古いマンションのウォーターハンマー対策|静かな部屋選びと軽減方法

ウォーターハンマーについて。古いアパート、マンションに住んでるとウォーターハンマーの音は大なり小なりしますよね?大家に言ったら直せないから部屋変わってもいいよ~とのこと。どこの部屋に移ってもしますよね?聞こえにくい部屋の場所などありますか?今は最上階の角部屋にいて酷い時は1分起きにしてます。

ウォーターハンマー現象とは?その原因と対策

古いマンションやアパートで悩まされる「ウォーターハンマー」。これは、水道管内の水の急激な流れの変化によって、管の中で水がハンマーのように叩きつける音のことです。 「ゴンッ」「ドスン」といった衝撃音は、睡眠の妨げになったり、精神的なストレスの原因になったりと、生活の質を大きく低下させる可能性があります。 ご質問にあるように、大家さんによっては建物の老朽化による配管の問題を理由に、根本的な解決を諦めてしまうケースも少なくありません。

ウォーターハンマーの原因は主に以下の通りです。

  • 配管の老朽化:経年劣化による配管の腐食や破損。
  • 水圧の急激な変化:蛇口の開閉やトイレのフラッシュなどによる水流の変化。
  • 配管の支持不足:配管が適切に固定されていないことで、振動が大きくなる。
  • エアポケットの発生:配管内に空気が溜まり、水流によって衝撃音が発生。

残念ながら、建物の構造上の問題から、ウォーターハンマー音を完全に消すことは難しい場合が多いです。しかし、音の大きさを軽減したり、聞こえにくい部屋を選ぶことで、生活への影響を最小限に抑えることは可能です。

ウォーターハンマー音が聞こえにくい部屋の選び方

残念ながら、どの部屋に移ってもウォーターハンマー音が全く聞こえないとは限りません。しかし、音の大きさを軽減できる可能性のある部屋選びのポイントがあります。

1. 階数と位置

ご質問者様は現在最上階角部屋にお住まいとのことですが、最上階は、水圧が高く、音も伝わりやすい傾向があります。角部屋も、壁が少ない分、音が響きやすい可能性があります。 逆に、中層階で、内側の部屋を選ぶことで、多少音の軽減効果が期待できます。 ただし、これはあくまで傾向であり、建物の構造や配管状況によって異なります。

2. 水道管の位置

水道管が部屋の近くにない部屋を選ぶことが重要です。 建物の配管図があれば理想的ですが、多くの場合、入手は難しいでしょう。 しかし、間取り図をよく見て、浴室やトイレ、キッチンなどの水回り設備の位置を確認し、それらから離れた部屋を選ぶことで、音の伝わりを軽減できる可能性があります。

3. 壁や床の材質

厚いコンクリート壁や床は、音の伝わりを抑制する効果があります。 築年数の古いマンションでも、比較的新しいリフォームがされている部屋であれば、壁や床の遮音性能が高い可能性があります。 物件の内覧時に、壁や床の材質、厚さなどを確認してみてください。 また、二重窓を採用している部屋であれば、さらに効果的です。

ウォーターハンマー音を軽減するための対策

部屋選びに加え、以下の対策を行うことで、ウォーターハンマー音を軽減できる可能性があります。

1. 水道の開閉をゆっくり行う

蛇口やシャワーを急に開閉すると、水圧の変化が大きくなり、ウォーターハンマー音が発生しやすくなります。ゆっくりと開閉することで、水圧の変化を緩やかにし、音を小さくすることができます。

2. 消音器の設置

専門業者に依頼することで、ウォーターハンマー防止用の消音器を設置できます。 これは配管に取り付ける小さな装置で、水流の衝撃を吸収し、音を軽減する効果があります。 費用はかかりますが、効果的な対策の一つです。

3. 配管の補修・交換

老朽化した配管を補修または交換することで、根本的な解決に繋がる可能性があります。 ただし、これは大家さんとの交渉が必要であり、費用も高額になる可能性があります。 大家さんとの話し合いが重要になります。

4. 防音対策

カーペットやカーテン、ラグなどを活用することで、室内の反響音を軽減できます。 特に、厚手のカーペットは、床からの振動を吸収する効果があります。 また、遮音性の高いカーテンを選ぶことも効果的です。

専門家への相談

ウォーターハンマー対策に悩んでいる場合は、建築業者や水道設備業者に相談することをお勧めします。 彼らは建物の構造や配管状況を詳しく調べ、適切な対策を提案してくれます。 また、大家さんとの交渉の際にも、専門家の意見は大きな力になります。

まとめ

ウォーターハンマー音は、生活の質を大きく低下させる可能性のある問題です。 部屋選びと合わせて、様々な対策を講じることで、その影響を軽減することができます。 本記事を参考に、快適な住環境を実現してください。

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