北東向きと北西向きの部屋、どちらを選ぶ?雪国でのマンション選びのポイント

北東向き・北西向きの部屋どちらがいいでしょうか。今、アパートへ引越しを考えている者です。A:北と東に窓があり、東の窓の外には15m程離れて3F建ての団地が建ってる部屋B:北と西に窓があり、西の窓の外は見晴らしのいいお部屋どちらにしようか迷っています。間取りは一緒、両方角部屋です。Aは日当たりを考えると良いんですが、リビングの窓の外には団地が建っていて何となく落ちつきません。Bは見晴らしは良いんですが西日を考えるとどんなものか?どちらを優先して選んだ方が良いでしょうか?補足ちなみに住まいは雪国ですので、寒い時期が長いです。

雪国でのマンション選び:北東向きと北西向きの比較

雪国でのマンション選びは、日当たりや風、そして断熱性など、多くの要素を考慮する必要があります。今回、北東向きと北西向きの角部屋で迷われているとのことですが、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、最適な選択を導き出していきましょう。

北東向きの部屋(A):メリットとデメリット

メリット:

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  • 朝の陽射し:東向きの窓から差し込む朝の太陽光は、気持ちの良い目覚めと、部屋を明るく温かくしてくれます。特に雪国では、貴重な日差しとなります。
  • 風通しの良さ:北と東の窓を同時に開けることで、効率の良い換気が可能です。湿気がこもりやすい雪国では、重要なポイントです。

デメリット:

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  • 団地の影響:15m先に3階建ての団地があるとのこと。プライバシーや日照時間への影響、圧迫感など、心理的なストレスを感じる可能性があります。特に、冬場の低い太陽高度では、日照時間が短くなる可能性も。
  • 西日がない:西日が苦手な方にはメリットにもなりますが、冬場の日照時間が短い雪国では、日照不足による寒さ対策が必要となる可能性があります。

北西向きの部屋(B):メリットとデメリット

メリット:

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  • 見晴らしが良い:開放感があり、気持ちの良い空間が期待できます。精神的なストレス軽減にも繋がります。
  • 日中の明るさ:西側の窓から差し込む日差しは、午後から部屋を明るく照らしてくれます。ただし、西日は後述するように注意が必要です。

デメリット:

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  • 西日の影響:雪国では、西日が部屋を暖めてくれるというメリットもありますが、強い西日は室温の上昇が激しく、エアコンの負担が増加したり、夏場は暑さ対策が必須になります。また、カーテンなどの日射対策も重要です。
  • 冬の寒さ:西側の窓からの冷気は、冬場の寒さ対策をしっかり行う必要があります。断熱性の高い窓やカーテン、暖房器具の選定が重要です。

雪国での住まい選びのポイント:専門家の視点

雪国での住まい選びは、日当たりだけでなく、断熱性や防風対策も非常に重要です。建築士の視点からアドバイスをすると、以下の点を考慮すべきです。

* 断熱性能:窓の性能(複層ガラスなど)、壁の断熱材、気密性などを確認しましょう。高性能な断熱材を使用している物件を選ぶことで、暖房費の削減にも繋がります。
* 窓の位置と大きさ:窓の向きだけでなく、大きさや位置も重要です。小さすぎる窓は日照不足、大きすぎる窓は熱損失が大きくなります。
* 風の影響:角部屋は風当たりが強い場合があります。バルコニーの手すりや植栽などで風を遮る工夫が必要となる場合もあります。
* 日射遮蔽:西日の影響を軽減するために、遮熱カーテンやブラインドなどを活用しましょう。

どちらを選ぶべきか?

どちらの部屋を選ぶかは、あなたの優先順位によって異なります。

* 日当たりと静けさを重視するなら:団地の影響を許容できるなら、北東向きの部屋(A)が良いでしょう。朝の太陽光は気持ちの良い目覚めを与えてくれます。しかし、団地の圧迫感や日照時間の短さについては、実際に現地を見て確認することが重要です。

* 開放感と見晴らしを重視するなら:西日の対策をしっかり行うことを前提に、北西向きの部屋(B)を選択するのも良いでしょう。見晴らしの良い景色は、精神的な豊かさをもたらしてくれます。ただし、夏場の暑さ対策と冬場の寒さ対策は入念に行う必要があります。

具体的な対策とアドバイス

どちらの部屋を選んだとしても、雪国での快適な生活を送るためには、以下の対策が重要です。

* 断熱性の高い窓:複層ガラスやLow-Eガラスを採用した窓を選ぶことで、熱損失を大幅に削減できます。
* 高性能な断熱材:壁や天井に高性能な断熱材を使用することで、室温の安定性を高めることができます。
* 遮熱カーテンやブラインド:西日の影響を軽減するために、遮熱効果の高いカーテンやブラインドを選びましょう。
* 適切な暖房器具:暖房効率の高いヒートポンプ式エアコンや床暖房などを検討しましょう。
* 気密性の高い住宅:隙間風を防ぐために、気密性の高い住宅を選ぶことが重要です。

まとめ

雪国でのマンション選びは、日当たりだけでなく、断熱性や防風対策など、様々な要素を考慮する必要があります。それぞれの部屋のメリット・デメリットを比較検討し、自分のライフスタイルや優先順位に合った部屋を選びましょう。そして、適切な対策を行うことで、快適な生活を送ることができます。 最終的な判断は、実際に現地を見て、自分の目で確かめることが一番です。

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