北海道の断熱材なし住宅:築29年RC住宅の購入と断熱対策

北海道で断熱材のない不動産を購入することになりました。 北海道へ移住するため、中古一戸建てを探していたのですが、築29年の鉄筋コンクリート造りの家が気に入り、 他の木造の物件と比べても暖かく感じた気がしたこともあり(小さな子供がいるので温かい家というのが一番のポイントでした)、購入意志の証明書を書きました。 本州に戻ってから、地下に潜った主人が、断熱材は見えなかったが北海道で使わないはずがない。基礎にはないだけだろうと言ってましたが、念のため不動産屋さんに確認。 すると、やはり断熱材は使っておらず、断熱効果の高い軽量発泡コンクリートというのを使って建ててある物件でした。 売り主さんに確認してくれたのですが、寒さは気にならないと言っていたそうで…。 発泡コンクリートとコンクリートは別物だと、主人は言います。 強度も違うし、断熱効果も薄いと心配しています。 他にもチラホラと補修箇所が後から出てきて(売り主様の話では…と)、現状引き渡しとはいえなんだかんだと費用が地味に増えて来るのもおかしいとは思いますが、一番の心配は断熱材が無いことです。 北海道にお住まいの方にお聞きしたいのですが、断熱材なしの住宅で大丈夫なものでしょうか? 前売り主様は、後から二重窓にしたり、毛足の長いカーペットをひいたり、各部屋のドア下に隙間風が入らないようビニールを貼り付けたり、換気扇をミニサイズにされたりと色々と工夫されて住んでいた様子が伺えます。 それだけ寒かったのかも…なんて今さら感じてみたりf^_^;。 購入意志を伝えた以上、契約に向かって色んな方々が動いて下さっています。 もしキャンセルということになると、○十万円もの解約金を支払う必要があるとの説明も受けました。 解約金を払うか、頑張って様子を見るか…どちらがベストだと思いますか? 補足色んな情報をありがとうございますm(__*)m 建物は大○建設のパ○コンで、現在はコンクリートと断熱材で造られているようですが、当時は軽量気泡コンクリートだったようです。 道央ですが、実のところ立地はイマイチで;…建物がしっかりしていたので決めた物件でした。 暖房器具もついていない物件もあった中、パネルタイプの灯油セントラルで、子供は危なくない設備だったのも決めた理由のひとつです。 今まで家屋のメンテナンスはしてなかったと聞きましたが、外壁もヒビや剥がれもなく塗装も綺麗で…多分、何かしらお手入れはされていると思います。 壁がGL工法で歪まず丈夫とか言う不動産屋さん、え~??でf^_^;…昨日、大○建設に電話してみたところ、断熱材はその当時でも薄いが入っている。…と!! 玄関がアルミだったりするので寒さ対策は必要かも知れませんが、契約は進めてみようと思います。 お騒がせしました

北海道の住宅事情と断熱材

北海道の住宅において、断熱性能は非常に重要です。厳しい寒さから家を守るためには、適切な断熱材の使用が不可欠です。しかし、築年数の古い住宅では、現在の基準を満たしていないケースも少なくありません。今回のケースでは、築29年の鉄筋コンクリート造りの住宅で、断熱材が使用されていないことが判明しました。軽量発泡コンクリートが使用されているとのことですが、これはコンクリートとは異なる素材であり、断熱性能はコンクリートよりも高いものの、現代の断熱基準を満たしているとは限りません。

軽量発泡コンクリートの特性と断熱性能

軽量発泡コンクリートは、コンクリートに比べて軽量で、断熱性も比較的高い材料です。しかし、断熱材を併用しない場合、北海道の厳しい冬を乗り切るには不十分な可能性があります。特に、築29年という年月を経て、経年劣化による断熱性能の低下も懸念されます。

軽量発泡コンクリートのメリットとデメリット

メリット

* 軽量であるため、建物の負担が少なく、地震にも強い傾向があります。
* 一定の断熱性能を有しています。
* 施工が比較的容易です。

デメリット

* 断熱性能は断熱材に比べて低い。
* 強度はコンクリートに比べて低い。
* 吸水性があるため、適切な防水対策が必要です。

断熱材なし住宅の課題と対策

断熱材がない住宅では、冬場の暖房費の高騰や、室温の低下による健康被害などが懸念されます。前所有者が二重窓やカーペット、ドア下の隙間風防止など、様々な工夫をしていたことは、住宅の断熱性能の低さを示唆しています。

具体的な対策

1. 追加断熱工事:最も効果的なのは、既存の構造体に断熱材を追加する工事です。内断熱、外断熱など、様々な方法があり、専門業者に相談して最適な方法を選択する必要があります。費用は高額になる可能性がありますが、長期的な視点で見れば、ランニングコストの削減につながります。

2. 窓の断熱強化:窓は熱の出入りが最も激しい部分です。二重窓への交換や、断熱性の高い窓へのリフォームが効果的です。既に二重窓に交換されているとのことですが、さらに高性能な窓への交換も検討できます。

3. 床の断熱:床からの冷気も問題となります。カーペットだけでは不十分な場合、床下への断熱材の追加や、断熱性の高い床材へのリフォームを検討しましょう。

4. 壁の断熱:外壁に断熱材を追加することは、大規模な工事となりますが、最も効果的な断熱方法の一つです。費用が高額になるため、他の対策と併用して検討しましょう。

5. 暖房システムの見直し:灯油セントラルヒーティングは、比較的効率の良い暖房システムですが、さらに省エネ性の高いシステムへの更新も検討できます。例えば、ヒートポンプ式暖房など、環境にも優しい選択肢もあります。

6. 気密性の向上:隙間風を防ぐことは、断熱性能の向上に大きく貢献します。ドアや窓のパッキン交換、コーキングによる隙間埋めなど、比較的低コストで効果的な対策です。

専門家の意見

建築士や住宅リフォーム業者に相談し、現状の住宅の断熱性能を評価してもらうことが重要です。専門家のアドバイスに基づき、適切な対策を計画することで、快適な住環境を実現できます。特に、北海道のような寒冷地では、専門家の意見を聞くことが、より重要になります。

解約するか、そのまま購入するか

解約金が○十万円と高額であることは、大きな負担となります。しかし、断熱性能の低い住宅で生活することによる、健康被害や経済的な負担も考慮する必要があります。

判断基準

* 追加断熱工事の費用:必要な断熱工事の費用を概算で算出し、解約金と比較しましょう。
* 健康面への影響:家族の健康状態、特に小さなお子さんへの影響を考慮しましょう。
* 生活の質:断熱性能の低い住宅での生活が、どれほど快適性に影響するかを想像しましょう。
* 将来的な修繕費用:築29年の住宅であるため、今後様々な修繕が必要になる可能性があります。その費用も考慮しましょう。

これらの要素を総合的に判断し、ご自身にとって最適な選択をしてください。

まとめ

北海道で断熱材のない住宅を購入するかどうかは、非常に難しい決断です。しかし、専門家の意見を聞き、適切な対策を講じることで、快適な住環境を実現できる可能性があります。解約金と断熱工事費用、健康面への影響、生活の質などを総合的に判断し、ご自身の状況に最適な選択をしてください。

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