北向き角地の建売住宅購入検討:メリット・デメリットと対策

戸建建売を購入検討しています。 ロケーションや部屋数など概ね希望条件に合っています。が・・・ 北向き(北東)角地なんです。ゆえに金額的にも割安感はあります。 目の前は公共施設で玄関・車庫入れが楽な7m道路 東側もわりとゆとりのある5M道路であり、風通しは確保できるものと考えています。 建物は北側7:東側3という横長の割合なので家構えは立派に見えます。 内覧に行った時も調節日差しは入らないものの暗い印象は受けませんでした。 とはいえ、調べれば調べるほどに北向きのデメリット(結露や湿気、日当たり)が目立ちます。 ただ、私としては直接日差しが入らないのは家具・家屋の痛みが少なくて良いと思っていますが・・・ 実際、屋上もあるので家にいても日に当たらない、ということはなさそうです。 ここまでで、何かメリット・デメリットがあれば教えて下さい ちなみに不動産屋は、いまどきの新築ですから、よほど無茶な使い方しない限りカビたり腐食したりは考え難いと行っています。(フラット35S該当住宅です)補足皆さん回答ありがとうございます! 結露から窓のパッキンがカビてしまうんですね。 そのカビ・腐食は家の基礎や柱まで及んでしまうんでしょうか? 1日の交通量はわかりませんが、さほど多くないようです

北向き住宅のメリット・デメリット

北向き住宅は、日当たりが少なくなるというデメリットが広く知られていますが、必ずしも全てがマイナスではありません。 メリットとデメリットを整理し、ご自身の状況と照らし合わせて判断することが重要です。

メリット

  • 価格が割安:北向き住宅は、日当たりが良い南向き住宅に比べて価格が低い傾向があります。予算を抑えたい方には大きなメリットとなります。
  • 直射日光による家具や建材の劣化が少ない:直射日光は家具や建材の色褪せや劣化を早めます。北向き住宅では、この心配が少なく、家具や建材を長く美しく保つことができます。特に、高価な家具やこだわりのインテリアを使用する予定の方には大きなメリットです。
  • 夏場の暑さが軽減される:南向き住宅に比べて、夏場の直射日光による暑さが軽減されます。冷房にかかる費用を抑えることができる可能性があります。特に、断熱性能の高い住宅であれば、より効果を実感できるでしょう。
  • プライバシーの確保:南向き住宅に比べて、道路からの視線が入りづらく、プライバシーを守りやすい傾向があります。特に、道路に面したリビングがある場合、このメリットは大きいです。

デメリット

  • 日照時間が短い:北向き住宅は、日照時間が短いため、室内が暗くなりがちです。照明器具の設置や、明るい色のインテリアを選ぶなど、工夫が必要です。
  • 結露が発生しやすい:室温と外気温の差が大きい場合、窓などに結露が発生しやすくなります。適切な換気や、断熱性能の高い窓を選ぶことが重要です。結露は放置するとカビや腐食の原因となるため、特に注意が必要です。
  • 湿気がこもりやすい:日当たりが少ないため、湿気がこもりやすく、カビやダニが発生しやすい環境になりやすいです。こまめな換気や除湿対策が不可欠です。

北向き住宅の対策:快適な住まいを実現するために

北向き住宅のデメリットを軽減し、快適な住まいを実現するための具体的な対策をいくつかご紹介します。

1. 照明計画

  • 自然光を最大限に取り込む:窓の位置や大きさを確認し、カーテンやブラインドなどを通して最大限に自然光を取り込む工夫をしましょう。明るい色のカーテンを選ぶことで、より明るく感じられます。
  • 適切な照明器具の設置:複数の光源を配置し、部屋全体を明るく照らすようにしましょう。間接照明などを活用することで、より柔らかな雰囲気を作ることができます。LED照明は省エネ効果も期待できます。
  • 鏡の活用:鏡を設置することで、光を反射させ、部屋を明るく見せる効果があります。

2. 換気と除湿

  • 24時間換気システムの活用:新築住宅には、24時間換気システムが標準で設置されていることが多いです。このシステムを適切に活用することで、室内の空気を常に新鮮に保ち、結露やカビの発生を防ぎます。
  • 窓の開閉:定期的に窓を開け放ち、十分な換気を行いましょう。特に、湿気がこもりやすい浴室やキッチンは、こまめな換気が重要です。
  • 除湿機の活用:梅雨時期や、湿気の多い時期には、除湿機を使用することで、室内の湿度をコントロールできます。

3. 断熱対策

  • 高性能な窓ガラス:断熱性能の高いLow-Eガラスや複層ガラスを選ぶことで、結露の発生を抑え、室温を安定させることができます。
  • 壁や屋根の断熱材:建物の断熱性能を高めることで、室温の変動を抑え、結露やカビの発生を防ぐことができます。建物の構造や断熱材の種類によって効果が異なりますので、専門家にご相談ください。

4. インテリア選び

  • 明るい色のインテリア:壁や家具などに明るい色を使用することで、部屋を明るく見せることができます。特に、白やアイボリー、ベージュなどの淡い色は、空間を広く見せる効果があります。
  • 反射率の高い素材:光を反射する素材を使用することで、部屋を明るくすることができます。例えば、鏡面仕上げの家具や、光沢のある素材の床材などが効果的です。

5. 専門家への相談

  • 建築士や不動産業者への相談:北向き住宅の購入を検討する際には、建築士や不動産業者に相談し、具体的な対策や注意点についてアドバイスを求めましょう。専門家の意見を参考に、最適な選択をすることが重要です。
  • 住宅診断士への相談:建物の状態を詳しく調べてもらうことで、潜在的な問題点を早期に発見し、適切な対策を講じることができます。

カビ・腐食について

ご質問にあった「結露から窓のパッキンがカビてしまう。そのカビ・腐食は家の基礎や柱まで及んでしまうんでしょうか?」についてですが、窓のパッキンのカビは、放置すると周辺の木材などに広がる可能性があります。しかし、適切な換気とメンテナンスを行うことで、基礎や柱まで及ぶような大規模な腐食に発展することは、通常は考えにくいでしょう。ただし、初期段階での対応が重要です。カビを発見したら、すぐに清掃し、必要に応じて専門業者に相談しましょう。

まとめ

北向き住宅は、価格が割安というメリットがある一方、日照時間や結露などのデメリットも存在します。しかし、適切な対策を行うことで、快適な住まいを実現することは可能です。上記で紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合った対策を検討し、快適な住まいづくりを進めてください。

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