北側の部屋のカビ対策と、カビ臭さを取り除く方法

部屋のカビ臭さを取る方法ってないでしょうか?湿気が凄くて、北側の部屋はタンス・ベッド・壁がカビてしまうんです。除湿機を着けっぱなしにしたら、電気代が2万弱にもなり、効果は少しでした。窓は毎日開けるようにしてますが、カビ臭さは消えません。布団もカビ臭いので寝ている娘もカビ臭くなってしまいます。布団は天気の度に干していますが、ベッドがカビ臭いので臭いが移ってしまいます。良い方法教えて下さい。

北側部屋のカビ問題:原因と対策

北側の部屋は日当たりが悪く、湿気がこもりやすいことからカビが発生しやすい環境です。窓を開けて換気しているとのことですが、それだけでは不十分な場合があります。カビ臭さの原因と、効果的な対策を具体的に見ていきましょう。

カビ発生の原因究明

カビの発生には、水分と栄養源、そして温度が必要です。北側の部屋でカビが発生しやすい原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 日照不足による結露:北側の部屋は日当たりが悪いため、窓ガラスに結露が発生しやすく、それが壁や家具にカビを発生させる原因となります。特に冬場は要注意です。
  • 換気不足:窓を開けているとはいえ、風の通りが悪いと湿気が滞留し、カビの繁殖を助長します。窓の開け方や時間帯を見直す必要があります。
  • 家具の配置:家具が壁に密着していると、空気の循環が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。家具と壁の間に隙間を作ることで、通気を改善できます。
  • 断熱性の低さ:古い建物や断熱材が不十分な建物では、外気温の影響を受けやすく、結露が発生しやすくなります。断熱材の追加や窓の断熱対策が必要となる場合があります。

効果的なカビ対策

除湿機を常に使用するのは電気代がかかりますし、根本的な解決にはなりません。まずは、原因を特定し、以下の対策を段階的に実施してみましょう。

1. 徹底的な清掃と乾燥

  • カビの除去:カビが発生している箇所(壁、タンス、ベッドなど)を、カビ取り剤を使用して丁寧に清掃します。使用するカビ取り剤は、換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して安全に作業を行いましょう。 頑固なカビには、重曹や漂白剤を混ぜたペーストを塗布し、しばらく置いてから洗い流す方法も効果的です。
  • 乾燥:清掃後、十分に乾燥させることが重要です。除湿機を使用する場合は、タイマー機能を活用して、長時間つけっぱなしにしないようにしましょう。扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させるのも効果的です。晴れた日は窓を開けて自然乾燥させるのが理想的です。

2. 換気方法の改善

  • 窓の開閉:朝と夜、最低でも1時間以上窓を開けて換気しましょう。風通しの良い時間帯を選んで、部屋全体に新鮮な空気を入れ替えましょう。 窓を開けるのが難しい場合は、換気扇を使用しましょう。
  • 空気清浄機:空気清浄機を使用することで、カビの胞子や臭いを除去する効果が期待できます。特に、HEPAフィルター搭載の空気清浄機がおすすめです。

3. 家具の配置変更

  • 壁との隙間:タンスやベッドなど、壁に密着している家具は、壁との間に隙間を作るように配置し直しましょう。 隙間を作ることで空気の循環が良くなり、湿気がこもりにくくなります。
  • 通気性の良い家具:通気性の悪い家具は、カビの発生リスクを高めます。可能であれば、通気性の良い素材の家具を選ぶことをおすすめします。

4. 断熱対策

  • 窓の断熱:窓に断熱シートやカーテンなどを設置することで、結露の発生を抑えることができます。特に、冬場は効果的です。
  • 壁の断熱:壁の断熱性を高めることで、室温の安定を図り、結露の発生を抑えることができます。専門業者に相談して、断熱工事を行うことを検討しましょう。

5. 布団の対策

  • 布団乾燥機:布団乾燥機を使用することで、布団の中の湿気を除去し、カビの発生を防ぎます。定期的な使用がおすすめです。
  • 布団カバー:通気性の良い素材の布団カバーを使用しましょう。ダニやカビの繁殖を防ぐ効果もあります。
  • 天日干し:天気の良い日は、布団をしっかりと天日干ししましょう。紫外線による殺菌効果も期待できます。

6. 専門家への相談

状況が改善しない場合、またはカビの被害が深刻な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。専門業者は、原因を特定し、適切な対策を提案してくれます。

インテリアとカビ対策:デザインと機能性の両立

カビ対策は、単にカビを取り除くだけでなく、インテリアデザインも考慮する必要があります。例えば、通気性の良い家具を選ぶ、壁の色を明るい色にする、防カビ効果のある塗料を使用するなど、デザインと機能性を両立させることが重要です。

インテリア選びのポイント

  • 素材選び:通気性の良い天然素材(木、綿など)の家具やカーテンを選ぶと、湿気がこもりにくくなります。一方で、合成樹脂製の家具は湿気を吸いにくいため、カビの発生リスクが低いというメリットもあります。
  • 色の選択:カビが目立ちやすいのは、濃い色の壁や家具です。明るい色のインテリアを選ぶことで、カビの発生に気づきやすくなります。グレーのような落ち着いた色でも、光沢を抑えたマットな質感を選ぶことで、カビが目立ちにくく、清潔感を保ちやすいです。
  • 収納方法:クローゼットやタンスの中は湿気がこもりやすいので、通気性の良い収納ケースを使用したり、除湿剤を置くなど工夫が必要です。

まとめ

北側の部屋のカビ対策は、換気、乾燥、清掃を徹底することが基本です。しかし、それだけでは不十分な場合もあります。原因を特定し、適切な対策を行うことで、カビの発生を防ぎ、快適な生活空間を手に入れましょう。 必要に応じて専門家のアドバイスを受けることも重要です。

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