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北海道のオール電化住宅における高額な電気代:その原因と対策
北海道のような寒冷地でオール電化住宅に住む場合、冬場の電気代が高額になるのは避けられません。しかし、質問者様の電気代(11月2万円、12月2万5千円)は、住宅の規模や暖房機器の種類、使用状況を考慮しても、やや高めと言えるでしょう。 高額な電気代の主な原因と、具体的な節約策を以下に解説します。
高額な電気代の主な原因
* 暖房機器の種類と台数: 蓄熱式暖房器とパネルヒーターを合計9台も使用している点が大きな要因です。蓄熱式暖房器は、夜間に蓄熱し昼間に放熱する仕組みですが、パネルヒーターは即効性がある反面、消費電力が大きいため、長時間使用すると電気代が跳ね上がります。特に、融雪用電力のパネルヒーターを8箇所も設置しているのは、消費電力の上昇に大きく影響していると考えられます。
* 24時間暖房: 全室24時間暖房は、電気代を大幅に増加させる大きな原因です。特に、リビング以外を20℃に設定しているにも関わらず、寒く感じているということは、断熱性能の低さや、暖房機器の能力不足、あるいは適切な温度設定ができていない可能性があります。
* 断熱性能の不足: 北海道の厳しい寒さに対して、住宅の断熱性能が不足している可能性があります。窓からの熱損失が大きかったり、壁や屋根からの熱漏れが多いと、暖房効率が悪くなり、電気代が高くなります。
* 機器の老朽化: 暖房機器が古くなると、効率が悪くなり、電気代が高くなる傾向があります。
電気代節約のための具体的な対策
以下に、具体的な節約策を提案します。
1. 暖房の使い方を見直す
* タイマー設定: 24時間つけっぱなしをやめ、タイマーを使って必要な時間だけ暖房を使用しましょう。就寝中は温度を下げたり、外出時は暖房をオフにすることで、大幅な節約につながります。
* 室温設定の見直し: リビングは24℃、その他の部屋は18~20℃に設定することで、体感温度を維持しつつ、消費電力を抑えることができます。1℃下げるだけでも、電気代は数%削減できます。
* 重点的に暖房する場所を決める: リビングと寝室など、人が過ごす時間を中心に暖房を使い、その他の部屋は必要最低限の暖房に留めるなど、暖房の使用場所を絞るのも有効です。
* 適切な暖房機器の選択: パネルヒーターは消費電力が大きいため、より省エネ性の高い暖房機器への切り替えを検討しましょう。例えば、エアコンは、適切な機種を選べば、パネルヒーターよりも省エネで効率的に暖房できます。
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2. 住宅の断熱性能を高める
* 窓の断熱対策: 窓ガラスに断熱フィルムを貼ったり、カーテンやブラインドを使用することで、窓からの熱損失を減らすことができます。複層ガラスへの交換も効果的です。
* 壁や屋根の断熱対策: 住宅の断熱性能を高めるためには、壁や屋根の断熱材を追加するなどのリフォームも有効です。専門業者に相談し、適切な対策を検討しましょう。
* 隙間風対策: 窓枠やドアの隙間から冷気が入り込むと、暖房効率が低下します。隙間テープなどを活用して、隙間風をしっかりと防ぎましょう。
3. その他の省エネ対策
* 深夜電力活用: 洗濯や掃除機は、すでに深夜電力を使用しているとのことですが、さらに活用範囲を広げられないか検討してみましょう。
* 電気温水器の設定温度の見直し: 電気温水器の設定温度を下げることで、消費電力を抑えることができます。40℃程度に設定するのが一般的です。
* 節電意識の徹底: こまめな照明の消灯や、不要な電化製品の電源オフなど、日々の節電を心がけましょう。
4. 専門家への相談
電気代の節約には、専門家のアドバイスが非常に役立ちます。エネルギーアドバイザーや、住宅リフォーム業者に相談し、住宅の状況に合わせた最適な対策を検討することをお勧めします。
まとめ
北海道のオール電化住宅では、冬場の電気代が高額になるのは避けられませんが、適切な対策を行うことで、大幅な節約が可能です。暖房の使い方を見直す、住宅の断熱性能を高める、その他の省エネ対策を行うなど、上記の対策を総合的に実施することで、電気代を削減し、快適な生活を送ることができます。 まずは、室温設定の見直しやタイマーの使用から始めてみましょう。