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北海道のオール電化住宅の寒さ問題:原因と解決策
北海道の厳しい寒さの中で、オール電化住宅の暖房が効かず、電気代が高額になっているという深刻な問題を抱えているご様子ですね。赤ちゃんもいらっしゃるという状況ですので、一刻も早い解決が必要です。 32度に設定しているのに18度しかない、床が冷たい…これは明らかに異常です。「蓄熱暖房並に暑いです」という説明とはかけ離れています。
まず、考えられる原因をいくつか検証していきましょう。
1. 暖房システムの不具合
* 床暖房システムの故障: 床暖房パネルの故障、配管の詰まり、サーモスタットの不具合などが考えられます。床暖房は、床下から均一に暖めるシステムですが、床が冷たいということは、システム自体に問題がある可能性が高いです。
* 熱源機器の不具合: 「主電源のような機械」が、ヒートポンプ式床暖房の室外機や、電気ボイラーなどの熱源機器だと考えられます。この機器の故障や能力不足が、暖房不足の原因になっている可能性があります。
* 断熱性の不足: 北海道の厳しい寒さに対して、家の断熱性能が不足している可能性があります。特に、窓や壁からの熱損失が大きければ、いくら暖房を強くしても効果が薄れてしまいます。外壁、窓、屋根などの断熱材の施工状況を改めて確認する必要があります。
* 換気システムの問題: 換気システムが適切に機能していないと、暖められた空気が外に逃げてしまい、暖房効率が悪くなります。換気システムの点検が必要です。
2. 建築会社への対応
建築会社に「主電源上げろ」と言われるだけでは、問題は解決しません。 具体的な数値データ(室温、外気温、電気使用量など)を提示し、問題点を明確に伝えましょう。 できれば、温度測定器で各部屋の温度を記録し、写真や動画で床の冷たさを示すことも有効です。
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* 専門家への同行依頼: 建築会社に、第三者機関(建築士や住宅性能評価機関など)に同席して状況を調査してもらうよう依頼しましょう。
* 瑕疵担保責任の主張: もし、建築上の欠陥が原因で暖房が効かないのであれば、瑕疵担保責任に基づき、建築会社に修繕を請求できます。
3. 灯油ストーブの使用
オール電化住宅であっても、灯油ストーブの使用自体は問題ありません。ただし、以下の点に注意が必要です。
* 換気: 灯油ストーブを使用する際は、必ず換気を十分に行いましょう。一酸化炭素中毒の危険性があります。
* 設置場所: 可燃物から離れた安全な場所に設置し、転倒防止対策も忘れずに行いましょう。
* 火災保険: 火災保険に加入していることを確認し、ストーブの使用について保険会社に確認しておきましょう。
4. 具体的な対策
* 建築会社への再交渉: 上記を踏まえ、建築会社に改めて状況を説明し、具体的な解決策を提示してもらいましょう。
* 専門業者への依頼: 建築会社が対応してくれない場合、または対応が不十分な場合は、暖房システムの専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
* 断熱性の向上: 窓に断熱フィルムを貼ったり、カーテンを厚手のものに変えるなど、手軽にできる断熱対策を行いましょう。
* 省エネ対策: 暖房効率を上げるために、こまめな換気や、ドアの隙間を塞ぐなどの工夫をしましょう。
専門家のアドバイス
建築士や住宅設備の専門家に相談することで、より具体的な解決策を得ることができます。 彼らは、問題の原因を特定し、適切な修理方法や改善策を提案してくれます。 また、電気代の高騰についても、原因究明と合わせて節電対策のアドバイスも期待できます。
まとめ
北海道のオール電化住宅で暖房が効かないという問題は、決して珍しいことではありません。 しかし、放置すると健康被害や経済的な負担が大きくなります。 建築会社との丁寧な交渉、専門家への相談、そして適切な対策を講じることで、快適で安全な住環境を取り戻せるはずです。 赤ちゃんがいるご家庭では、特に迅速な対応が求められます。 すぐにでも状況を改善するために、積極的に行動を起こしましょう。