レベル)を確認することが重要です。LL値が低いほど遮音性が高いことを示します。マンションによっては、LL値の基準が定められている場合もあるので、事前に管理規約を確認しましょう。
アイボリー系の床材で実現する上品な空間
白っぽいフローリングが好みではないとのことですが、アイボリーは白よりも落ち着いた色味で、上品で清潔感のある空間を演出できます。また、アイボリーは様々なインテリアスタイルに合わせやすく、他の家具や壁の色との調和も取りやすいでしょう。
例えば、アイボリーの床に、ベージュやブラウンの家具を配置すれば、温かみのある空間になります。一方、グレーやシルバーの家具を組み合わせれば、モダンで洗練された空間を演出できます。
LDKと隣室の床材の統一感
LDKと隣室(寝室)の床材を統一することで、空間の広がりを感じさせ、開放感を演出できます。しかし、寝室はリラックスできる空間であるため、LDKとは異なる素材や色を選ぶことも可能です。
統一感を出すメリットとデメリット
- メリット:空間が広く感じられ、開放的な雰囲気になる。インテリアコーディネートがしやすい。
- デメリット:寝室のプライベート感が薄れる可能性がある。LDKの雰囲気に合わない場合、寝室が落ち着かない空間になる可能性がある。
LDKと寝室、それぞれの最適な床材
LDKと寝室の両方でアイボリー系の床材を使用する場合は、同じ素材にするか、色合いの近い素材を選ぶのがおすすめです。例えば、LDKは複合フローリングのアイボリー、寝室はコルクタイルのアイボリーなど、素材を変えても色調を統一することで、自然な繋がりを作ることができます。
もし、寝室に異なる雰囲気を求めるなら、LDKとは異なる素材や色を選ぶことも可能です。例えば、LDKがアイボリーの複合フローリングなら、寝室はダークブラウンの無垢フローリングや、ベージュのカーペットにすることで、落ち着いたプライベート空間を演出できます。
専門家への相談
リフォーム会社に相談しても適切なアドバイスが得られなかったとのことですが、複数のリフォーム会社に相談してみることをおすすめします。それぞれの会社が得意とする分野や、取り扱っている素材が異なるため、より多くの選択肢から最適なものを選ぶことができます。
また、インテリアコーディネーターに相談することも有効です。コーディネーターは、空間デザインの専門家であり、お客様の要望を丁寧に聞き取り、最適な素材や色選び、レイアウトなどを提案してくれます。
まとめ
古いマンションのリフォームにおいて、遮音性とデザイン性を両立した床選びは非常に重要です。今回ご紹介したポイントを参考に、理想のLDKと寝室を実現してください。 アイボリーを基調とした床材は、様々なインテリアスタイルに合わせやすく、上品で落ち着いた空間を演出します。複数のリフォーム会社や専門家に相談し、最適なプランを見つけることを心がけましょう。