南中庭のある家の採光問題と冬至・夏至の太陽高度

夏至と冬至の太陽の角度を教えてください。家を建てる際に、中庭を検討中ですが、南側の高さ3.5メートルの部屋が北側の部屋に及ぼす影響を知りたいです。中庭は、約六畳ほどのスペースです。補足です。立面図を見ていて、中庭をはさんだリビングに光が入らないのでは?と気付きました。南東角地の日当たりのいい土地を選んだのに、自分の家の影になるとなるとショックです。これって設計ミスですか?今月中に上棟予定なので焦っています。どなたか分かるかたがいらっしゃったら教えてください。今から、建物を低くするとかは不可能なんでしょうか?確認申請は済んでしまっています。

夏至と冬至の太陽高度と方位

まず、夏至と冬至における太陽の角度(高度)についてご説明します。これは、緯度によって大きく変化します。日本の多くの地域を例にとると、夏至(6月21日前後)の太陽の南中高度(太陽が最も高く昇る角度)は約70~80度、冬至(12月21日前後)は約20~30度になります。これはあくまで目安であり、地域や地形、気象条件によって多少のずれが生じます。正確な数値は、国立天文台のウェブサイトなどで確認できます。 太陽の方位は、夏至はほぼ真南、冬至もほぼ真南ですが、季節によって微妙に変化します。

南側3.5mの部屋が北側へ及ぼす影響:中庭の採光への影響

高さ3.5メートルの南側の部屋が、約6畳の中庭を挟んで北側の部屋(リビングと推測)に及ぼす影響は、主に日照時間と日射量です。夏至の太陽高度が高い時期は、南側の部屋の影が北側の部屋に及ぶ時間は比較的短くなります。しかし、冬至の太陽高度が低い時期は、南側の部屋の影が北側の部屋に長くかかり、日照時間が減少します。特に、午前と午後、太陽の高度が低い時間帯に影響が大きくなります。中庭のサイズが6畳と比較的小さいことも、日照不足に拍車をかけます。

中庭の設計における注意点

中庭を計画する際には、以下の点を考慮する必要があります。

  • 中庭の形状とサイズ: 長方形よりも正方形の方が、より多くの光を取り込めます。また、サイズが大きければ大きいほど、光が差し込みやすくなります。
  • 周囲の建物の高さ: 隣接する建物の高さによっては、日照時間が大きく影響を受けます。事前に日影図を作成し、確認することが重要です。
  • 開口部の位置と大きさ: 北側の部屋の窓の位置と大きさは、採光に大きく影響します。できるだけ大きく、南側に面した窓を設けることが理想的です。
  • 植栽: 中庭に植栽を計画する場合は、樹木の高さや種類を考慮する必要があります。成長した際に日陰を作ってしまう可能性があるため、常緑樹よりも落葉樹を選ぶなど、慎重な計画が必要です。

設計ミスかどうか?そして、解決策

南東角地で日当たりが良い土地を選んだにもかかわらず、リビングに十分な光が入らない状況は、設計段階での検討不足が考えられます。必ずしも設計ミスとは言えませんが、居住性への影響を考慮すると、改善の余地があると言えるでしょう。

確認申請が済んでいるため、建物の高さを低くするなどの大規模な変更は困難です。しかし、まだ上棟前であれば、以下の対策が考えられます。

可能な対策

  • 窓の変更: 北側のリビングの窓を大きくしたり、高さを高くしたり、複数設置することで、採光を改善できます。窓の種類も、より多くの光を取り込める高性能な窓を選ぶことを検討しましょう。例えば、Low-Eガラスや、より大きな開口部を持つ窓などを検討してください。
  • 採光窓の設置: 中庭に面した天井に採光窓を設置することで、間接的にリビングに光を取り込むことができます。トップライトや、天窓といった選択肢があります。
  • 鏡や反射材の活用: 鏡や反射材を使って、太陽光をリビングに反射させることも有効です。ただし、安易な設置は逆効果になる可能性もあるため、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
  • 室内照明の工夫: 自然光だけでは不足する場合は、間接照明や、明るさを調整できる照明器具を導入することで、快適な空間を演出できます。LED照明は省エネ効果も期待できます。
  • 建築士・設計事務所への相談: 現状を説明し、改善策を検討してもらうことが最も重要です。専門家の視点から、現実的な解決策を提案してもらえるでしょう。費用や工期についても相談し、納得できるプランを見つけましょう。

専門家の視点:日影図の重要性

建築設計において、日影図は非常に重要な役割を果たします。日影図は、一年を通して太陽の位置と建物の影をシミュレーションすることで、日照時間や日射量を予測するものです。設計段階で日影図を作成し、十分な検討を行うことで、このような問題を未然に防ぐことができます。今回のケースでは、設計段階での日影図の検討が不十分であった可能性が高いです。

まとめ

中庭のある家の採光問題は、建物の配置、中庭のサイズ、窓の設計など、様々な要素が複雑に絡み合っています。焦らず、建築士や設計事務所とよく相談し、最適な解決策を見つけることが重要です。 早急に専門家と話し合い、可能な範囲で改善策を検討しましょう。

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