北向きマンションの夏の暑さ対策|大阪5階建ての体験談と対策

北向きって夏、ほかの方角より暑さはマシですか? マンションの部屋が北向きです。まだ夏を経験してません。階数は5階です。部屋のドアを開けるとスーっと風が入り今の時期けっこう寒いです。ただ最上階なんで友人には、夏 暑いよとか言われてます。でも日差しはほとんど部屋に入りません。こんな条件で夏どんなもんでしょうか?ちなみに地域は大阪です。

北向き部屋の夏の暑さ:大阪5階建てマンションの場合

大阪の5階建てマンション、北向きのお部屋の夏の暑さについてご心配ですね。結論から言うと、北向きだから絶対涼しいとは限りません。日当たりが少ないというメリットはありますが、他の要因も暑さに関わってきます。

ご友人の「暑いよ」という声は、北向きでも最上階であること、そして大阪という高温多湿な地域であることを考慮すると、十分にあり得ます。 日差しが直接当たらないから涼しい、という単純な話ではないのです。

北向き部屋の夏の暑さの原因

北向きのお部屋でも暑くなる原因はいくつか考えられます。

  • 日射による熱蓄積:直接日光は当たらないものの、西日や東日から反射した熱が建物の壁や窓に蓄積され、夕方以降に部屋に熱がこもることがあります。特に、コンクリート造の建物は熱を蓄えやすいです。
  • 室温の上昇:大阪は高温多湿なため、外気温が高くなると、建物の構造や断熱性能によっては、部屋の温度が上昇しやすくなります。5階という高さも、熱気がこもりやすい要因となります。
  • 通風の悪さ:北向きは風通しが悪いと感じる方もいます。部屋の構造や周辺の建物によって、風が通りにくい場合があります。風が通りにくいと、熱気がこもりやすくなります。
  • 湿度:大阪は湿度が高いので、たとえ気温がそれほど高くなくても、不快に感じる場合があります。湿度は体感温度を高くします。

北向きマンションの夏の暑さ対策

では、具体的にどのような対策を取れば良いのでしょうか?以下に、実践的な対策をいくつかご紹介します。

1. 遮熱カーテンやブラインドの活用

西日や東日からの反射熱を防ぐために、遮熱効果の高いカーテンやブラインドを設置しましょう。遮熱カーテンは、普通のカーテンと比べて、太陽光の熱を吸収しにくく、部屋の温度上昇を抑える効果があります。 素材は、厚手の生地や、遮熱コーティングが施されたものがおすすめです。

2. 窓の工夫

  • 窓を開ける時間帯:朝夕など、気温が低い時間帯に窓を開けて換気を行いましょう。日中の暑い時間帯は、窓を閉めてカーテンやブラインドで日差しを遮断します。
  • 窓ガラスフィルム:窓ガラスに貼る断熱フィルムは、紫外線や赤外線をカットし、室温の上昇を抑える効果があります。様々な種類があるので、ご自身の予算や好みに合わせて選びましょう。
  • 窓の断熱性:もし窓の断熱性が低いと感じたら、窓の交換も検討しましょう。高断熱の窓に交換することで、夏冬の冷暖房効率が大幅に向上します。

3. 冷房効率の向上

  • エアコンの適切な設定:エアコンの設定温度は28℃程度に設定し、除湿機能を併用することで、省エネで快適な空間を保てます。扇風機と併用することで、より効率的に冷房できます。
  • エアコンのフィルター掃除:定期的にエアコンフィルターを掃除することで、冷房効率が向上します。掃除の頻度は、使用状況によって異なりますが、少なくとも月に1回は掃除することをおすすめします。

4. その他の対策

  • グリーンカーテン:窓の外側にグリーンカーテンを設置することで、日差しを遮り、温度上昇を抑える効果があります。ゴーヤやアサガオなどがおすすめです。
  • 室内温度の上昇を防ぐ工夫:日中の熱気を室内にため込まないよう、床に断熱マットを敷いたり、家具の配置を工夫したりするのも効果的です。
  • サーキュレーターの活用:サーキュレーターを使って室内の空気を循環させることで、冷房効率を上げることができます。

専門家の意見

建築士の視点から見ると、北向きの部屋でも夏の暑さは、建物の構造、断熱性能、窓の種類、周辺環境など様々な要素に影響を受けます。 特に、5階建ての最上階であることは、熱がこもりやすい要因となります。 適切な断熱対策や、窓の工夫が非常に重要です。

まとめ

北向きだからといって、必ずしも夏の暑さがマシとは限りません。大阪という高温多湿な地域、そして5階建て最上階という条件を考えると、適切な暑さ対策が必要です。 今回ご紹介した対策を参考に、快適な夏をお過ごしください。

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