北海道旭川の新築で暖房システム選びに迷ったら?蓄熱暖房と電気ボイラーセントラル徹底比較

北海道旭川で新築を考えています。蓄熱暖房か電気ボイラーセントラルかで悩んでいます。 家の間取りは一階32坪、2階7坪の床面積で吹き抜けは15畳あります。LDK26畳でそこに吹き抜けです。玄関からLDKは建具はつけない予定です。2階は部屋は作らずオープンスペースなのでLDKとつながっている空間は大きいと思います。建築をお願いするビルダーは平均してC値0.3~0.4くらいで、Q値はこだわりすぎて間取りや窓を使いにくくしたくないという社長の思いからあまり数値にはこだわらないみたいですが平均して1.4くらいだそうです。 床は無垢材を使用するので床暖房は使えないので、蓄熱暖房か、電気ボイラーセントラルを考えています。気になるのは吹き抜けがあるので寒くないのかと電気代です。吹き抜けはもちろん解放感のためでもありますが、将来的に床を作り部屋を増やすかもしれないので作る予定です。 高気密高断熱で吹き抜けがある家にお住まいの方、暖房についての意見お願いします。

北海道旭川での新築、暖房システムの選択:蓄熱暖房と電気ボイラーセントラルの比較

北海道旭川での新築、しかも吹き抜けのある広々としたLDK…素敵なプランですね!しかし、暖房システム選びは重要です。蓄熱暖房と電気ボイラーセントラル、どちらもメリット・デメリットがありますので、じっくり比較検討していきましょう。 間取りは1階32坪、2階7坪、吹き抜け15畳のLDK26畳と、開放的な空間を実現しようとしていますね。無垢材の床材を使用するため床暖房は不可という点も考慮しなければなりません。C値0.3~0.4、Q値1.4という断熱性能も踏まえて、最適な暖房システムを選んでいきましょう。

蓄熱暖房の特徴とメリット・デメリット

蓄熱暖房は、夜間電力を使ってレンガなどの蓄熱材に熱を蓄え、昼間にその熱を放出して暖房するシステムです。

メリット

  • ランニングコストが安い:夜間の安い電力を利用するため、電気代を抑えられます。特に北海道の電力料金体系を考慮すると大きなメリットとなります。
  • 輻射熱による暖かさ:蓄熱材から輻射熱で暖めるため、床暖房のようなじんわりとした暖かさを感じられます。無垢材の床との相性も抜群です。
  • 安定した室温:蓄熱材が熱を蓄えているため、室温の変動が少なく、安定した暖かさを保てます。
  • CO2排出量が少ない:再生可能エネルギー由来の電力を使用すれば、環境にも優しい暖房システムです。

デメリット

  • 初期費用が高い:蓄熱暖房システムの導入には、それなりの初期費用が必要です。
  • 設置スペースが必要:蓄熱暖房機を設置するスペースが必要です。間取り計画の段階で考慮する必要があります。
  • 温度調整が難しい:一度蓄熱された熱をコントロールするのは難しい場合があり、温度調整に慣れが必要です。
  • 吹き抜けへの対応:吹き抜けのある空間では、熱が逃げやすいため、十分な蓄熱能力を持つ機種を選ぶ必要があります。また、吹き抜け部分への対応策(カーテンなど)も必要になる可能性があります。

電気ボイラーセントラルヒーティングの特徴とメリット・デメリット

電気ボイラーセントラルヒーティングは、電気ボイラーで温水を作り、各部屋に送って暖房するシステムです。

メリット

  • 温度調整がしやすい:各部屋の温度を個別に調整できます。吹き抜け部分の温度管理も比較的容易です。
  • システムがシンプル:蓄熱暖房に比べてシステムがシンプルで、メンテナンスが容易です。
  • 床暖房との併用が可能:床暖房と併用することで、より快適な暖房環境を実現できます。(ただし、今回のケースでは無垢材のため不可)

デメリット

  • ランニングコストが高い:電気代が高くなる可能性があります。特に北海道の寒冷地では、電気代が大きな負担になる可能性があります。
  • 初期費用も高い:蓄熱暖房と同様に、初期費用は高めです。
  • 吹き抜けへの対応:吹き抜けのある空間では、熱が逃げやすいため、十分な能力を持つボイラーを選ぶ必要があります。また、吹き抜け部分への対応策が必要になる可能性があります。

吹き抜けのある家での暖房対策

吹き抜けは開放感があり魅力的ですが、熱が逃げやすいというデメリットがあります。そのため、高気密・高断熱の住宅であっても、適切な暖房システムと対策が必要です。

具体的な対策

  • 高性能な窓:断熱性能の高い窓(トリプルガラスなど)を選ぶことで、熱の流出を抑制できます。
  • カーテンやブラインド:夜間や不在時にカーテンやブラインドを閉めることで、熱の流出を防ぎます。厚手の断熱カーテンが効果的です。
  • 吹き抜け部分への暖房対策:天井扇風機やサーキュレーターなどを活用して、暖かい空気を効率的に循環させます。必要に応じて、吹き抜け部分に暖房器具を設置することも検討しましょう。
  • 気密性の確保:建築段階で、気密性能を高める工夫をすることが重要です。C値0.3~0.4は良い数値ですが、施工精度にも注意が必要です。
  • 断熱材の選定:高性能な断熱材を使用することで、熱の流出を防ぎます。Q値1.4は平均的な数値ですが、より高い断熱性能を目指せるよう検討してみましょう。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の立場から見ると、今回の間取りと条件を考慮すると、蓄熱暖房が比較的有利と考えられます。 理由は以下の通りです。

* **ランニングコストの低減:** 北海道の電力料金体系を考えると、夜間電力を活用できる蓄熱暖房は、長期的なランニングコストを抑える上で有効です。
* **輻射熱による快適性:** 無垢材の床との相性が良く、じんわりとした暖かさで快適な空間を演出できます。
* **高気密高断熱住宅との相性:** 高気密高断熱住宅であれば、蓄熱暖房の熱を効率的に室内に保つことができます。

ただし、吹き抜けへの対応は重要です。十分な蓄熱能力を持つ機種を選び、カーテンやブラインド、天井扇風機などを活用して熱の流出を防ぐ対策が必要です。 建築会社と綿密に相談し、適切な機種選定と設置計画を立てることが重要です。

まとめ:最適な暖房システムを選択して快適な住まいを

蓄熱暖房と電気ボイラーセントラル、どちらにもメリット・デメリットがあります。 ご自身のライフスタイルや予算、そして何より快適性を重視して、最適なシステムを選択してください。 今回ご紹介したポイントを参考に、建築会社とじっくり相談し、後悔のない選択をしてください。 吹き抜けのある家では、暖房システムだけでなく、窓やカーテン、断熱材など、総合的な断熱対策が重要になります。 快適な住まいを実現するため、専門家と相談しながら、最適なプランを検討することをお勧めします。

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