北側の和室の畳カビ対策と上敷き選び

北側の和室の畳に上敷き(い草)を敷きたいのですがカビが心配です。 子供部屋として畳の上にカーペットを引いて使っていたところ、引っ越してきて二年で部屋がカビ臭くなり、カーペットをはがすとカビが生えていました。結露がひどいので、特に窓側の畳と子供の机の下がカビていて、掃除をしました。今は、何も敷いていないのですが、子供の机+椅子が二つずつあり、引きずるので畳が傷ついて気になっています。カーペットではまたカビが怖いので、い草の上敷きを敷こうと思うのですが、やはり上に敷くと畳がカビやすくなりますか?あと、い草には普通のものと、裏がマットみたいな素材の物とあるのですが、どちらがいいでしょうか?教えてください。よろしくお願いします!

北側和室の畳カビ問題と上敷き効果

北側の部屋は日当たりが悪く、湿気がこもりやすいことから、畳のカビ発生リスクが高いです。特に、お子さんの机や椅子を頻繁に移動させることで、畳への摩擦や傷みが生じ、カビの発生を助長する可能性があります。以前カーペットを敷いていた際にカビが発生した経験から、上敷きを検討されているとのことですが、適切な素材選びと管理方法によって、カビの発生を抑えることは可能です。

上敷きで畳のカビは増える?

結論から言うと、上敷きを敷くこと自体が必ずしも畳のカビを増やすとは限りません。むしろ、適切な上敷きを選ぶことで、畳へのダメージを軽減し、カビの発生リスクを抑制する効果が期待できます。ただし、上敷きを選ぶ際には以下の点に注意が必要です。

上敷きとカビの関係性

カーペットと違い、い草の上敷きは通気性が良い素材です。そのため、畳の湿気をある程度吸収・放散し、常に湿った状態になるのを防ぐ効果があります。しかし、通気性が良いとはいえ、上敷き自体が完全に湿気を遮断するわけではないため、適切な換気や湿度管理が不可欠です。

カビ発生を防ぐためのポイント

* 湿度管理:除湿機を使用する、窓を開けて換気する、エアコンのドライ機能を使うなど、部屋の湿度を50%以下に保つことが重要です。特に梅雨時期や冬場は注意が必要です。
* 通気性の確保:上敷きを敷いたまま、長期間放置せず、定期的にめくって畳の乾燥を促しましょう。
* 掃除の徹底:上敷きは定期的に掃除機をかけ、汚れを落とすことで、カビの発生を防ぎます。必要に応じて、専門業者による畳のクリーニングも検討しましょう。
* 日当たりの確保:可能な限り、窓を開けて日差しを部屋に取り込み、畳を乾燥させましょう。

上敷きの種類と選び方

い草の上敷きには、裏地の種類によって様々なタイプがあります。主なものとして、以下の2種類があります。

1. 裏地なしの上敷き

* メリット:通気性が良く、畳への負担が少ない。価格が比較的安い。
* デメリット:畳に直接接するため、ズレやすい。畳の傷つきやすい部分には不向き。

2. 裏地付きの上敷き(不織布、滑り止め付きなど)

* メリット:ズレにくく、畳への傷つき防止効果が高い。クッション性があるため、座り心地が良い。
* デメリット:通気性が裏地なしのものよりやや劣る。価格がやや高い。

あなたにおすすめの上敷き

お子様がいるご家庭で、机や椅子の移動が多いという状況を考慮すると、裏地付きの上敷き、特に滑り止め加工が施されたものがおすすめです。滑り止め加工によって、机や椅子を移動させてもズレにくく、畳への摩擦による傷つきを防ぎます。また、クッション性があるため、お子様も快適に過ごせます。ただし、通気性を考慮し、不織布などの通気性の良い素材を選びましょう。

専門家の意見

畳職人に話を聞くと、上敷きを敷くことは畳の寿命を延ばす効果があると言われています。ただし、適切な素材選びと管理が重要です。特に、湿気がこもりやすい北側の部屋では、定期的な換気と湿度管理が不可欠です。カビが生えてしまった場合は、放置せずに早めに専門業者に相談することをお勧めします。

まとめ:快適な和室を実現するための具体的なステップ

1. 湿度管理:除湿機や換気扇などを活用し、室内の湿度を常に50%以下に保ちましょう。
2. 上敷き選び:滑り止め付きの不織布裏地の上敷きを選び、畳への傷つきを防ぎましょう。
3. 定期的な掃除:上敷きと畳の両方を定期的に掃除機で掃除し、清潔さを保ちましょう。
4. 日々の換気:窓を開けて、十分な換気を行いましょう。
5. 専門家への相談:カビの発生が気になる場合は、畳専門業者に相談しましょう。

これらの点を注意することで、カビの心配を軽減し、快適な和室を実現できるはずです。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)