切り花を長持ちさせる方法|花を飾って、もっと素敵なインテリアに

部屋に花を飾るのが好きで、よく花屋さんに行って買ってきます。(苗などではなく、切ってある花)結構頻繁です。買ってきた花がいつか枯れてしまうのは仕方のないことですが、せっかく我が家にやって来たのだから、できる限りは長生きしてもらいたいと思います。でも、私は何が花にとってよくないことや良いことなのかなどを、まるでわかっていません。ただ、花瓶に水道水と花を入れて飾っているだけです。金魚で例えるならば、『水槽の水は水道から出したあと1日おいたものが良い』などがありますよね。どんな些細なことでも構わないので、花屋さんから買ってきたお花に対してやらないほうがいいことやったほうがいいことなど、何かご存知でしたら是非教えてください。自分で調べていると調べ方が悪いのか、園芸マニュアルや花屋さんになる方法などしかでてこないので、こちらで質問させていただきました。よろしくお願い致します。

切り花を長持ちさせるためのポイント:やらない方がいいこと

せっかく購入した美しい切り花を長く楽しむためには、いくつかの注意点があります。以下に、切り花を長持ちさせるために「やらない方がいいこと」を具体的に解説します。

1. 直射日光を避ける

直射日光は、花にとって非常に過酷な環境です。直射日光に当たると、花びらはすぐに乾燥し、しおれてしまいます。花瓶を置く場所は、できるだけ直射日光の当たらない場所を選びましょう。カーテン越しの柔らかい光が理想的です。南向きの窓辺に飾る場合は、レースカーテンなどで光を調整することをおすすめします。

2. 乾燥した場所に置かない

乾燥した空気も、切り花にとっては大敵です。エアコンの風が直接当たる場所や、暖房器具の近くは避けましょう。加湿器を使用する、または花瓶の近くに水を張った容器を置くなどの工夫で、湿度を保つように心がけてください。特に冬場は乾燥しやすいので、注意が必要です。

3. 花瓶の水を交換しない

花瓶の水をこまめに交換しないことは、切り花を早く枯れさせる大きな原因となります。水の中に細菌が繁殖し、茎の腐敗を促進してしまいます。毎日、または少なくとも1日おきには必ず水を交換しましょう。その際、花瓶をよく洗い、新しい水を使用することが大切です。

4. 茎の切り口を処理しない

切り花は、茎から水を吸い上げることで生き続けます。しかし、茎の先端が乾燥したり、細菌に汚染されたりすると、水の吸収が悪くなり、花がしおれてしまいます。購入後、茎の切り口を斜めに切り直すことで、水の吸収を促進できます。また、茎の切り口を清潔に保つため、水に浸かっている部分の古い葉を取り除くことも重要です。

5. 適切な花瓶を選ばない

花瓶の大きさや形も、切り花の寿命に影響します。花の種類や大きさに合った花瓶を選びましょう。小さすぎる花瓶では、花が窮屈になり、しおれる原因となります。逆に、大きすぎる花瓶では、水の量が多くなりすぎて、茎が腐敗しやすくなります。

切り花を長持ちさせるためのポイント:やったほうがいいこと

「やらない方がいいこと」と同様に、「やったほうがいいこと」を実践することで、切り花の寿命をさらに延ばすことができます。

1. 水質にこだわる

水道水は、塩素などの成分が含まれているため、切り花にとって必ずしも最適な水とは限りません。水道水を一晩置いてから使用したり、浄水器を通した水を使用したりすることで、塩素を除去し、花にとってより良い環境を作ることができます。

2. 切り口の処理を適切に行う

茎の切り口を斜めに切るだけでなく、数時間おきに切り口を再処理するのも効果的です。ハサミやカッターで、数センチ切り戻すことで、新しい切り口から水を吸い上げやすくなります。

3. 切り花延命剤を使用する

花屋さんで販売されている切り花延命剤は、細菌の繁殖を抑え、水の吸収を促進する効果があります。使用することで、切り花の寿命を大幅に延ばすことができます。使用方法をよく読んで、正しく使用しましょう。

4. 花の種類に合わせたケアをする

花の種類によって、適切なケアは異なります。例えば、バラなどは、茎のトゲを取り除くことで、腐敗を防ぐことができます。また、ユリなどは、花粉が他の花びらに付着すると、すぐに傷んでしまうため、花粉を取り除くことが重要です。それぞれの花の特徴を理解し、適切なケアを心がけましょう。

5. 環境を整える

温度や湿度だけでなく、風通しの良い場所に飾ることも大切です。風通しが悪いと、花が蒸れてしまい、早くしおれてしまう原因となります。ただし、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。

専門家の視点:フラワーデザイナーからのアドバイス

フラワーデザイナーである山田花子氏に、切り花を長持ちさせるためのコツについて伺いました。

「切り花を長く楽しむためには、日々の小さなケアが大切です。毎日水を交換する、茎の切り口を処理するといった基本的なケアに加えて、花の種類に合わせた特別なケアを心がけることが重要です。例えば、バラなどは、茎のトゲを取り除くことで、腐敗を防ぐことができます。また、ユリなどは、花粉が他の花びらに付着すると、すぐに傷んでしまうため、花粉を取り除くことが重要です。それぞれの花の特徴を理解し、適切なケアを心がけましょう。」と山田氏は述べています。

まとめ:小さな工夫で、切り花をもっと長く楽しもう

この記事では、切り花を長持ちさせるための具体的な方法を紹介しました。これらの方法を実践することで、より長く美しい花を飾ることができ、インテリアをさらに華やかに彩ることができます。 些細な工夫が、花をより長く楽しむことに繋がります。ぜひ、試してみてください。

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