勾配のある土地での建築トラブルと対処法

建築トラブルについて質問です。少し勾配のある所に2階建ての鉄筋の建物を建てました。ところが、裏口の方が土地が高くなっているのに土台が低いため、集中豪雨になったら裏口玄関が浸水しそうです。建築関係の方の何人かに訊いたところ、間違いなくレベル設定を間違えて低くしたのだろう、これでは側溝をつけないとダメと言われました。が、その建築家は間違えは頑として認めず、側溝もいらないと言いました。建物もあちこち不具合があったり、建築家と話し合った事が建設会社に全然伝わってなくて困ったことも多々ありました。もし玄関、建物の中が水浸しになったら電気配線が二重床なので被害が大きいです。また、朝は結露がひどく、精密機械が入っている部屋もひどかったのですが、鉄筋の建物だから当たり前だと言われました。最初は熱心でいい方だと思っていましたが、いざ工事が始まるととてもいい加減な上謙虚じゃなく失敗は謝らないタイプです。しかも現場監督にいろいろ頼んでいるらしく組んでいるという印象です。もう外構のみとなりましたが、現場監督は水が入っても責任持たない、ときっぱり。建物の工事が終わった途端態度もとても悪くなり、貸していた駐車場のポールも不自然に壊されていたり、物を地面に叩きつけているところも目撃しましたので、何をされるか分からないような状態。怖い思いをしています。現場監督を変えて欲しいと建設会社に言っても良いものなのでしょうか?また、設計の時点で精密機械がどの部屋に入ると分かっている場合でも結露なんか当たり前だと言って何の対策も講じないのは当たり前の事なのでしょうか?浸水して被害が出た場合など、何処へ相談すればいいのでしょうか?損害賠償は請求できるのでしょうか?たくさんありますがよろしくお願いいたします。

1.裏口浸水リスクと対策

ご自宅の裏口浸水リスク、大変ご心配ですね。建築士がレベル設定を誤り、土台が低いため集中豪雨で浸水する可能性が高いという指摘は、専門家の意見として非常に重要です。建築士が責任を認めず、側溝設置も拒否している状況は、問題です。

まず、写真や動画で裏口周辺の状況を記録しましょう。土地の勾配、土台の高さと地面の高低差、排水状況などを明確に捉えられます。これは、後々の証拠として非常に重要になります。

次に、建築士と建設会社に書面で改善要求を行いましょう。具体的な内容としては、以下の通りです。

* 浸水リスクの指摘とその根拠(専門家の意見も提示)
* 具体的な改善策として側溝設置の提案
* 改善期限の設定
* 改善されない場合の対応(損害賠償請求など)

書面は内容証明郵便で送付することをお勧めします。これにより、送付した事実と内容が明確に記録され、後の交渉に有利に働きます。

もし、書面での改善要求にも応じない場合は、次のステップに進みましょう。

2.結露問題と対策

鉄筋コンクリート造だから結露は当たり前、というのは誤った認識です。適切な断熱・換気対策がなされていれば、結露は大幅に軽減できます。精密機械がある部屋での結露は、機械の故障にも繋がりかねません。

建築士に、結露対策の不備について書面で責任を問いただしましょう。設計段階で精密機械の設置場所が分かっていたにも関わらず、対策が講じられていないことは、明らかに設計ミスです。

具体的な改善策としては、以下の提案が考えられます。

* 窓の断熱性能向上(複層ガラスへの交換など)
* 壁の断熱材増設
* 換気システムの改善(24時間換気システムの導入など)

3.現場監督とのトラブルと対応

現場監督の態度が悪化し、威圧的な行動が見られるとのこと、大変危険な状況です。建設会社に直ちに現場監督の変更を要求しましょう。

建設会社に連絡する際には、これまでのトラブル(駐車場ポールの破壊、威圧的な態度など)を具体的に伝え、安全上の懸念を訴えましょう。現場監督の交代が認められない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。

4.相談窓口と損害賠償請求

浸水被害やその他の不具合が発生した場合、以下の機関に相談できます。

* **建設会社:** まずは建設会社に連絡し、状況を説明し、解決策を求めましょう。
* **建築士事務所:** 建築士にも責任があるため、直接連絡し、対応を求めましょう。
* **住宅瑕疵担保責任保険機構:** 住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、機構に相談できます。
* **弁護士:** 弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。
* **消費者センター:** 消費者センターにも相談できます。

損害賠償請求については、専門家(弁護士)に相談することが重要です。損害の程度、責任の所在などを明確にして、適切な請求を行う必要があります。証拠となる写真、動画、書面などを整理しておきましょう。

5.今後の対応

今回のトラブルを教訓に、今後の建築工事では、以下の点に注意しましょう。

* **建築士・建設会社をよく選定する:** 複数の業者から見積もりを取り、実績や評判をしっかり確認しましょう。
* **契約内容をしっかり確認する:** 契約書の内容を理解し、不明な点は質問しましょう。
* **定期的な現場確認を行う:** 工事の進捗状況を確認し、問題があれば早期に指摘しましょう。
* **記録をしっかり残す:** 写真、動画、書面などを残し、証拠として活用しましょう。

6.専門家の視点

建築士の責任を問うためには、専門家の意見が必要となる場合があります。建築士や弁護士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

7.まとめ

今回のトラブルは、建築士の責任が大きいと考えられます。しかし、建設会社にも責任がある可能性があります。そのため、建設会社と建築士双方に責任を追及していく必要があります。早急に書面で改善要求を行い、必要に応じて弁護士に相談しましょう。

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