古いウイスキー、飲めますか?引っ越しで発掘した未開封ウイスキーの保存状態と飲み頃について

このような状態のウイスキーは飲めるのでしょうか?引っ越しに際して家の中を整理していたところ、ウイスキーが十数本出てきました。そのうち数本は蔵の中から、後は物置にしていた部屋から出てきました。全て箱付き未開封です。頂き物だと思うのですが、いつもらったのかわかりません。調べてみると廃番になっていたものもあったので10〜30年前くらいのものだと思います。蔵の中にしまってあったものは冷暗所保存なので大丈夫だと思うのですが、物置部屋に置いてあったものは日は当たらないところにありましたが、夏場は高温になるので飲めるのかどうか判断出来ませんでした。ウイスキーなどのアルコール度数の高いお酒は未開封でちゃんと保存しておけば半永久的に飲めると書いてあったのですが、明確な判断基準がなくわかりかねたので質問させて頂きました。詳しい方、飲めるかどうかの判断よろしくお願いします。

未開封ウイスキーの保存状態と飲用可否の判断

引っ越しで出てきた、長年眠っていた未開封のウイスキー。大切な贈り物だったかもしれませんね。しかし、長期間の保存状態によっては、残念ながら飲めない可能性もあります。この記事では、古いウイスキーの保存状態をチェックし、飲用可否を判断する方法を詳しく解説します。 特に、冷暗所保存高温環境での保存の違いによる影響について、具体的なアドバイスと専門家の意見も交えてご紹介します。

ウイスキーの保存に最適な環境とは?

ウイスキーは、直射日光を避け、温度変化の少ない冷暗所で保存することが理想です。理想的な温度は15℃前後とされています。温度変化が大きいと、ウイスキーの熟成が不安定になり、品質に影響を与える可能性があります。また、湿気も敵です。湿度の高い場所に保管すると、ラベルが剥がれたり、コルクが劣化したりする可能性があります。

蔵と物置、保存状態の違い

質問者様は、ウイスキーを蔵と物置の2箇所に保管していました。

蔵での保存(冷暗所)

蔵は、一般的に温度変化が少なく、湿度も比較的安定しているため、ウイスキーの保存には適した環境と言えるでしょう。冷暗所で保存されていたウイスキーは、比較的品質が保たれている可能性が高いです。ただし、長期間保存されているため、コルクの状態や液漏れがないかを確認する必要があります。

物置での保存(高温環境の可能性)

物置は、夏場の高温にさらされる可能性があります。高温はウイスキーの品質に悪影響を与えます。高温で保存されていたウイスキーは、変質している可能性があります。具体的には、以下の様な変化が起こる可能性があります。

  • 揮発成分の減少:アルコール分が蒸発し、香りが薄くなる可能性があります。
  • 酸化:空気に触れることで酸化が進み、味が変化したり、変色したりする可能性があります。
  • コルクの劣化:高温によりコルクが膨張したり、劣化したりして、液漏れを起こす可能性があります。

飲用可否の判断基準

では、具体的にどのように飲用可否を判断すれば良いのでしょうか?以下の点をチェックしてみましょう。

1. 箱の状態を確認する

箱に損傷や変形がないか確認します。箱の状態が悪い場合は、中身も劣化している可能性が高いです。

2. ボトルの状態を確認する

ボトルにひび割れや変形がないか確認します。また、液漏れがないか、ボトルの底に沈殿物がないか確認します。沈殿物は、ウイスキーの成分が変化した可能性を示唆します。

3. コルクの状態を確認する

コルクが劣化している、またはカビが生えている場合は、飲まない方が無難です。コルクが押し込まれていたり、膨張している場合も注意が必要です。

4. 香りを確認する

ボトルを開封し、香りを確認します。酢のような酸っぱい臭い、カビ臭、腐敗臭などがする場合は、飲用を避けてください。正常なウイスキーは、熟成による複雑な香りを持つはずです。

5. 味を確認する

少量を飲んで味を確認します。苦味や酸味、異臭がする場合は、飲用を避けてください

専門家の意見:ウイスキー鑑定士の視点

ウイスキー鑑定士に相談することも有効です。鑑定士は、ウイスキーの品質を熟知しており、保存状態や飲用可否について的確なアドバイスをしてくれます。

具体的なアドバイス:古いウイスキーを楽しむ方法

もし、古いウイスキーが飲用可能と判断されたとしても、若いウイスキーとは異なる味わいになっている可能性があります。

  • 少量から試飲する:一気に飲まず、少量ずつ味わってみてください。
  • ストレートで飲む:ウイスキー本来の味を楽しむには、ストレートで飲むのがおすすめです。
  • ロックで飲む:氷を少し加えて飲むと、まろやかな味わいになります。
  • 少量を混ぜて楽しむ:少量を他の飲み物に混ぜて、カクテルとして楽しむのも良いでしょう。

まとめ:安全第一で判断を

古いウイスキーの飲用可否は、保存状態によって大きく異なります。上記の方法で慎重に判断し、少しでも不安がある場合は、飲まない方が賢明です。安全を第一に考え、美味しくウイスキーを楽しみましょう。

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