北海道の木造アパートで給湯器凍結破裂!修理費用負担の責任は?

北海道民です。管理会社に「水抜き済み」であることを確認した上で冬期間家をあけていたら、実は水抜きがされておらず、給湯器の水道管が破裂しました。修理代は借主が払わなければなりませんか? もともとマンションに住んでいましたが、所用のため半年ほど家をあけることになっていたので、家賃を下げるために札幌市内の古い木造アパートに引っ越しました。 冬期間家をあけることになるので、鍵引渡しのとき管理会社に部屋全体が水抜き済みかどうかを確認しました。 管理会社からは部屋の水抜きは済んでいる状態との返答を頂きました。 そこで鍵を受け取って荷物を搬入してからすぐその部屋から出て、半年間一度も部屋に戻りませんでした。 しかし、実際は元栓がしまっていただけで水抜きがされておらず、給湯器の中に通っている水道管が凍結、破裂してしまいました。 給湯器の修理代は4万円で、当方学生のため支払いが厳しいです。 管理会社側は ・一度部屋を引き渡した以上は借主の責任である。 ・2週間以上退去する際はその旨管理会社に知らせること、と契約書に記載している。 と主張しています。 しかし、私としては管理会社に水抜き済みであるといわれたことを信用して退去したので、全額負担することに納得しかねます。 この場合、給湯器の修理代は全額借主の負担となるのでしょうか? もし管理会社に一部でも負担してもらえるとしたらいくらくらいが妥当でしょうか? 回答お待ちしております。

北海道での冬期空室と給湯器凍結:責任の所在と解決策

北海道のような寒冷地では、冬期に家を空ける際の給湯器凍結は深刻な問題です。今回のケースでは、管理会社との間で責任の所在が曖昧になっているため、冷静に状況を整理し、適切な解決策を探る必要があります。

事実関係の確認と証拠の確保

まず、重要なのは事実関係の確認です。管理会社とのやり取り(メール、電話記録など)、契約書、修理見積書など、全ての証拠をしっかりと保管しましょう。特に、管理会社に「水抜き済み」と確認したという証拠は、交渉において非常に重要になります。

契約書の内容の精査

契約書に「2週間以上退去する際はその旨管理会社に知らせること」と記載されているとのことですが、これはあくまで告知義務であり、管理会社の不履行を免責するものではありません。管理会社は、借主に適切な情報を提供し、安全な状態を維持する義務を負っています。今回のケースでは、管理会社が「水抜き済み」と誤った情報を提供したことが問題です。

法律的な観点からの検討

民法では、賃貸借契約において、貸主は借主に「瑕疵担保責任」を負います。これは、物件に隠れた欠陥があった場合、貸主が責任を負うというものです。今回のケースでは、管理会社の「水抜き済み」という説明が事実と異なり、その結果給湯器が破裂したという点で、瑕疵担保責任が問われる可能性があります。

管理会社との交渉

管理会社との交渉は、穏便に、しかし毅然とした態度で臨むことが重要です。まず、事実関係を改めて説明し、管理会社の誤った説明によって損害が発生したことを明確に伝えましょう。証拠となる資料を提示しながら、修理費用の負担割合について交渉します。

専門家への相談

交渉が難航する場合は、弁護士や不動産専門家などに相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より有利な条件で交渉を進めることができます。

具体的な解決策:交渉のポイントと費用負担割合

給湯器修理費用の負担割合は、状況証拠や交渉次第で大きく変わってきます。以下に、交渉のポイントと、考えられる費用負担割合の例を示します。

交渉のポイント

* 管理会社側の責任を明確にする:管理会社が「水抜き済み」と誤った情報を提供したことが、給湯器破裂の直接の原因であることを強調します。
* 証拠を提示する:メール、電話記録、契約書、修理見積書など、全ての証拠を提示し、管理会社側の主張を反論します。
* 誠実な態度で交渉する:感情的な言葉を使わず、冷静に事実を説明し、解決策を探る姿勢を示します。
* 専門家の力を借りる:交渉が難航する場合は、弁護士や不動産専門家に相談しましょう。

費用負担割合の例

交渉の結果、以下の様な負担割合が考えられます。

* 管理会社が全額負担:管理会社の誤った情報提供が原因であると認められれば、全額負担の可能性があります。
* 管理会社が過半数負担:管理会社にも一定の責任があるものの、借主にも注意義務があったと判断されれば、費用を折半する、もしくは管理会社が過半数を負担する可能性があります。
* 借主が全額負担:残念ながら、管理会社が一切の責任を認めなければ、借主が全額負担せざるを得ない可能性もあります。

具体的な交渉例

「管理会社様、先日は給湯器の修理に関してご対応いただきありがとうございました。しかしながら、契約時に『水抜き済み』と確認したにも関わらず、実際には水抜きがされておらず、凍結破裂に至った点について、責任の所在について改めてご相談させて頂きたいです。添付資料の通り、契約時におけるやり取りの記録がございます。これらを踏まえ、修理費用4万円につきましては、管理会社様にも責任の一端があると考えております。折半、もしくは管理会社様のご負担が大きい割合での解決を希望しております。」

予防策:冬期空室対策と管理会社とのコミュニケーション

今回の様な事態を防ぐためには、以下の対策が有効です。

冬期空室対策

* 事前に管理会社に詳細な確認を行う:冬期に家を空ける場合は、水抜き方法やその他の防寒対策について、管理会社に詳細な確認を行い、書面で確認を取りましょう。
* 定期的な点検を行う:可能であれば、冬期間中に一度、管理会社に依頼して部屋の点検を行ってもらうことを検討しましょう。
* 信頼できる業者に依頼する:水抜き作業を自分で行う場合は、信頼できる業者に依頼しましょう。
* 保温材を使用する:給湯器や水道管に保温材を巻いて、凍結を防ぎましょう。
* 凍結防止剤を使用する:水道管に凍結防止剤を注入するのも有効です。

管理会社とのコミュニケーション

* 定期的な連絡を取り合う:冬期に家を空ける場合は、定期的に管理会社に連絡を取り、状況を報告しましょう。
* 不明な点はすぐに質問する:何か不明な点があれば、すぐに管理会社に質問し、明確な回答を得るようにしましょう。

まとめ

北海道での冬期空室における給湯器凍結は、深刻な問題です。管理会社との丁寧なコミュニケーションと、証拠の確保が重要です。交渉が難航する場合は、専門家の力を借りることも検討しましょう。今回の経験を活かし、今後の冬期空室対策を万全に準備することで、同様のトラブルを未然に防ぎましょう。

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