卒業式で受け取った大切な花束。その感動をいつまでも留めておきたい気持ち、よく分かります。水につけられない状況でも、花束の美しさを長く保つ方法があります。この記事では、花束の乾燥方法から、押し花、ドライフラワー、そして思い出を形に残すためのアレンジ方法まで、様々な保存方法をご紹介いたします。
Contents
花束の美しい保存方法:状況に合わせた最適な選択
花束を長持ちさせるには、その状態と、あなたが大切にしたいポイント(形・色・香りなど)によって最適な方法が変わってきます。まずは、現在の花束の状態を確認しましょう。しおれ始めているか、まだ新鮮な状態かによって、適切な保存方法が変わってきます。
1. しおれ始めている場合:迅速な乾燥が重要
すでにしおれ始めている場合は、乾燥させる方法がおすすめです。乾燥方法は大きく分けて以下の3種類があります。
- 自然乾燥:風通しの良い日陰で、花束を逆さに吊るして乾燥させます。時間はかかりますが、自然な風合いを残せます。ただし、変色しやすいので注意が必要です。直射日光は避け、定期的に状態を確認しましょう。
- 乾燥剤を使う方法:シリカゲルなどの乾燥剤を使うと、比較的早く乾燥させることができます。花びらが崩れにくいので、繊細な花にも適しています。密閉容器に乾燥剤と花束を入れ、数日〜数週間で乾燥完了です。乾燥剤は繰り返し使えます。
- 電子レンジ乾燥:電子レンジで乾燥させる方法もあります。専用の乾燥剤やキットを使うと、短時間で乾燥できます。ただし、火事の危険性もあるので、説明書をよく読んでから行いましょう。また、花によっては変色しやすいので注意が必要です。
2. まだ新鮮な状態の場合:乾燥前にできること
まだ新鮮な状態であれば、乾燥前に以下の処理を行うことで、より美しい状態を保つことができます。
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- 花びらの掃除:花びらについた汚れや枯れ葉を取り除きます。柔らかいブラシを使うと良いでしょう。
- 茎の処理:茎を斜めにカットし、吸水性を高めます。ただし、乾燥させる場合は、茎を短くカットしてから乾燥させると、より綺麗に仕上がります。
- 花束の整形:花束全体のバランスを整え、乾燥後の形をイメージしながら整えておきましょう。
思い出を形に残すアレンジ方法:インテリアにも最適
乾燥させた花束は、そのまま飾るだけでなく、様々なアレンジ方法があります。
1. 押し花
押し花は、花を平らに圧縮して乾燥させる方法です。専用の押し花器を使うと綺麗に仕上がります。押し花は、額縁に入れて飾ったり、レジンで固めてアクセサリーにしたり、様々なアレンジが可能です。卒業式の思い出を、インテリアとして長く楽しむことができます。
2. ドライフラワー
ドライフラワーは、自然乾燥や乾燥剤を使って花を乾燥させたものです。そのまま飾ったり、スワッグやリースなどのアレンジに使ったりできます。紫色の花束であれば、落ち着いた雰囲気のインテリアにぴったりです。
3. ハーバリウム
ハーバリウムは、植物標本をオイルに浸して保存する方法です。透明なガラス容器に、乾燥させた花束をオイルに浸して飾ります。光を通すことで、花束の美しさが際立ちます。
4. レジン
レジンは、透明な樹脂で花を閉じ込める方法です。アクセサリーやコースターなど、様々なアイテムを作ることができます。思い出の花束の一部を、普段使いできるアイテムとして残すことができます。
専門家のアドバイス:花束の保存に関する注意点
花束の保存方法について、フラワーアレンジメントの専門家に話を聞いてみました。
「花束を長く美しく保存するには、乾燥方法の選択が重要です。花の種類や状態に合わせて、適切な方法を選ぶことが大切です。また、乾燥後は直射日光や湿気を避け、風通しの良い場所に保管することが、色褪せやカビを防ぐために重要です。」
まとめ:卒業式の花束をいつまでも大切に
卒業式の花束は、かけがえのない思い出の品です。この記事で紹介した方法を活用して、その美しさと感動を、いつまでも大切に保管してください。 様々な方法があるので、あなたにとって最適な方法を見つけて、思い出の花束をインテリアの一部として、長く楽しんでください。