北東向きの部屋の照明選びと観葉植物への効果的な当て方

日中ほとんど日が届かない北東の部屋の照明を考えています。観葉植物に元気になってもらいたいので、照明の当て方、照明の種類を教えてください。これから購入予定です。

北東向きの部屋は、日照時間が短く、植物育成には少し難しい環境です。しかし、適切な照明を選ぶことで、観葉植物を元気に育てることができます。この記事では、北東向きの部屋に最適な照明の種類と、観葉植物への効果的な当て方について、詳しく解説します。

北東向きの部屋の照明選び:光の種類と強さを確認しよう

まず、照明を選ぶ際に重要なのは、光の波長光の強さです。観葉植物の生育には、赤色光と青色光が特に重要です。赤色光は光合成を促進し、青色光は葉の成長を促します。そのため、植物育成用のLEDライトを選ぶ際には、これらの波長を多く含むものを選びましょう。

光の強さは、照度(ルクス)で表されます。一般的に、観葉植物の生育には、1000~3000ルクス程度の照度が必要です。ただし、植物の種類によって必要な照度は異なりますので、育てたい植物の特性を事前に確認しましょう。日陰を好む植物であれば、低い照度でも問題ありませんが、日当たりの良い場所を好む植物であれば、より高い照度が必要になります。

おすすめの照明の種類

  • 植物育成LEDライト:赤色光と青色光を多く含むLEDライトは、観葉植物の生育に最適です。様々な種類があり、照度やサイズも選べます。価格も比較的リーズナブルなものから、高性能なものまで幅広くあります。
  • フルスペクトルLEDライト:植物育成に最適な赤色光と青色光に加え、その他の波長の光も含まれているため、より自然な光を提供できます。植物の生育だけでなく、部屋の雰囲気も明るく演出したい場合に適しています。
  • 蛍光灯:植物育成専用の蛍光灯もあります。LEDライトに比べて消費電力が大きいため、ランニングコストに注意が必要です。また、LEDライトに比べて寿命が短い傾向があります。

観葉植物への効果的な照明の当て方

照明の種類を選んだ後、重要なのは適切な当て方です。植物の種類や生育状況に合わせて、光の当て方を調整しましょう。

  • 光の距離:植物の種類によって異なりますが、一般的には、植物の上部から30~50cm程度の距離に照明を設置するのが良いとされています。近すぎると葉焼けを起こす可能性があり、遠すぎると光が不足してしまいます。
  • 照射時間:植物の種類や生育状況によって異なりますが、一般的には、1日6~8時間程度の照射が適切です。ただし、常に光を当て続ける必要はなく、植物の状態を観察しながら調整しましょう。
  • 光の角度:植物全体に均等に光が当たるように、照明の角度を調整しましょう。片側にだけ光が当たると、植物が一方に傾いてしまう可能性があります。必要に応じて、照明を複数設置することも検討しましょう。
  • 回転台:植物を回転させる台を使用すると、植物全体に均等に光を当てることができます。特に、複数の植物を育成する場合に効果的です。

専門家の視点:植物の種類に合わせた照明選び

植物の種類によって、必要な光の量や種類が異なります。例えば、シダ植物は比較的弱い光を好みますが、サボテンなどは強い光を好みます。育てたい植物の種類を把握し、それに合った照明を選び、適切な距離と照射時間を設定することが重要です。植物の生育に不安がある場合は、園芸店や専門家に相談してみるのも良いでしょう。

具体的な例:モンステラとポトスの照明

例えば、人気の観葉植物であるモンステラとポトスを育てる場合を考えましょう。どちらも比較的日陰を好む植物ですが、北東向きの部屋では、植物育成用のLEDライトを1日6時間程度照射するのがおすすめです。照度は1000~1500ルクス程度が目安です。植物の上部から約40cmの距離に照明を設置し、植物全体に均等に光が当たるように、定期的に照明の角度や植物の位置を調整しましょう。また、葉の生育状況を観察し、必要に応じて照射時間を調整することで、より健康的に育てることができます。

まとめ:適切な照明で観葉植物を元気に育てよう

北東向きの部屋でも、適切な照明を選ぶことで、観葉植物を元気に育てることができます。植物育成用のLEDライトを選び、光の強さ、照射時間、距離、角度などを調整することで、植物の生育を促進しましょう。植物の種類や生育状況をよく観察し、必要に応じて調整することで、より良い結果が得られるでしょう。そして、植物が元気に育つことで、部屋の雰囲気も明るくなり、快適な空間が作れます。

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