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北海道の住宅で発生するクモの種類と特徴
北海道で2~3cmほどの大きさで、糸を張らずに家の中に現れるクモは、アシダカグモの可能性が高いです。アシダカグモはゴキブリなどの害虫を捕食する益虫として知られており、関東地方に多く生息するイメージが強いですが、北海道でも確認されています。ただし、ゴキブリの生息が少ない北海道において、アシダカグモの餌となる昆虫が不足している可能性も考えられます。
一方で、アシダカグモ以外にも、家の中に侵入するクモは複数存在します。 種類を特定するには、写真撮影が有効です。 専門のサイトや図鑑、あるいは害虫駆除業者に写真を見てもらうことで、正確な種類を特定できます。種類が分かれば、より適切な対策を講じやすくなります。
アシダカグモの特徴
* 大きさ:体長2~3cm程度。脚を広げると10cmを超えるものもいます。
* 色:茶褐色で、腹部には斑点があります。
* 行動:徘徊性で、巣を張りません。夜行性で、主に夜間に活動します。
* 食性:ゴキブリ、ハエ、カマドウマなどの昆虫を捕食します。
クモ大量発生の原因究明
クモが大量発生する原因は、主に餌となる昆虫の多さです。 アパートが築13年と比較的古い木造であること、1階であることから、隙間や湿気など、昆虫が住みつきやすい環境が整っている可能性があります。
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考えられる原因
- 建物の老朽化:隙間から昆虫が侵入しやすくなっている。
- 湿気:特に台所や浴室などの湿気の多い場所では、昆虫が繁殖しやすい。
- ゴミの放置:生ゴミや食べ残しは、昆虫を誘引する。
- ストーブ:ストーブ内部にクモの卵があった可能性が高い。
- 周辺環境:アパート周辺の環境(植生など)も影響する可能性がある。
クモ対策:駆除と予防
クモを駆除するだけでなく、発生源を断つ予防策も重要です。
効果的な駆除方法
* 凍殺スプレー:即効性があり、クモを確実に駆除できますが、卵には効果がない可能性があります。
* エアゾール式殺虫剤:広い範囲に噴霧できるため、複数のクモを同時に駆除できます。
* バルサンなどのくん煙剤:家全体に効果があり、卵にも効果がある可能性が高いです。ただし、換気は必須です。
* プロの業者への依頼:原因究明と適切な駆除方法の提案を受けられます。
効果的な予防策
- 建物の隙間を塞ぐ:コーキング剤などで、窓枠や壁の隙間を塞ぎ、昆虫の侵入を防ぎます。専門業者に依頼するのも良いでしょう。
- 湿気の対策:換気を良くし、除湿機を使用するなどして、湿気を減らします。特に浴室や台所は重点的に。
- 清掃:こまめな掃除で、ゴミや食べこぼしなどをなくし、昆虫の餌となるものを減らします。
- クモの巣をこまめに除去する:クモが巣を張る前に除去することで、繁殖を防ぎます。
- 防虫スプレー:窓枠やドアの周辺に防虫スプレーを散布することで、昆虫の侵入を防ぎます。
- 玄関周りの清掃:玄関周辺にゴミや雑草などが放置されていないか確認し、清掃します。
二段ベッドの購入について
布団の中にクモが出たという経験から、二段ベッドの購入を検討されているとのことですが、二段ベッドはクモの侵入を防ぐ効果は限定的です。クモは意外と高い場所にも登ってきます。根本的な解決には、上記の駆除と予防策が重要です。
専門家の意見
害虫駆除業者に相談することで、より効果的な対策を講じることができます。 業者によっては、原因究明から駆除、予防策の提案まで、総合的なサポートをしてくれるところもあります。 特に、築13年の木造アパートの場合、建物の老朽化による隙間などが原因となっている可能性が高いので、専門家の意見を聞くことが重要です。
まとめ
クモの大量発生は、住環境の衛生状態や建物の状態と密接に関係しています。 今回ご紹介した駆除方法と予防策を組み合わせることで、クモの発生を抑制し、安心して暮らせる環境を作ることができます。 それでも改善が見られない場合は、迷わず害虫駆除業者に相談することをお勧めします。 引っ越しも一つの選択肢ですが、まずは上記の対策を試してみてはいかがでしょうか。