南南東向きの日当たりとUR賃貸物件選び：日照時間とインテリアへの影響

南南東の日当たりについて教えてください。UR賃貸で物件が予約できました。内覧は前以ての予約で1度きり。昨日いきましたが、運が悪く曇っていて、部屋への陽の入りがわかりませんでした。2階で南南東にベランダがあり、ベランダに沿って、ベランダに出られる大きな窓があるダイニング、同じく大きな窓がある4畳の部屋が1つと半分の窓がある6畳の部屋。あと北側にもうひとつへやがあります。周囲には目の前にでかい道路と駐車場、後ろは公園で太陽を遮るものはありません。外からベランダの日当たりを見たかったのですが、密に2メートル程の目隠し用の樹木が植えてあるので見えませんでした。日当たりはどんな感じだと思われますか？今は賃貸の真南向きに住んでますが、大きなヒサシが各窓についているため日が部屋にあまり入ってきません。よろしくお願いします。

Contents

1 南南東向きの採光の特徴と予測
2 日当たりを予測するための具体的な方法
3 インテリアへの影響と対策
4 専門家の意見：インテリアコーディネーターのアドバイス
5 まとめ

南南東向きの採光の特徴と予測

南南東向きの部屋の日当たりは、真南向きに比べて若干日照時間が短くなりますが、午前中から午後にかけて比較的多くの太陽光を得られる方向です。特に、午前中は日差しが強く差し込み、午後にかけて徐々に角度が低くなり、日差しが弱まります。物件の2階という点も、日照条件にプラスに働きます。低層階に比べて、視界が開け、日陰になりにくいからです。

しかし、ご質問にあるように、曇天での内覧では日当たりの状況を正確に判断することが困難です。また、2メートルほどの目隠し樹木があることも、日照時間に影響を与える可能性があります。樹木の高さや葉の密度によっては、特に午前中の日差しを遮る可能性があります。

ご自身の現在の住まいの経験から、大きな庇（ひさし）が日照を妨げていることを懸念されていますが、今回の物件では庇の有無が記載されていません。UR賃貸の物件は、多くの場合、庇の有無や形状が物件によって異なります。内覧時に確認することを強くお勧めします。

日当たりを予測するための具体的な方法

曇天で日当たりが分からなかった場合でも、いくつかの方法で日照時間を予測することができます。

1. 日の出・日没時刻と太陽高度の確認

インターネットで「日の出・日没時刻」「太陽高度」を検索し、ご自身の物件所在地と日時を入力することで、太陽の軌跡を調べることができます。これにより、各部屋への日照時間や角度を大まかに予測できます。特に、南南東向きの物件では、午前中の太陽高度が高いことを確認することが重要です。

2. 近隣の類似物件の調査

同じUR賃貸団地内、もしくは近隣の似たような立地条件の物件を探し、その日当たりを参考にすると良いでしょう。Googleストリートビューや不動産サイトの写真などを利用して、日中の時間帯に撮影された写真を探し、日差し具合を確認してみましょう。

3. スマートフォンアプリの活用

「Sun Seeker」や「Solar Path」などのアプリは、太陽の軌跡をリアルタイムで表示し、特定の場所への日照時間をシミュレートできます。物件の住所を入力することで、1年を通しての日照時間や角度を詳細に確認できます。

インテリアへの影響と対策

南南東向きの部屋は、午前中は明るい光が差し込み、午後からは柔らかな光になるため、インテリアの計画を立てる上で非常に有利です。しかし、樹木による日陰の影響を考慮する必要があります。

1. カーテンやブラインドの選択

午前中の強い日差しを調整するために、遮光性と透光性のバランスが良いカーテンやブラインドを選びましょう。厚手の遮光カーテンは、プライバシー保護にも役立ちます。また、レースカーテンを併用することで、柔らかな光を取り込みながら、直射日光を和らげることができます。

2. 家具の配置

家具の配置は、日照時間と部屋の明るさを最大限に活かすために重要です。ソファやダイニングテーブルは、日差しが最も当たる場所に配置することで、明るく快適な空間を作ることができます。逆に、北側の部屋は、間接照明などを効果的に使用することで、暗くならないように工夫しましょう。

3. 壁の色と素材

壁の色は、光の反射率に影響を与えます。明るい色は光を反射し、部屋を明るく見せます。一方、濃い色は光を吸収するため、部屋を暗く見せる場合があります。南南東向きの部屋では、明るい色を選ぶことで、日照時間を最大限に活かすことができます。また、光沢のある素材は光を反射するため、部屋を明るく見せる効果があります。

4. 照明計画

日照時間が短い時間帯や、曇りの日でも部屋を明るく保つために、照明計画も重要です。自然光を補う間接照明や、スポットライトなどを効果的に配置することで、快適な空間を作ることができます。

専門家の意見：インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、南南東向きの部屋のインテリアについてアドバイスします。

「南南東向きの部屋は、一日を通して変化に富んだ光を楽しむことができます。午前中の明るい光は、アクティブな活動に最適です。ダイニングやキッチンをこの場所に配置すれば、食事がより楽しくなります。午後の柔らかい光は、リラックスした時間に向いています。リビングや寝室をこの場所に配置すれば、穏やかな時間を過ごすことができます。しかし、樹木による日陰の影響を考慮し、カーテンやブラインド、照明計画を適切に行うことが重要です。明るい色の家具や壁材を選ぶことで、部屋全体を明るく、広く見せることができます。」

まとめ

南南東向きのUR賃貸物件は、適切なインテリア計画によって、快適な住空間を実現できます。日照時間や光の方向を考慮した家具配置、カーテンやブラインドの選択、そして照明計画がポイントです。曇天での内覧で不安が残る場合は、ご紹介した方法で日照時間を予測し、納得のいく物件選びをしてください。