1.裏口浸水リスクと対策
ご自宅の裏口浸水リスク、大変ご心配ですね。建築士がレベル設定を誤り、土台が低いため集中豪雨で浸水する可能性が高いという指摘は、専門家の意見として非常に重要です。建築士が責任を認めず、側溝設置も拒否している状況は、問題です。
まず、写真や動画で裏口周辺の状況を記録しましょう。土地の勾配、土台の高さと地面の高低差、排水状況などを明確に捉えられます。これは、後々の証拠として非常に重要になります。
次に、建築士と建設会社に書面で改善要求を行いましょう。具体的な内容としては、以下の通りです。
* 浸水リスクの指摘とその根拠(専門家の意見も提示)
* 具体的な改善策として側溝設置の提案
* 改善期限の設定
* 改善されない場合の対応(損害賠償請求など)
書面は内容証明郵便で送付することをお勧めします。これにより、送付した事実と内容が明確に記録され、後の交渉に有利に働きます。
もし、書面での改善要求にも応じない場合は、次のステップに進みましょう。
2.結露問題と対策
鉄筋コンクリート造だから結露は当たり前、というのは誤った認識です。適切な断熱・換気対策がなされていれば、結露は大幅に軽減できます。精密機械がある部屋での結露は、機械の故障にも繋がりかねません。
建築士に、結露対策の不備について書面で責任を問いただしましょう。設計段階で精密機械の設置場所が分かっていたにも関わらず、対策が講じられていないことは、明らかに設計ミスです。
具体的な改善策としては、以下の提案が考えられます。
* 窓の断熱性能向上(複層ガラスへの交換など)
* 壁の断熱材増設
* 換気システムの改善(24時間換気システムの導入など)
3.現場監督とのトラブルと対応
現場監督の態度が悪化し、威圧的な行動が見られるとのこと、大変危険な状況です。建設会社に直ちに現場監督の変更を要求しましょう。
建設会社に連絡する際には、これまでのトラブル(駐車場ポールの破壊、威圧的な態度など)を具体的に伝え、安全上の懸念を訴えましょう。現場監督の交代が認められない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。
4.相談窓口と損害賠償請求
浸水被害やその他の不具合が発生した場合、以下の機関に相談できます。
* **建設会社:** まずは建設会社に連絡し、状況を説明し、解決策を求めましょう。
* **建築士事務所:** 建築士にも責任があるため、直接連絡し、対応を求めましょう。
* **住宅瑕疵担保責任保険機構:** 住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、機構に相談できます。
* **弁護士:** 弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。
* **消費者センター:** 消費者センターにも相談できます。
損害賠償請求については、専門家(弁護士)に相談することが重要です。損害の程度、責任の所在などを明確にして、適切な請求を行う必要があります。証拠となる写真、動画、書面などを整理しておきましょう。
5.今後の対応
今回のトラブルを教訓に、今後の建築工事では、以下の点に注意しましょう。
* **建築士・建設会社をよく選定する:** 複数の業者から見積もりを取り、実績や評判をしっかり確認しましょう。
* **契約内容をしっかり確認する:** 契約書の内容を理解し、不明な点は質問しましょう。
* **定期的な現場確認を行う:** 工事の進捗状況を確認し、問題があれば早期に指摘しましょう。
* **記録をしっかり残す:** 写真、動画、書面などを残し、証拠として活用しましょう。
6.専門家の視点
建築士の責任を問うためには、専門家の意見が必要となる場合があります。建築士や弁護士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
7.まとめ
今回のトラブルは、建築士の責任が大きいと考えられます。しかし、建設会社にも責任がある可能性があります。そのため、建設会社と建築士双方に責任を追及していく必要があります。早急に書面で改善要求を行い、必要に応じて弁護士に相談しましょう。