北向き物件の賃貸契約、本当に大丈夫?明るさや湿気対策を徹底解説!

気に入った物件が北向きの物件なため契約しようか悩んでいます。リビング・窓が2面(うち1つはバルコニー)、西向きにも窓が1つあります。8階建ての最上階・角部屋で、前は大きな道路のため建物は建っていません。間取り・広さ・北向以外の条件・駅からの距離・周辺環境はこれ以上ないくらい希望通りです。この条件だと部屋の明るさや、湿気などが気になり迷っている状況です。わけがあって内覧ができないので、少しでも知識のあるかたに意見をうかがいたいです。ちなみに購入ではなく賃貸です。

北向き物件のメリットとデメリット:明るさ、湿気、そして眺望

北向きの物件は、日当たりが良くないというイメージが強いため、賃貸契約をためらう方も多いでしょう。しかし、今回のケースのように、最上階・角部屋で眺望が良く、前面に建物がない場合は、必ずしも暗い部屋になるとは限りません。

メリット

* 眺望が良い:高層階で前面が開けているため、素晴らしい眺望が期待できます。開放感があり、気持ちの良い生活を送れるでしょう。
* 夏場の暑さ対策が容易:西日による暑さの影響を受けにくいというメリットがあります。エアコンの稼働時間を短縮でき、電気代の節約にも繋がります。
* プライバシーの確保:西日や南日に比べて、プライバシーが守られやすい傾向があります。

デメリット

* 日照時間が短い:太陽光が直接当たる時間が短いため、部屋が暗く感じることがあります。
* 湿気がたまりやすい:日当たりが少ないと、部屋の換気が不十分になり、湿気がたまりやすい環境になりがちです。カビやダニの発生リスクが高まります。
* 冬場の寒さ対策が必要:日当たりが悪い分、冬場は暖房器具の使用頻度が高くなり、光熱費が高くなる可能性があります。

北向き物件の明るさ対策:インテリアと照明で快適な空間を

日照時間が短い北向き物件では、適切な照明計画とインテリア選びが重要です。明るさを確保し、快適な空間を作るための具体的な対策をご紹介します。

1. 照明計画:複数の光源で明るさを確保

* メイン照明:シーリングライトやペンダントライトなど、部屋全体を明るく照らすメイン照明は必須です。LED照明は消費電力が少なく、明るさも調整できるためおすすめです。
* 間接照明:壁や天井に光を反射させる間接照明を取り入れることで、柔らかく自然な明るさを演出できます。フロアスタンドやテーブルランプなども効果的です。
* スポット照明:読書灯や絵画のスポットライトなど、必要な場所にピンポイントで光を当てることで、より快適な空間を作ることができます。
* 自然光を最大限に活かす:カーテンやブラインドは、光を遮らない素材を選びましょう。レースカーテンなどを併用することで、プライバシーを守りながら自然光を取り込むことができます。

2. インテリア選び:明るい色と素材で空間を明るく

* 壁の色:白やアイボリー、ベージュなどの明るい色を選ぶことで、部屋全体が明るく感じられます。グレー系の壁紙も、落ち着いた雰囲気で明るさを保てます。
* 床の色:明るめの床材は、部屋を広く明るく見せる効果があります。白系のフローリングや明るい色のカーペットなどがおすすめです。
* 家具の色:白や明るい色の家具は、部屋に開放感を与えます。ただし、全てを明るい色にするのではなく、アクセントとしてダークブラウンなどの濃い色の家具を配置するのも良いでしょう。
* 鏡の活用:鏡は光を反射させるため、部屋を広く明るく見せる効果があります。リビングや玄関などに鏡を配置することで、より明るい空間を作ることができます。

北向き物件の湿気対策:換気と除湿で快適な住環境を

北向き物件は湿気がたまりやすい傾向があるため、適切な換気と除湿対策が重要です。

1. 換気:こまめな換気で湿気を排出

* 窓を開けて換気:天気の良い日には、窓を開けて十分に換気を行いましょう。特に朝と夕方は、気温差を利用して効率的に換気できます。
* 換気扇の活用:キッチンや浴室の換気扇をこまめに使用することで、湿気を排出できます。
* 24時間換気システム:マンションなどでは、24時間換気システムが設置されている場合が多いです。システムの稼働状況を確認し、適切に機能しているか確認しましょう。

2. 除湿:除湿機や乾燥剤で湿気を除去

* 除湿機:梅雨時期や雨の日など、湿気が多い時期には除湿機を使用しましょう。コンプレッサー式とデシカント式があり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、使用環境に合わせて選びましょう。
* 除湿剤:クローゼットや押入れなど、湿気がたまりやすい場所に除湿剤を置くことで、カビの発生を防ぎます。
* 換気扇と併用:換気扇と除湿機を併用することで、より効果的に湿気を除去できます。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、北向き物件のインテリアについてアドバイスをいただきました。

「北向き物件は、光を取り込む工夫が重要です。カーテンは、光を通しやすい素材を選び、レースカーテンを併用してプライバシーを守りましょう。また、明るい色の家具や壁材を選ぶことで、部屋を明るく見せることができます。さらに、間接照明を効果的に使うことで、温かみのある空間を演出できます。」

まとめ:北向き物件の賃貸契約は可能!対策次第で快適な住まいを実現

北向き物件は、日当たりが悪いというデメリットがありますが、適切な対策を行うことで快適な住まいを実現できます。今回のケースのように、最上階・角部屋で眺望が良い場合は、十分に検討する価値があります。明るさ対策、湿気対策をしっかり行い、快適な生活を送れるよう工夫しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)