北海道の住宅に現れるクモ:駆除すべき?それとも共存?

蜘蛛が家によく出現するのですが、退治すべきでしょうか? ちなみに私は北海道に住んでおり、部屋には蜘蛛の巣があります。 蜘蛛の見た目は、5cmくらいで身体自体は小さく、5分の4くらい が髪の毛のように細長い脚です。 蜘蛛を退治すると縁起が悪そうですし、害虫を食べてくれるらしいので退治すべきか悩んでいます。

北海道でよく見られるクモの特徴と種類

北海道の住宅に現れるクモは、種類が多く、その大きさや見た目も様々です。質問にある「5cmくらいで身体自体は小さく、5分の4くらいが髪の毛のように細長い脚」という特徴から、おそらくアシダカグモの仲間ではないかと推測されます。アシダカグモは、体長は1~2cm程度ですが、脚を広げると5cmほどになります。茶褐色で、脚が細長く、ゴキブリなどの害虫を捕食することで知られています。

他にも、北海道で見られるクモには、ジグモ、ハエトリグモ、ユウレイグモなど様々な種類がいます。これらのクモの多くは、人間にとって直接的な害はありません。むしろ、害虫を食べてくれる益虫としての役割も果たしています。

クモの駆除:本当に必要?

クモの駆除が必要かどうかは、状況によって判断する必要があります。

クモの駆除が必要なケース

* 大量発生している場合: 家の中に多数のクモやクモの巣がある場合は、衛生面や心理的なストレスから駆除を検討する必要があるかもしれません。
* 特定のクモの種類の場合: 北海道には、セアカゴケグモやハイイログマなど、毒を持つクモも生息しています(ただし、人家周辺で見られることは少ないです)。毒グモと疑われる場合は、専門機関に相談し、駆除を依頼しましょう。
* アレルギーがある場合: クモの死骸や糞、抜け殻などにアレルギー反応を示す場合は、駆除を検討する必要があります。
* クモの巣が生活に支障をきたす場合: 頻繁にクモの巣が張られ、掃除が大変な場合などは、駆除も一つの選択肢です。

クモの駆除は不要なケース

* 少量のクモやクモの巣がある場合: 1匹や2匹のクモがいる程度であれば、特に駆除する必要はありません。害虫を食べてくれる益虫として、共存することを検討しましょう。
* クモが怖くない場合: クモの存在を気にならないのであれば、駆除は不要です。
* クモの巣が気になる場合は、掃除で対応: クモの巣が気になる場合は、掃除機やほうきで掃除すれば問題ありません。

クモと共存するための具体的な対策

クモを駆除せずに共存するためには、以下の対策が有効です。

クモの住処となる場所をなくす

* 掃除をこまめに行う: ホコリやゴミは、クモの隠れ家になります。定期的に掃除機をかけ、隅々まで清掃しましょう。特に、窓枠や家具の裏側などは注意が必要です。
* 不要な物を片付ける: 不用品は、クモの隠れ家になります。定期的に断捨離を行い、不要な物を処分しましょう。
* 換気をよくする: 換気をよくすることで、クモの侵入を防ぐことができます。
* 隙間を塞ぐ: 窓や壁の隙間を塞ぐことで、クモの侵入を防ぐことができます。

クモを寄せ付けない工夫

* 殺虫剤の使用は控えめに: 殺虫剤は、クモだけでなく、他の益虫も殺してしまう可能性があります。どうしても使用する場合は、クモの巣に直接吹きかけるのではなく、周辺に散布しましょう。
* 天然成分の忌避剤: ハッカ油やユーカリ油などの天然成分は、クモを寄せ付けない効果があると言われています。ただし、効果には個人差があります。
* 室内を清潔に保つ: クモは、餌となる害虫を求めてやってきます。室内を清潔に保つことで、害虫の発生を防ぎ、クモの侵入を防ぐことができます。

専門家の意見

害虫駆除業者に相談したところ、アシダカグモのような大型のクモは、ゴキブリなどの害虫を捕食するため、むしろ益虫として歓迎すべき存在であるという意見でした。ただし、大量発生したり、クモが苦手な場合は、専門業者に相談して駆除を依頼することも可能です。

まとめ

北海道の住宅に現れるクモは、種類が多く、そのほとんどは人間に害はありません。クモの駆除は、状況に応じて判断する必要があります。少量のクモやクモの巣がある場合は、共存することを検討し、掃除や換気などによってクモの侵入を防ぐ対策を行いましょう。大量発生や毒グモと疑われる場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

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