北向きベランダのデメリットと快適な活用法|日当たりが悪いベランダの悩みを解決

北向きで日当たりが悪いベランダについて。建て売り住宅の購入を考えています。治安の良さや地盤の強さ、駅からの近さ、高台であること等、望んでいた物が叶う物件があったのですが、ベランダが北向きで日当たりが悪いのが気になっています。リビングや子ども部屋、寝室は南向きで日当たりが良く、明るいです。ベランダの日当たりの悪さ以外は、希望していた条件と合致するのですが、やはりベランダの日当たりが悪いと何かと不便でしょうか?

北向きベランダのメリットとデメリット

北向きのベランダは、南向きのベランダと比較して、日当たりが悪いという点が大きなデメリットです。しかし、デメリットばかりではありません。メリットとデメリットを比較検討することで、最適な判断ができます。

デメリット:日当たりが悪いことによる影響

* 洗濯物の乾燥: これは最も大きなデメリットです。日陰のため、洗濯物が乾きにくく、生乾きの臭いやカビの発生リスクが高まります。特に梅雨時期や冬場は、乾燥に非常に時間がかかります。
* 植物の育成: 日光を必要とする植物は生育が困難です。日陰に強い植物を選ぶ必要がありますが、選択肢が限られます。
* ベランダ空間の活用: 日当たりが悪いと、ベランダでのくつろぎの時間が限られてしまいます。日差しを浴びながら読書やティータイムを楽しむといった過ごし方が難しくなります。
* 防犯面: 日陰になりがちなので、防犯上の懸念も高まります。

メリット:日差しが強くないことによるメリット

* 夏場の暑さ対策: 南向きのベランダと比べて、夏場の直射日光による暑さが軽減されます。ベランダの温度上昇を抑えられ、熱中症のリスクを低減できます。
* プライバシーの確保: 南向きのベランダに比べて、隣家からの視線が気になりにくい場合があります。プライバシーを重視する方には有利です。
* 紫外線対策: 直射日光が少ないため、家具や洗濯物への紫外線ダメージが少なくなります。

北向きベランダを快適に使うための工夫

日当たりの悪さを補う工夫をすることで、北向きベランダも快適な空間に変えることができます。

1. 洗濯乾燥対策

* 浴室乾燥機: 浴室乾燥機は、洗濯物を効率的に乾燥させるのに役立ちます。乾燥機能付きの洗濯機を選ぶのも有効です。
* 室内干し: 室内に物干し竿を設置し、室内干しをすることで、天候に左右されず洗濯物を乾かすことができます。
* 除湿機: 梅雨時期や湿度の高い時期は、除湿機を使うことで乾燥を促進できます。
* サーキュレーター: 風を循環させることで、洗濯物の乾燥時間を短縮できます。

2. ベランダ空間の活用

* 人工芝やウッドデッキ: ベランダに人工芝やウッドデッキを敷くことで、見た目も良く、快適な空間を作ることができます。
* ガーデンライト: 夜間もベランダを楽しめるように、ガーデンライトを設置しましょう。
* シェードセイル: 多少の雨風を防ぎ、プライバシーを守ることもできます。
* 日陰に強い植物: シダ植物やアイビーなど、日陰でも育つ植物を選んでベランダガーデニングを楽しむのも良いでしょう。
* ベランダ収納: 収納ボックスなどを活用して、ベランダをスッキリと片付けましょう。

3. 防犯対策

* センサーライト: 人の動きを感知して自動点灯するセンサーライトは、防犯対策に有効です。
* 防犯カメラ: 防犯カメラを設置することで、安心感が増します。
* 窓の鍵をしっかりかける: ベランダから侵入されるのを防ぐために、窓の鍵を必ずかけましょう。

専門家(インテリアコーディネーター)の視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、北向きベランダは、デザイン性で勝負するべきです。日当たりを補う照明計画や、素材選び、植物選びによって、魅力的な空間を演出できます。例えば、グレーのタイルやレンガ調の壁材を使用し、落ち着いた雰囲気を作るのも良いでしょう。また、間接照明を効果的に使うことで、温かみのある空間を演出できます。

まとめ

北向きベランダは、日当たりが悪いというデメリットがありますが、工夫次第で快適な空間に変えることができます。洗濯物の乾燥対策、ベランダ空間の活用、防犯対策をしっかりと行い、快適なベランダライフを送りましょう。物件選びにおいては、ベランダの使い勝手を考慮しつつ、他の条件とのバランスをしっかりと見極めることが重要です。

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